導入事例:株式会社タマディック様

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株式会社タマディック様

経営指標の見える化は、
プロジェクトから、集めて、見る

株式会社タマディック様
後列:右から 前列:右から
本社 企画管理部 企画課 主任 井上 淳矢 氏 管理本部 営業部 営業Gr スペシャリスト 山田 寛 氏
管理本部 営業部 部長 山本 義広 氏 本社 企画管理部 企画課 Gr スペシャリスト 小笠原 好伸 氏
取締役 本社  企画管理部  部長 纐纈 秀稔 氏    
事例のポイント
  • 経営と現場、双方の視点でプロジェクトを監視し、経営指標(KGI・KPI)から迅速な組織的アクションを取る
  • PMBOKに準拠したプロジェクト管理手法を導入し、プロジェクトマネージャーの育成と力量を向上する
  • OBPMを更に活用し、ドキュメント管理ツールとの連携でプロジェクトの成果物を知的財産として保持する

製造の設計・製作を請け負う総合エンジニアリング企業、株式会社タマディック様(以下、タマディック) 経営と現場が一体になってプロジェクト管理に取り組む姿勢について聞きました。

会社概要 株式会社タマディックについて

航空宇宙・自動車産業の設計会社として長い歴史

1957年に創業し、古くは国産機YS-11の設計に携わった歴史を持つ総合エンジニアリング企業タマディックは、東京と名古屋を基点に全国の製造業のお客様へ、設計から製作まで、ものづくりに関わる技術力を提供しています。ものづくりに関わるお客様のご要望は、設計者の技術支援のみにとどまらず、一括請負型の設計支援や設備の設計製作と、時代と共に変化しています。それらのご要望に応えるための技術に特化した人材や、プロジェクトをまとめる人材を、組織で提供し、お客様のニーズにマッチした総合的な技術力を提案できるのがタマディックの強みと言えるでしょう。

その強みを活かし、非常に高い品質が求められる、航空宇宙・自動車・産業機器、電気電子などの幅広い分野で、多くの実績を残しています。

「技術者支援から、設備の設計製作まで」のビジネスモデルは多くのお客様の期待に応えています。

抱える課題

分野ごとのプロジェクト管理のため全体進捗が見えない

2008年のリーマンショック以降は厳しい市況が続きました。
タマディックも例外ではなく、その影響を大きく受けました。しかし、中長期の計画で組織の構造改革を実施し、地道な努力により徐々に回復傾向に向かっていました。ところがそんな中、複数の大きなプロジェクトで赤字が発生してしまいました。中長期計画の目標達成寸前と言う時に、これは大きなダメージでした。

そこで臨時に監査チームを結成し、赤字の原因を追究していくと様々な課題が見えてきました。これまでのタマディックは小さなプロジェクトも大きなプロジェクトも、プロジェクトの管理手法は、長年の経験から現場の裁量に一任していました。

プロジェクトの管理ツールはNotesDBを社内で開発し使用していましたが、プロジェクトの進捗や採算をリアルタイムに把握できるシステムにまでは至っておらず、結果的に不採算プロジェクトが発覚する状況でした。またQMSを取得し、内部監査の制度も運用していましたが、個々のプロジェクトの採算まで確認することは難しかった様です。

課題解決のために

プロジェクトの見える化を!

纐纈 秀稔 氏

赤字プロジェクトの臨時監査から、その対策のひとつとしてプロジェクトの見える化のための管理ツールを探していました。多くのベンダーからたくさんのツールを紹介される中で、タマディックのCAD等を支援しているベンダーの紹介から、OBPMのデモを見ました。「これは行けるかも!と思った」と纐纈氏は語ってくれました。プロジェクトの管理手法がPMBOKに準拠していることと、ドメインごとにプロジェクトの雛形が作れることは、経験則で管理をしている管理者が多かった現状から、これならプロジェクトの管理手法を統一できると感じたそうです。

それともう一つは、経営課題でもあった「経営指標」を見える化できることです。様々なお客様や事業別にエンジニアリングを行っているタマディックにとって、経営視点と現場視点の双方からプロジェクトを監視することは、課題解決のテーマでした。こうしてOBPMの導入を決め、展開していくのですが、導入作業は、いばらの道でした・・・

OBPM導入の苦労話

導入の目的と機能を理解してもらうために奔走

企画管理部が中心になり、2015年からパイロット導入を開始しました。しかし「OBPMの機能が高度すぎて、現場の認識がついてこれなかった」と振り返ります。そこでタマディックの仕事をベースにシステム構築を行いました。まずドメインを「設計支援」「設計請負」「設計製作」と現状の業務形態に合致した標準テンプレートを作りました。そして各拠点への使い方の基本説明だけでなく、OBPMはこの様に利用すると、こんなに管理がし易い!という現場で活用するための説明を、地道に続けました。時には一日中、現場からの電話対応をしていた時もあったそうです。

また機能の理解だけでなく、「なぜ、やるのか」というOBPM導入の目的や、プロジェクトマネージャーに求められる職務要件であることを繰り返し説明した活動も効果的でした。現在、OBPM導入から1年間が経ち、現場の混乱もなくなり、OBPMはタマディックのプロジェクト管理標準として定着しています。

見えてきたデータ、見えてきた新しい課題

新しい経営管理指標(KGI・KPI)が見えた

OBPMにノウハウがたまり、データが一元化されるようになると、BIを導入し、経営指標を見える化しました。

※ウイングアーク1st社のMotionBoadを導入。

経営指標一覧 例

  • 経営全般、分野別、顧客別、工数状況、委託費状況等で見る。

OBPMで入力されたデータとBIを連携させ、見えること

  • プロジェクト別採算
  • プロジェクトマネージャー別採算
  • 組織別目標管理
  • 勤怠管理
  • 委託費管理

このようにプロジェクトのデータを見ていくことで、人、コスト、時間、採算、共通の原価、見積原価など経営レベルの見える化を実現でき、次の経営戦略に役立てていけるのです。

今後、取り組んでいくこと

もっと活用度を上げ、ドキュメント管理とも連携

タマディックではPMやプロジェクトの目標を「PMはプロジェクトの目的を達成するためにマネジメントをしていくこと」と定めています。そのために計画時の見積制度の向上や、ガントチャートの更なる活用、Webスマートフォンオプションを使い、外出先からタブレット入力を加速させていきます。

また今期の新しい取り組みとして、ドキュメント管理ツール導入で、膨大な量のドキュメントとプロジェクトを紐づけることで、知的財産の保持と再利用にも役立てていく予定です。

経営指標が見えることで、経営スピードを加速できます。今後は更なるOBPMの活用により、赤字プロジェクトの撲滅を目指し、次期中長期計画では総合エンジニアリング企業として更なる発展を計画している様です。お客様と共に、飛躍していくタマディックに、今後も期待していきましょう。

もっと活用度を上げ、ドキュメント管理とも連携
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