プロセス製造業の未来を、mcframeとともに。

計画変更が現場に届かない、原価が把握できない、在庫情報が信頼されない
ERPで埋まらない“現場とのギャップ”に、私たちは向き合い続けています。
プロセス製造業に特化した実績で、mcframeの真価を引き出します。
mcframeとは
mcframeは、ビジネスエンジニアリング株式会社が開発した日本発の製造業向けに特化した基幹ソリューションパッケージです。サプライチェーン管理(SCM:生産管理・販売管理)と原価管理(PCM)のモジュールで構成され、企業の規模に合わせて最適な導入が可能です。また、組織変更やグローバル展開など、変化し続ける製造業のバリューチェーンにも柔軟に対応します。
そして製造業を取り巻く多様なニーズに応えるため、mcframeはプロセス製造業から組立加工製造業まで、幅広い業種に対応しています。多言語・多通貨・多企業対応により、グローバルSCMや連結原価管理も強力にサポート。ものづくりのノウハウをシステムに組み込み、標準化を促進することで、お客様の現場力向上に貢献します。
導入実績
mcframeは現在シリーズ累計で1,010社の導入実績※があります。
ここでは、主要な業界における具体的な導入事例を一部ご紹介します。
※2024年3月末現在

製造業における基幹システム選定の壁
ERPは会計や人事、生産など企業全体の業務を一元管理でき、マスタデータの共通化やシステム間のデータ連携に優れるという利点があります。
しかしその一方で、幅広い業種に対応するために機能が汎用的に設計されており、製造業特有の生産管理や原価管理には合わないことが多く、標準機能が業務にフィットせず、システム導入時に以下のような悪循環を生む可能性があります。

mcframeが提供する「製造業特化型」の優位性
mcframeは、このような製造業の固有業務、特に生産管理と原価管理に深くフォーカスして開発されたシステムです。幅広い業種に対応しつつも、製造業の「ものづくり」を熟知しているからこそ、汎用的なシステムでは解決が難しい課題に、標準機能で対応できる優位性を持っています。
| 汎用的な基幹システム | mcframe | |
|---|---|---|
| 製造プロセスへの適合性 | 幅広い業種・業務に対応するが、特定の生産方式への深い適合性は限定的で、カスタマイズに依存するケースが多い。 | 組み立て型製造業の製番管理、多段階BOM、工程管理など、多様な生産方式に柔軟に対応。 |
| 部品・製品の管理粒度 | 一般的な品目マスタ管理は可能だが、部品の個別管理や複雑な構成管理には限界がある。 | 多段階BOMによる部品構成の厳密な管理、シリアル番号やロット単位での製品・部品トレースに対応。 |
| 生産計画の柔軟性 | 固定的な計画作成には対応するが、現場の急な変更や進捗のリアルタイム把握には弱い場合がある。 | リアルタイムな生産進捗管理、計画変更への柔軟な対応、生産スケジューラ連携による最適化を支援。 |
| 現場でのデータ入力のしやすさ | 現場の複雑な作業内容や実績を効率的に入力するための画面設計が不足しがち。 | 現場の運用に合わせたカスタマイズ可能な画面、バーコード・RFID連携などで実績収集を効率化。 |
| 製造原価の正確な把握 | 標準原価計算は可能でも、間接費の配賦や、個別の製造指図単位での実際原価計算は複雑。 | 製造指図単位での正確な実際原価計算、部品費・労務費・経費の自動集計・配賦で精密な原価把握を実現。 |
なぜプロセス製造業に特化するのか
mcframeは幅広い製造業に対応可能ですが、特に当社が長年にわたり強みを発揮し、注力し続けているのが「プロセス製造業」です。
私たち がmcframeでプロセス製造業に深く コミットし、お客様の業務改善を進めている背景には、「プロセス製造業特有の複雑な業務を、システムで完全にサポートし、お客様の競争力を最大化したい」という強い想いがあるから です。
プロセス製造業は、その本質的な複雑さと絶え間ない変化ゆえに、システム選定において特別な配慮が必要です。たとえ「製造業向け」と謳われるシステムであっても、そ の特性を十分に理解していない場合、本質的な課題解決は困難です。
プロセス製造業における以下のような課題に対して、長年にわたりプロセス製造業のお客様と向き合い、業務ノウハウを蓄積してきた当社が、最適なソリューションの提供をお約束します。
プロセス製造業の課題
ロット・設備差による
マスタ管理の複雑化
ロットサイズや使用設備によって配合や処理条件が異なることで、レシピの複製・改版が増えマスタ管理が煩雑化するとともに、予定情報と投入・出来高実績の整合が取りづらくなり、結果として所要量計算の信頼性低下や在庫精度の悪化を招く。
複雑な原価構造の
実態把握が困難
工程ごとに生成・再投入される中間品や副産物の評価に加え、装置稼働や電力・蒸気・燃料・廃棄物処理などのユーティリティ費用を正確に反映できないことで、工程別・製品別の原価が実態と乖離し、採算性や投資判断の精度を損なう。
詳細なロットトレースの
網羅性不足
原料の受入から 製造工程、最終製品出荷までのあら ゆる段階で、ロット間の相互関係や品質情報がシステム上でシームレスに紐付かず、品質問題発生時の迅速な原因究明やリコール対応が困難に。
複数単位および
荷姿別在庫管理の複雑化
液体・粉体・個体など多様な形状の原料・製品に対し、キログラム・トン・ドラム缶・バルク・タンクなど、単位や荷姿の違いをまたいだ在庫管理を仕組みとして正確に扱うことが難しく、実在庫との乖離や在庫差異が慢性的に発生する。
mcframe の主な機能
mcframeとは、組立加工からプロセス製造業まで、あらゆる製造業に対応したグローバルSCMソリューションです。
ものづくりの業務ノウハウや豊富な経験をシステム化し、標準化することで現場力の向上に貢献します。詳細はぜひ製品カタログよりご覧ください。
当社の実績と強み
当社は20年以上にわたり幅広い業種への導入実績を有するWeb-ERP「GRANDIT」で、製造業・商社・IT業界など200社を超えるお客様に最適な業務基盤を構築。標準機能を活かしたFit to Standard型の導入から、個別受注や工事プロジェクト管理といった業務特性に応じたカスタマイズまで、柔軟に対応実績を誇ります。
生産スケジューラ「Asprova」では、化学・食品・医薬品といったプロセス製造業特有の生産構造と制約条件を熟知し、最適な計画立案・運用を支援。20社以上の導入実績を通じて、多品種変量生産・配合・副産物管理・原価の見える化など、プロセス製造業の複雑な生産管理に深く入り込んだ改善を実現しています。
このように当社は、多様な業種で培った基幹システム構築の「ノウハウ」と、プロセス製造業の生産管理に特化した「専門性」を兼ね備えており、特にプロセス製造業のお客様には、この両輪を活かした最適な支援が可能です。
製造業の基幹システムを支えるmcframeにおいても、当社が長年培ったERP・スケジューリングのノウハウを活かし、プロセス製造業特有の複雑な業務要件に対応しながら、周辺システムとの連携を含めた「つながる基盤構築」をご提供いたします。
お気軽にお問い合わせください
mcframeに関するご相談やご質問はもちろん、製造業DXに関するお悩みなどもぜひお気軽にお問い合わせください。
お客様の課題をヒアリングし、解決に最適な方法をご提案させていただきます。
