導入事例:カゴメ株式会社様

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カゴメ株式会社

「社員をお客様と考え納期を守り、品質を
高める情報システム部へ」

カゴメ株式会社
事例のポイント
  • 社内だから遅れても大丈夫・・、意識を変え、生産性を上げ、チャレンジしていく
  • 複雑で短納期のプロジェクトに迅速に対応するための要員管理
  • 業務プロセスを標準化し、上流工程を強化することによりプロジェクト品質を向上する

調味食品、保存食品、飲料等で事業展開しているカゴメ株式会社(以下、カゴメ)様で社内の情報システムを統括する、情報システム部水野氏に社内プロジェクトの管理についてお話を伺いました。

会社概要 お客様と社会の健康長寿に貢献する企業

カゴメ株式会社は1899年創業のトマト加工業最大手の企業です。トマトジュース・野菜生活100・植物性乳酸菌ラブレなどの飲料事業、ケチャップ・ウスターソースなどの食品事業、レストランやコンビニ惣菜向けの業務用事業を主な事業領域としています。自然素材を生かした商品開発力に定評があり、「自然を、おいしく、楽しく。」という考え方のもと、成長を続けています。

⇒カゴメ株式会社のブランド・ステートメント(ブランドが社会やお客様に約束すること)

企業価値向上の取組みを支える情報システム部

現在、グループ内2000名の従業員に対して2600台以上のPCとメインフレーム機や多数のサーバー機器などを所有し、そのインフラ上で大規模基幹業務システムや会計システム、周辺には100以上のオープン系システムが稼働しています。

情報システム部ではその全てのIT基盤の企画から開発、運用までを行っております。全社で保有するサーバーの約7割にあたる150台以上のサーバー機器の削減につながりました。このサーバー統合により、年間61%の消費電力削減、65%のCO2排出量の削減を達成しています。

抱える問題

オープン化と管理強化

もともとカゴメの社内システムはメインフレームで構成されていましたが、2000年よりオープンシステムに移行し、2002年から基幹システムの領域にERPパッケージを導入しました。オープン化と共に各システムのI/Fが増し、開発が複雑化していったために要員の適切な配置や進捗遅れの把握など管理面の強化が必要になりました。

2000年当時のレガシーシステムの頃には、表計算ソフトでの実績工数管理だけで充分でした。しかし、オープン化と共に仕事の進め方にも変化があり、複雑化したプロジェクト管理に対して表計算ソフトでは対応が難しくなったために専用システムの開発に着手しました。そして、2007年には開発プロセスの標準化を実施し、標準体系をシステムに反映する事になりました。開発工程管理やレビュー管理、成果物管理の機能などを追加して開発管理システムとして専用システムは完成していきました。

しかし、開発管理システムの運用が軌道に乗ってきた頃に別な問題が発生しました。年間のシステム開発や改修の課題は増加し、スケジュール管理や要員計画が複雑化してきたのです。当時のシステムでは管理レポートが十分に用意されておらず、要員別の負荷山積みや進捗状況のレポートはすべてEXCELへ転記し手作成されていました。また、管理サイクルも月次ミーティングを基本にしており、プロジェクト管理の業務プロセスは標準化されていませんでした。

水野氏はその様な状況に危機感を持ち、大幅な納期遅延やクレームなどの大きな問題が発生する前にこの課題を解決すべきと考えていました。ちょうどそのタイミングでシステムインテグレータのセミナーに参加し、そこに1つの解決策を見つけました。総合型システムであれば課題が解決出来るのではないかと考え、社内に起案、採用を決定したのです。

問題解決のために①

統合型システムのOBPMであれば業務の効率化につながると感じた

カゴメ株式会社

実績を報告する文化は旧システム利用時から根付いていたために、実績収集は簡単に実現出来ました。 OBPMを導入することにより、以前では不十分だった作業工程別の計画も作成出来るようになり、負荷調整も一元管理する事が出来るようになりました。

プロジェクト計画と要員管理が一つになった事がプロジェクト管理の効率改善に役立っていると思います。

問題解決のために②

品質向上のために標準化を実施する

カゴメ株式会社

2010年のシステム部の一つのテーマに開発プロセスの改善があります。カゴメ社員がやるべき上流工程の業務プロセスの標準化に取り組んでいます。業務プロセス標準化チームが標準プロセスを検討し、各開発者に展開しました。

また、標準プロセスはOBPMのドメインに設定し、標準作業工程として各プロジェクトへ展開されています。今後は標準プロセスの活用により品質の向上につながる事と思います。

カゴメ株式会社

見えてきた効果

プロジェクト管理の精度向上により社員への対応が迅速になった

大規模開発については外部のベンダーに一括委託する事が多く、委託先のマネジメント能力が高ければベンダーコントロール中心でプロジェクトを成功させることができています。カゴメ社内でコントロールする必要があるプロジェクトは、障害対応や短納期の改修案件が大半です。特に短いものでは3日程度の細かいプロジェクトが多数発生します。プロジェクト管理方式を標準化し、管理者の役割を明確にすることにより、このような日々のアサイン管理が効率的に出来るようになった事が一番の効果と言えます。

総合型システムの利用によりプロジェクトスケジュールの作成から要員アサイン、工数計画などが一元化された効果も大きなものでした。

システム部の顧客はカゴメ社内の従業員全員だと言えます。正しい品質のシステムを納期通りに納める事で顧客満足度を向上する事が重要です。まだまだ途中段階ですが、少しずつ正しい納期で対応できるようになってきていると感じています。

これから目指したいこと

現在、情報システム部各チームのマネージャにビジネスアーキテクト(BA)と呼ばれる役割を割り当てています。要件定義には必ずBAレビューを設け、プロジェクトの導入効果を明確にしています。レビューの後にカゴメ社員から協力会社社員に業務委託をするというプロセスになっているため、BAレビューが重要な役割を担っています。BAにより開発前に導入効果をしっかり議論して、投資効果の高いシステム開発が出来る情報システム部を目指しています。

また、品質向上への取り組みも継続しています。システム稼動前に実施されるリリース審査や本番移行審査を強化し、今後はOBPMでの一元管理が出来るように進めていく予定です。

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