導入事例インタビュー:
ギグワークスクロスアイティ株式会社様
全社レベルでの進捗「見える化」と統一管理の実現
実践的なPoC実施によるスムーズな導入

ICTソリューション製品統括 製品開発部 担当部長 浜田 健太郎 氏(写真:左)
PMO統括 PMO部 課長 舛巴 智 氏(写真:右)
ICTソリューション製品統括 製品開発部 平 伸之 氏
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ギグワークスクロスアイティについて
ギグワークスグループのIT部門を担うプロ集団であるギグワークスクロスアイティ株式会社。1974年設立のIT企業で、2024年に創業50周年を迎えました。システム開発やITコンサル、CRM/CTIシステムなど、経営理念である「お客様に最良・最大の価値を提供する」を元に、企業とお客様を繋ぐ多彩なテクノロジーサービスを提供し続けています。
50年以上の実績がありながら、新製品・AI活用など進取の姿勢も強く、 ITを軸としながらコンサル〜開発〜保守/運用まで一貫提供。また、ワークライフバランスを重視し、若手も多く活躍しています。
抱えていた課題

-「OBPM Neo」導入前に、抱えられていた課題を教えてください。
浜田氏:タスク管理、課題管理はツールで管理していましたが、進捗管理については昔からExcelを使用していました。Excelでの管理は単一プロジェクトにおいては十分なのですが複数プロジェクトを横断して管理することが出来ず全体管理用に別資料を作成していたため手間がかかっておりました。
並行して、PMO導入も検討していました。大規模プロジェクトが増える中で、PMOが全社を見て管理する。そのミッションを達成すべく通年採用にて舛巴がメンバーに加わりました。
パッケージ開発、大規模プロジェクトの事業拡大に向けて、全社管理基盤にツール利用が必要と考え、ツールの選定が始まりました。
課題解決のために
- 導入のきっかけ、選定したポイントを教えてください。
浜田氏:ツールの選定でネット上から情報収集していたところ、比較サイトに「OBPM Neo」が紹介されており、他ツールと並行してPoCを実施しました。Excelと似たような操作感で抵抗感がなさそうという印象がありました。
平氏:実際に使えるツールかどうかを現場レベルで使い勝手などを確認しました。Excelで管理していた際はデータが混在しており、必要な情報がすぐに見つからないといった課題を抱えていました。
舛巴氏:PMOのミッションを遂行するためには、進捗管理を全社的に管理し、プロジェクト成功には、「見える化」が重要と考え、ネット上で開発プロジェクト関係のツール50社を調査しました。そこから14社に絞り、最終的にWBSタスク進捗管理に優れている2社を候補としました。結果、より拡張性に優れている「OBPM Neo」に決定しました。
導入にあたって

- 導入決定から稼働までのお話をお聞かせください。
平氏:まずは「OBPM Neo」を使うに相応しいプロジェクトを決定していきました。製品開発部の中でも請負の案件をやろう、みたいな感じでスタートしました。
舛巴氏:デモ環境だけでは評価が難しく、3か月間の有償トライアル契約など、導入前のサポート含め手厚い支援をいただき、自信をもって導入契約できました。
平氏:3か月トライアルでは、実際に2つの大型プロジェクトで進捗管理を実施しました。
タイミングよく実環境で検証ができたこと、導入する前提でシステムインテグレータ社のナレッジを活用し早々にマニュアル作成ができたこと、製品開発チームでベースを作り、請負開発チームに展開したことによりスムーズに導入することができました。
舛巴氏:またここまでを振り返ると、PMO担当・プロジェクトの開発部長・プロジェクトの現場担当者の3名でチームを組んだことが"肝"でした。
目的を明確にした上で、管理者と現場の目線を取り入れて調整し、推進していくことができたので
このチーム構成は、ツール選定・PoC実施・利用浸透のどのステップにおいても有効に機能したと思います。
見えてきた効果
- 実際の導入効果についてお聞かせください。
舛巴氏:現状はWBSタスク進捗管理に特化して利用しています。従来のExcel管理では全社的な進捗状況の確認は手間がかかり、更新遅延や更新漏れが把握できないケースがありました。またExcel書式も、部門まかせで精度、粒度もバラツキがありました。「OBPM Neo」で書式の全社統一、一元管理、進捗管理が日次単位で把握でき、部門長・PM/PLが同じ時間軸で共有、PMOが適切にアドバイスできることが、一番の効果だと実感しています。
プロジェクトの更新、進捗がリアルタイムに把握できるようになり、異変や遅延などがあればすぐにフォローできるようになりました。
また、ツールでプロジェクト管理を行なっていることは、お客様への安心感につながり、QMS(ISO9001)活動と合わせて、提案の際のアドバンテージにもなっています。
平氏:プロジェクトにおける統一されたフォーマットがあることで、作業がスイッチしやすく、先輩から後輩へのマネジメントの継承がスムーズに行えることもメリットです。
活用方法について
- 「OBPM Neo」の活用方法についてお聞かせください。
舛巴氏:請負開発プロジェクトで中規模以上のプロジェクトではすべて「OBPM Neo」を活用して管理しています。体制は管理者として2名、各プロジェクトはPM、PLに任せて運用しています。特にQMS(ISO9001)については全社共通イベントの実施をルールとしています。
浜田氏:リモートワークがメインになり、メンバーで「OBPM Neo」を画面共有して同じ画面を見ながらの進捗報告が日課になりました。
進捗管理以外にもリソース管理、進捗管理における「イナズマ線」の活用、全社ルールの統一化も一部で浸透してきており、メリットと感じています。「OBPM Neo」は多機能であるため、使い方によってメンバーのおおよそのマネジメントスキルを把握することも可能になりました。
今後「OBPM Neo」に期待すること
- 弊社に対するご要望などあればお聞かせください。
舛巴氏:細かい内容ですが、タスク遅延や入力ミス、入力漏れを汎用データ出力からcsv出力したデータを活用していますが、ダッシュボードなどで、ひと目で確認できるような機能があればうれしいです。
また、RPA連携で業務の効率化を進めており、色々な事例含めて手厚いサポートを期待しております。
平氏:誤入力した時にctrl+zなどヒストリバック機能があると便利です。

今後もより使いやすいサービスをご提供できるように努力してまいります。
貴重なご意見ありがとうございました。
ギグワークスクロスアイティ株式会社
プロジェクト管理ツール:OBPM導入事例集
