プロジェクト管理研修 導入事例インタビュー
株式会社ユニリタ様

これからPLになる若手社員の基礎教育として採用
プロジェクト管理に関する知識を習得し、OBPMのさらなる有効活用を目指す


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写真右:株式会社ユニリタ クラウドサービス事業本部 ITイノベーション部 部長 国本 晶 氏
写真左:株式会社システムインテグレータ Object Browser事業部 プロダクトサービス部 部長 秋山 肇

事例のポイント
  • プロジェクト管理に関する共通言語を持ちたい
  • これからPLになる若手社員向けのテクニカル研修としてプロジェクト管理研修を採用
  • プロジェクト管理の基礎知識を身につけ、OBPMをより効率的に使っていきたい

株式会社ユニリタについて 

-まず、貴社の事業内容について簡単に教えてください。

1982年に設立され、1993年にコンピュータの運用自動化ソフトウェア事業を開始。データ活用とシステム運用領域で培ってきた「データマネジメント」「サービスマネジメント」「プロセスマネジメント」の強みを活かして、お客様のデジタル変革の実現を支援するべく「プロダクトサービス」「クラウドサービス」「プロフェッショナルサービス」の3つの事業を展開しています。

その中で、クラウドサービス事業本部では、サービスマネジメントプラットフォーム「LMIS」、カスタマーサクセス管理ツール「Growwwing」、農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」など、各分野の課題を解決するクラウドサービスを提供しています。

抱えていた課題

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-「プロジェクト管理研修」を実施する以前に抱えていた課題などあれば教えて下さい。

弊社では、全社で人材育成に力を入れています。
昔は先輩の背中を見て、上司が部下を育てるOJTなどに使える時間もありました。
しかし、現在では上司は忙しく時間がなく、教育に使える時間がなくなってきています。
さらに、環境も価値観も多様化しています。

弊社の育成カリキュラムのフレームとして、社員全員が必要とするスキルを「OS」というカテゴリーに、事業部・階層ごとに必要なスキルを「アプリ」というカテゴリーに分けて体系立てています。
その中で、クラウドサービス事業本部では、システム開発・役務・製品開発など多くのプロジェクトが存在するため、PM/PLを「OS」カテゴリーとしています。

前年の育成カリキュラムの振り返りで、「これからPLになる人、プロジェクトに参加していく人向けの研修が存在しない」という課題が出てきました。
実際にPMBOKやプロジェクトマネジメントの話は以前から出ていましたが、若手やこれからPM/PLになる人向けの研修がありませんでした。
中堅・若手が基礎的なスキルが足りていないと感じており、同時にプロジェクト内で問題もいくつか発生していました。

いくつもの部門、クラウドサービス・オンプレ等様々な製品・サービスがあり、業務内容が多岐にわたっている中、関連語句を統一していくのがなかなか難しく、プロジェクト管理に関する共通言語を持つことが、今後の会社として重要だと感じていました。

プロジェクト管理研修採用のきっかけ

- 「プロジェクト管理研修」を採用したきっかけを教えて下さい。

PM/PLのスキルセットとして、ヒューマンスキル系とテクニカルスキル系の研修カリキュラムを取り入れておりましたが、テクニカルスキル系が薄いと感じており、なかなかテクニカル系の良い研修が見つかっていませんでした。
その中で、プロジェクト管理の基礎知識と合わせて数年前に導入したプロジェクト管理ツール「OBPM」を利用している目的を理解してもらったら、さらに社員がツールを有効活用できるのではないか?という考えに至り、プロジェクト管理の専門家 システムインテグレータ社に相談したのがきっかけでした。

研修を採用したポイント

- 「プロジェクト管理研修」を採用したポイントがあれば、お聞かせ下さい。

システムインテグレータ社に相談したところ、実際に利用しているOBPMとの関連を含めた良い提案をいただけました。
事前にアジェンダ(カリキュラム)について議論ができたのもよかったです。

  • 共通用語としてのプロジェクト管理用語を整備していきたい
  • PMBOKも絡めたい(PMBOK 6と7の違い等)
  • 「なぜこの機能があるのか?」を理解した上でツールを利用すると、より有効活用できるのでは
  • クラウドサービスはアジャイルが多いがOBPMとどういう融合するのか?使い分けは?

など、研修時に話して欲しいテーマについて相談することができました。

研修を受講するにあたって

- 受講いただき、気づいたことなどあれば、お聞かせ下さい。

本部内で参加者を募ったところ、想定以上の人が集まりました。
社員が、想像以上にプロジェクトマネジメントに関心があることがわかりました。

弊社では、成長を望んでいる人に適時適切な知識習得のための研修機会を提供したいと考えています。
会社から行ってこいと言って行かせても、本人に意欲がなければ得てくるものが少ないのではと考えています。

研修はゴールではなく、研修だけではスキルアップは少ないとも考えています。
研修後に実務が伴い、先輩からのアドバイスもあって、はじめて成長できる。
望んでいる人に受けてもらって機会を作る。それではじめて身につくと考えています。
そのため、知識を身につける機会を作ってあげることが重要だと考えています。

受講しての感想・効果

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- 実際の研修を受講してみてのご感想や効果などをお聞かせください。

今回は若手社員中心で参加者を募りましたが、中堅社員にも効果がある内容だと感じました。
EVMグラフを見て考えるワークショップも、個人で想像し、チームで議論することで効果があると感じました。
OBPMでこれまで知らなかった機能を知ることができたという意見もありました。
アジャイル開発でタスク管理系ツールとOBPMとの使い分けを理解できたようです。
プロジェクト管理をやったことのない人には少しハードルが高いと思うので、多少の実務経験がある人の方がよいかもしれません。

受講者のアンケートにも受講して良かったという回答がありました。
実践を伴う機会の提供や上長・先輩からのフィードバックを継続して、スキルの定着を図っていきたいと思います。

今後について

- 研修に関するご感想・ご要望や今後についてなどお聞かせ下さい。

研修を実施して良かったというのが率直な感想です。
今後、定期的に実施する中で改善してもらいたいことはでてくるかもしれませんが、今回の研修に満足しております。

こういった研修を特定の役割やレイヤーの人に継続的に実施する必要があると考えています。
一度受けて終わりではなく、今後も繰り返し機会を定期的に提供していきたいと考えています。
実務を伴ってからもう一度受講すると、さらに受け止め方が変わるかもしれません。

さらに良いご提案があればいつでも大歓迎です。お待ちしています。

- さらに受講者に合わせてよりよい研修構成に体系立てていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

株式会社ユニリタ

プロジェクト管理ツール:OBPM導入事例集