プロジェクトマネージャーが絶対に読んでおきたいプロジェクト管理の本

 2017.07.24  株式会社システムインテグレータ

プロジェクトマネージャーになって、何年経過しようと続けたいのが“読書”です。読むものはやはり、プロジェクト管理について述べたビジネス書が良いでしょう。プロジェクトマネージャーには実に多くのスキルや知識が要求されるので、それを現場で身に付けていこうというのは、あまりにも効率の悪い作業です。

また、スキルや知識を身に付けるまでプロジェクトが待ってくれることもなく、その間にもどんどん進んでいきます。プロジェクトに取り残されるようでは、プロジェクトマネージャーとして失格です。

そこでやはり、ビジネス書を読むことによって、先人たちの知恵やノウハウを吸収することが、プロジェクト成功へ導く鍵だと言えます。今回はそんな、プロジェクト管理についてのビジネス書を6つまとめました。

主に新米プロジェクトマネージャーに読んでいただきたいプロジェクト管理本ですが、中堅やベテランのプロジェクトマネージャーも、読んでみるとこれまで気づけなかった知見を見つけ出すことができるかもしれません。

それではさっそく紹介していきましょう。

プロジェクトマネージャーにおすすめのプロジェクト管理本

1.人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない(フレデリック・P・ Jr.・ブルックス)

古典中の古典で、初版が発行されたのは40年以上も前のことです。しかし、ソフトウェア開発の本質を突いたビジネス書として、現在でも多くのプロジェクトマネージャーやエンジニアに愛されている古典でもあります。

ソフトウェア開発の現場ではあまりにも有名な「銀の弾丸などない」はこのビジネス書から生まれています。また、有名なブルックスの法則も同書によって初めて登場しました。

ブルックスの法則とは

「遅れているプロジェクトに人を追加しても、ますます遅れるだけである」というプロジェクト管理の理論。

著者自身がエンジニアであることから、ソフトウェア開発の現場を主題にした内容ですが、プロジェクト管理という視点で見れば幅広い分野に活用できる知識やノウハウが詰まっています。

2.情報処理教科書 プロジェクトマネージャ(ITのプロ46、三好 康之)

三好 康之氏というコンサルタントが執筆したビジネス書であり、情報処理技術者試験の区分である“プロジェクトマネージャ試験”に合格するための試験対策本でもあります。この本をおすすめする理由は、理論と実践のバランスが塩梅で、知識をノウハウを同時に吸収できる点にあります。

プロジェクト管理に関するお役立ち資料

また、試験対策本としても人気が高いので毎年加筆修正が加えられ最新版が販売されています(現在は2017年版)。

実践経験は実務の中でしか養われないものですが、知識やノウハウとして吸収しておくことで、一つ一つのプロジェクトに対する経験値を高めることができます。

3.マンガでわかるプロジェクトマネジメント(広兼 修、 トレンド・プロ、 さぬきやん)

「活字が苦手」という方は、漫画でプロジェクトマネジメントに関する役割を理解しましょう。漫画だと思って侮ってはなりません。ゆっくりと読み進めても2時間程度で読み終わる内容で、プロジェクトマネジメントの何たるかを知ることができます。直感で理解できる分、初めて読むプロジェクト管理本としてはいいかもしれません。

ちなみに漫画ではない解説部分もありますが、うまくまとまっているので読むのが苦になることはないでしょう。

4.ピープルウェア(トム・デマルコ)

著者は米国のソフトウェア工学者であり、マネジメントコンサルタントの第一人者でもあるトム・デマルコ氏です。「意図的に稚拙なモックアップを提示して、早期段階で様々な要件を引き出す」という有名な管理手法である“かかし”を生んだのは彼です(著書「アドレナリン・ジャンキー」にて)。

同書はプロジェクト管理に関する知識やノウハウをまとめた本というより、トム・デマルコ氏のエッセイをまとめたものです。

彼が現場にて経験にもとづく法則をいくつも紹介しており、プロジェクトマネージャーのティップス集と言ってもいいでしょう。体系立てた知識やノウハウよりも、プロジェクトマネージャーとしての心構えだとか、取り組み方を学ぶのに適しています。

