Asprova(アスプローバ)
高度なSCMを支える生産スケジューラ
Asprovaは生産計画の課題を解決します
Asprova総合紹介資料
Asprovaとは
Asprovaは、あらゆる製造業の生産資源を最大限に活用し、現場の業務課題の解決から収益の改善まで実現する生産スケジューラです。
企業のグローバル化や急激な市場の変化などによってサプライチェーンが複雑化するなか、製品のQCD(品質・コスト・納期)をいかにして高めるかが、ものづくりの現場が抱える重要課題のひとつとなっています。
そこでAsprovaは、設備や人員の負荷を加味しながら、機械や作業員それぞれの稼働スケジュールを秒単位の高精度で素早く作成することで生産計画を最適化し、現場が主体的に動いて生産に専念できる環境をご提供します。
Asprova 4つの特徴
実用的なスケジューリングロジック
工場内の各機械・各人員のスケジュールを、材料制約や負荷を考慮しながら秒単位の精度で計画します。
直感的に操作可能な分かりやすいUI
負荷状況や納期遅れなど、さまざまな情報をテーブル、チャート、グラフといた視認性の高いUIで可視化します。
柔軟な連携を実現する外部インターフェース
基幹システムや生産管理システム、MESなどと連携するためのDBやテキストファイルのインポート/エクスポート機能を、標準でご用意しています。
きめ細やかなグローバルサポート体制
日本国内はもとより、世界20ヵ国における販売網やサポート体制を保持。10ヵ国語以上の言語にも対応しています。
モジュール構成
Asprovaでは、利用目的にあったモジュールを自由に選択できます。
Asprova APS
MSモジュールをベースに受注オプションと購買オプションを標準装備したモジュール
Asprova MS
多品種・多工程の生産計画を高速に作成する工場向けの計画モジュール
Asprova MS Light
必要最低限のマスタデータで、生産スケジューリングができる計画モジュール
Asprova SED
手動での計画編集や、作業の並び替えを自動で行う機能などを標準装備した計画モジュール
Asprova MES
立案した計画データを製造指示として現場に表示するための計画モニタ機能
NLS
ネットワーク認証サーバ
DS
データサーバ
Asprova活用によって解決できる課題
- 需要情報をもとに、工場全体の製造稼働計画を立案したい
- PSI表に基づく計画立案作業の短縮化や可視化を行いたい
- 精緻な製造計画立案を行い、過剰在庫を抑制したい
- 製造現場の負荷や制約条件に基づいた製造計画を自動立案したい
- 作業員のスキルやシフトに基づいた作業計画や要員計画を立案したい
- 作業員数によって変動するタクトタイムを自動計算させたい
- ボトルネック工程の負荷調整を自動で行いたい
- 特注仕様を加味したM-BOM生成や製造計画立案を自動化したい
- タイムリーに納期の照会や回答を行いたい
Asprova活用に向いている業種
- 化学
- 電子部品・デバイス・電子回路
- 機械・機械部品
- 輸送用機械器具
- 食料品
- 金属製品
- ゴム製品
- プラスチック製品
- 印刷
- 繊維工業
生産計画を最適化
ものづくり現場では、日常的に品目が追加されたり、ラインの構成が変わったり、新しい設備が追加されたりします。この時、システムにもともと備わっている標準機能が少ないためにカスタマイズに頼ることになると、費用が膨れ上がりバージョンアップ時にも影響を及ぼします。
Asprovaはものづくり現場から拾い上げたさまざまなニーズに対応するために、豊富な標準機能を搭載してます。長年にわたってユーザーの声に応え、定期的なバージョンアップを行うことで、現場が必要とする機能を充実させてきました。導入企業様の90%以上が、この実践的かつ豊富な機能を活用してノンカスタマイズで運用されています。
導入効果
迅速で正確な納期回答
現在の進捗状況から数カ月先の生産計画までを一目で見ることができます。その場で確認して納期を回答できるようになり、ビジネスチャンスを逃しません。
計画的な生産体制
将来の設備や人員の負荷状況を把握できるため、シフト変更や外注など、早めの対応が可能です。
製造リードタイムの短縮
秒単位の時間軸でシミュレーションすることで、正味作業時間に基づいた、あるべき姿の作業時間が算出されます。
在庫の削減
過去と未来の在庫推移を製品ごとに見ることで、未来の過剰在庫や不足気味の在庫を確認できます。
導入実績
Asprovaは、国内で2,377本・海外で934本の導入実績を誇る国内シェアNo.1の生産スケジューラです。豊富な実績をもとに蓄積されたノウハウが反映されており、幅広い業種で活用されています。
弊社は、ERPの生産計画や負荷調整でなかなか実現できていない「各種制約条件を考慮した生産計画の立案」というお客様のご要望にお応えするため、2016年から生産スケジューラ「Asprova」と製造業向け統合ERP「GRANDIT」を連携させた「PSIソリューション*」をご提供してきました。さらに、統合化BOMやMES、AI外観検査などのソリューションと組み合わせて、工場のスマート化を支援しております。
また、アセンブリ製造業以外にもプロセス製造業様への豊富な導入知見を活かし、SCP(サプライチェーンプランニング)やS&OP(販売・業務計画)の視点に立った需給・生産計画立案のシステム構築も多数行っております。