5.ソフトウェア見積り(スティーブ・マコネル)

プロジェクトマネージャーにとって“見積もり”はとても重要な仕事です。しかし、ベストなやり方がまだ確立されていない分野でもあるので、最も難しい仕事の一つでもあります。

同書が主に伝えたいことは「見積もり幅」ということで、プロジェクトマネージャーは見積時に幅を持たせ、予定通りのプロジェクト完了を目指すことが重要だとしています。つまり「いつまでに」という期限は、リスク管理との兼ね合いを考慮して、幅をもたせて回答するのがプロジェクトマネージャーとしての役目だと語っているのです。

「プロジェクトの見積もりがどうも苦手だ」という方はぜひ手に取ってみてください。

6.統合型プロジェクト管理のススメ (弊社代表 梅田弘之)

弊社、代表の梅田が執筆させていただいた書籍です。IT業界にとって“プロジェクト管理力の向上”は永遠の課題です。しかし、失敗プロジェクトがなくならないのも現状です。どのプロジェクトマネージャもこのテーマに取り組んでいることでしょう。

本書は、 “IT業界の近代化”をテーマに長年プロジェクト管理に携わってきた梅田の経験をもとに、現場で使えるプロジェクト管理手法を実際の運用ベースに沿って具体的に解説しています。本書の中で紹介している技術や知識を活用すれば、プロジェクトを成功へと導くことでしょう。本当に現場で役立つヒントをご紹介していますので、日本国内でプロジェクト管理に携わる方は、ぜひご確認ください。

コラム:絶対に押さえておきたいビジネス書の読み方

上記で紹介したプロジェクト管理本は、5冊ぜんぶとは言わずとも、必ず1冊は読んでほしいというものばかりです。しかし“ただ読むだけ”では意味がありません。ビジネス書は、程度は違えど実践に役立つ知識やノウハウを紹介しています。それらを吸収しなければ、ビジネス書を読む意味はないのです。

そこで、ビジネス書を読む上で絶対押さえていただきたい“読み方”を紹介します。これまでビジネス書をなんとなく読み進めていた方は、ぜひ意識してみてください。

ビジネス書はぜんぶ読まない

ビジネス書は小説と違って、時系列で物語が進行するようなものは稀です。章や項目ごとに内容分かれている場合が多いので、何もぜんぶ読む必要はないのです。自分が「これが知りたい」と気になったポイントだけを読めば、読書時間を大幅に短縮できます。よく、1日1冊ビジネス書を読んでいるなんて人がいますが、その多くがぜんぶを読まず、自分が興味のあるポイントだけ読んでいるのです。

読んだ内容を自分なりに整理する

読んだ内容をしっかりと吸収するためにも、ノートなりメモ帳なりに内容を整理します。読むだけではなく“書く”ことで、頭に叩き込んでいくのです。

しばらく時間を置いてまた読む

一度読んだビジネス書を、時間を置いてまた読むというのも効果があります。前回読んだときとは違って視点で物事を捉えられたりするので、同じ内容からいくつもの知恵を吸収することができます。

読んだ内容はすぐに実践する

読んだ内容はすぐに実践しましょう。それが実践で機能するものなのかどうか、自分自身で判断することができます。

ビジネス書は必ず自分で買う

図書館などお金をかけずに読む方法はいくらでもありますが、欲を言えばビジネス書はすべて自分で購入して読むのがベストです。好きな時に読めるというメリットもありますし、やはり自分でお金を支払って買ったという事実が、モチベーションを高めてくれます。

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まとめ

世界には様々なビジネス書が出回っていますが、中には「読んでも何も吸収するものはなかった」という本もあります。そうした時間は無駄になってしまうので、やはり口コミが多く人気の高いビジネス書を読むことをおすすめします。また、実践ですぐに使えるヒントが詰まった内容もおすすめです。

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