*PSIソリューションについて詳しくは以下のページをご覧ください。
https://products.sint.co.jp/asprova/psi
導入事例
背景・課題
ある化学品製造業のお客様は、以下のような課題をお持ちでした。
- 受注生産がメインで、日々変動する需要調整に時間を要する
- 作業負荷が高い
- 過剰在庫になるケースが多い
属人化が進み、特定のスタッフしか計画立案ができず、また納期遅延を避けるために過剰在庫になりがちといった状態でした。
Asprova導入の結果
プロトタイプの動きを確認しながら機能実装や業務の流れが設計できること、プロトタイプをそのまま実務で利用できるといった点が評価され、Asprovaを導入いただきました。
属人化の解消
Asprovaの運用が定着し、Excelで作成してた計画がシステム化されたことで、特定のスタッフ以外でも計画立案が可能になり、属人化が解消されました。
過剰在庫の解消
PSIで月次→週次→日次の切り口で需要計画の立案と見直しが可能になり、過剰在庫になりにくい仕組みを構築しました。
生産計画の高度化
自工場だけでなく、工場間での需要を意識した計画立案や、協力会社へのOEM製品の製造依頼計画も可視化されたことで、生産計画の高度化を実現できました。
現場のお客さまの声
生産リードタイムの短縮
負荷や在庫が見える化されたことで、生産ラインの能力を考慮した計画立案が可能となり、リードタイム短縮と在庫削減を実現できました。
生産計画が簡単に
リスケジュールやシミュレーションを瞬時に行えるようになったことで、飛び込み注文や納期変更、キャンセルなどのオーダ変更にも即時対応できます。営業との納期共有もスムーズになりました。
キャッシュフローの改善
品目ごとに「過剰在庫なのか」「在庫切れ間近なのか」「金額にしていくら在庫があるのか」がわかるようになり、ムダな仕入れや生産がなくなりました。
リカバリ作業の軽減
日々の生産計画変更に対応するための部材状況の確認や関係者との調整がほぼ不要なり、会議時間も大幅に削減できました。
SCMの情報基盤を構築
自社工場間の需給計画や協力工場への製造依頼計画も含め、情報共有がスムーズになりました。SCM基盤として活用しています。
機能
ものづくり現場から拾い上げたさまざまなニーズに対応する豊富な標準機能を搭載しています。
※画像をクリックすると拡大表示されます。
Asprova動作環境
価格
ライセンス費用
モジュールごとにライセンス費用が発生します。オプションを追加した場合は別途費用が発生しますので、利用予定機能に合わせたモジュール選択をお薦めします。標準構成価格は480万円からです。
導入費用
Asprova導入には、プロトタイプ作成、検証、稼働支援などの導入作業が必要です。導入に関わる金額は、お客様の条件や要件などによって異なります。詳しくはフォームよりお問い合わせください。
導入の流れ
Asprova AWARD
2016年から「Asprova」と製造業向け統合ERP「GRANDIT」を連携させた「PSIソリューション」のご提供を開始し、これまでにAsprova AWARDを3回受賞いたしました。
Asprova認定資格者は11名在籍しており、アスプローバ社のパートナーとしてその高い専門性と顧客満足度を高く評価されています。
2017年度 | New Partner Award 受賞 |
2018年度 | Silver Partner Award 受賞 |
2019年度 | Silver Partner Award 受賞 |
生産スケジューラとは
生産スケジューラとは、必要な生産量に対して人員や設備といった製造現場のリソースを適切に割り当て、生産計画を立案するシステムです。
一般的な生産管理システム(およびERPシステムの生産管理機能)にも資材所要量計画(MRP)の機能がありますが、リソースの制約や負荷を加味した精緻な計画の立案はできません。
生産スケジューラは、各工程の作業時間を分秒単位で計算して時間配分や在庫引当、作業員の割り振りを行うだけでなく、負荷平準化機能によってリソースを最大限に活用した生産計画を実現します。
よくあるご質問
-
Asprovaの特徴はなんですか?
Asprovaは、世界3,400本以上の導入実績から得たノウハウを反映し、製造業におけるさまざまな現場に対応できる生産スケジューラです。人材や設備など製造現場リソースの制約条件を加味しながら、高精度かつ高速で生産スケジュールを自動作成することで、生産計画の属人化を解消し生産業務を大幅に効率化できます。
また、国内外の経験豊富なパートナーによる導入支援を提供しており、充実したサポート体制でお客様の業務改善をお手伝いいたします。
-
ほかの生産スケジューラとの違いはなんですか?
Asprovaは機械や人員のスケジュールを、制約や負荷を加味した秒単位の精度で作成します。さらにERPやMESなど外部システムともプログラムレスで柔軟に連携することで、日程計画の立案業務を効率化・最適化できます。
また、ものづくり現場から拾い上げたさまざまなニーズに応え、幅広い計画要件に対応できる豊富な標準機能と視認性の高いUIを備えているため、ユーザー様の90%以上がカスタマイズなしで導入されています。
-
他社が提供するAsprovaとの違いはなんですか?
システムインテグレータは製造業向けソリューションの豊富な導入実績を持っております。2016年にAsprovaの販売・導入支援を開始してからこれまでAsprova Awardを3度受賞し、アスプローバ社のパートナーとして高い専門性と顧客満足度を評価いただいております。
また、単体のシステム導入による業務の個別最適化だけでなく、経営から現場までトータルな業務効率化をご提案しております。システムインテグレータが展開するスマートファクトリーソリューションは、ものづくり企業に必要な業務システム・制御装置・デバイスをデジタルで有機的につなげることで、企業全体の最適化を実現します。
■システムインテグレータのスマートファクトリーソリューション
https://products.sint.co.jp/asprova/smartfactory-solutions -
他社製品にはない強みを教えてください。
Asprovaは、国内2,445本・海外1,001本の導入実績を誇る国内シェアNo.1の生産スケジューラです。幅広く豊富な実績から蓄積されたノウハウを凝縮しており、多品種多工程な現場の生産スケジューリングも高精度・超高速で作成できます。
また、世界20カ国でサポート体制を完備し、15カ国語に対応しているため、国内外問わず安心してご利用いただけます。
-
具体的な導入効果を知りたいのですが。
- 生産計画の作成にかかる工数を3分の1まで削減
- 製造リードタイムを3分の1に短縮
- 工場全体の見える化により時間当たりの生産量を30%向上
- ERPとの連携によって倉庫在庫の大幅な削減と納期遵守率の向上を実現 など
-
導入前に操作を試すことはできますか?
アスプローバ社のHPから無料体験版Asprovaをご利用いただけます。入門マニュアルを参考にプロトタイプを作成できますので、ぜひお試しください。
また、Asprovaの基本的な操作方法について学べるAsprova入門トレーニングセミナーや、プロトタイプを一から作成するAsprovaプロトタイプ体験セミナーなど、各種セミナーを開催しております。ご参加のうえ、ご検討にお役立てください。
-
向いている業種・向いていない業種はありますか?
組立加工製造業からプロセス製造業まで幅広く、ご活用いただいております。まずはお気軽にご相談ください。
-
計画立案を自動で行うことはできますか?
自動での計画立案機能は現状ご提供しておりません。ですが、御社の制約条件をきめ細かく組み込むことで、精度の高い計画立案・最適化を実現することができます。
-
基幹システムと組み合わせて利用することはできますか?
データ連携を行う機能が標準装備されてますので、容易に組み合わせることができます。入出力時にデータ連携も行えます。
-
マスタメンテナンスは大変ですか?
メンテナンスをしやすいように、入力支援シートをご用意しておりますので、ご安心ください。
-
導入するにあたり、プログラムの修正はありますか?
原則、プログラムの修正(カスタマイズ)は行わず、標準機能での導入を行っております。プログラムの修正をしなくとも、計画パラメータの設定により計画業務にマッチした計画システムが構築できます。
関連サイト
システムインテグレータは業務のデジタル化カンパニーです
弊社は日本初のERPを企画・開発したエンジニアが創業したERPのプロフェッショナル集団です。多くの製造業のお客様から支持いただき、東証1部に上場しております。
統合型ERP「GRANDIT」は2007年から提供しており、独自開発した「生産管理アドオンモジュール」は多くの製造業様の業務効率化に貢献して参りました。中でも、2016年にリリースした「Asprova」と「GRANDIT」を連携させた「PSIソリューション」は、生産業務とバックオフィス業務を高度に効率化させ、“ものづくり”現場の実態に沿った生産計画立案を実現しております。
このような経緯を経て、当社は「Asprova」の製品導入から開発運用全般を支援しており、2017年・2018年・2019年にはAsprova事業に大きく貢献したパートナーに授与されるPartner Awardを受賞しました。これは生産スケジューラを導入支援する実力がトップクラスの証であると自負しております。
生産スケジューラの導入をご検討であれば、ぜひ弊社にお問い合わせください。
最新情報
- 2023.02.17
- PLCとは?シーケンサとは?仕組みや種類、メリットなどを徹底解説
- 2023.02.16
- サプライチェーンとは?用語の意味や具体例、重要性をわかりやすく解説
- 2023.02.16
- SCM(サプライチェーンマネジメント)とは?仕組みを基礎からわかりやすく解説
- 2023.01.19
- スマートファクトリーの意味とは?5つのメリットやロードマップ例を紹介
- 2023.01.19
- MPSとMRPの違いとは?計画の立て方、生産スケジューラの活用方法を解説
セミナー・イベント情報
- 2024.08.06
- DX時代の製造現場、ノウハウに依存しない生産体制づくりのコツ
- 2024.02.06
- 業界リーダーが語る!スマートファクトリーへの道~全体最適を実現する実践的アプローチ~
- 2024.01.24 - 26
- 【東京】第8回 スマート工場EXPO
Asprovaの詳細はこちら
生産スケジューラ「Asprova」総合紹介資料