導入事例:センコー情報システム株式会社様

収益認識基準に対応
OBPM Neoでプロジェクト収支の見える化を実現


収益認識基準に対応 OBPM Neoでプロジェクト収支の見える化を実現
事例のポイント
  • 収益認識基準に対応

  • 既存システムと連携、プロジェクト全体を見える化

  • オリジナルで製品マニュアルをリニューアル

1977年にセンコー株式会社のコンピュータ部門として誕生して以来、 物流、商事、ライフサポート、農業、ビジネスサポートといった『未来潮流を創るセンコーグループ』の 各事業を支えるIT企業、センコー情報システム株式会社(以下、センコー情報システム)。センコー情報システムのプロジェクトマネジメントについて、パッケージ導入の背景やその効果についてお話を伺いました。

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センコー情報システムについて

- まず、御社の事業内容について簡単に紹介をお願いいたします。

内田様:物流において国内外で高いシェアを誇るセンコーグループの一社で、システム開発からネットワーク・サーバ構築に至るまで、輸配送システム(TMS)と倉庫システム(WMS)をメインにITソリューションを一手に担っています。一方、全体の三割程度は通信、流通関連の一般企業のシステム開発も請け負っています。
センコーグループはBtoBをメインとし、物流センターの総面積では国内で二番目です。全体では140社、従業員は2万人になります。
流通、住宅、ケミカル物流において国内で多くのシェアを獲得しています。

抱える課題

抱える課題

-「OBPM Neo」導入以前で、抱えていた課題があれば教えてください。

内田様:今までは他社パッケージを10年間利用していましたが、日頃から使い辛さを感じており、プロジェクト収支がリアルタイムに把握できない、重複作業が発生する、パッケージのレスポンスが悪くストレスになっているなど、さまざまな課題を感じていました。
そんな中、2021年4月の会計年度より適用となる収益認識基準に当時使っていたパッケージが対応しないということがわかり、システムの見直しを検討しなくてはならなくなったというのが導入の背景です。

課題解決のために

- 導入のきっかけ、選定したポイントを教えてください。

内田様:収益認識基準に対応したいというのが最初のきっかけでした。振り返ると、自前でのスクラッチ開発とパッケージ導入の2つの選択肢から始まり、どうせ大きく変えるのであれば既存課題だけでなく+αの付加価値のあるパッケージ導入へと舵を切りました。
のべ8社のパッケージを比較・検討し、その中でOBPM Neoを知りました。他のパッケージに比べプロジェクト管理の機能も充実しており、実際原価を使って原価計算できること、収益認識基準において進捗度に応じた売上計算ができること、従来の完成基準にも対応していることなどもポイントでした。
また、IT業界でのOBPM Neoのシェアが高いことや、IT業界では馴染み深い「Object Browser」を提供している企業という安心感もありました。
営業担当者および技術者が皆さん優秀で、一緒に作り上げましょう!という真摯な姿勢、様々な要望・質問に端的に的確な回答が頂けることも大きなポイントでした。

坪根様:収益認識基準に対応でき、更にプロジェクト管理に特化していることもあり、他の選択肢は考えられませんでしたね。当時進めていた「WBSの全社標準化」に適したことも、選定時の決め手でした。

導入にあたって

- 導入決定から稼働までのお話をお聞かせください。

内田様:発注後、10ヶ月ほどで本稼働となりました。その中で社内3システムと連携するため、要件定義で各担当者を捕まえることが大変でした。
複数のシステム連携や、いろいろなステークホルダーがいる中で、短期間で進めていけるのかが最初の不安でした。弊社側のメンバーは兼任ですので、本業が忙しくなるとどうしても対応が後回しになります。SI社に本番リリースまで積極的に引っ張っていただいたおかげで、スケジュールどおりに進み感謝しています。

- 社内向けのトレーニングについて、苦労点などあればお聞かせください。

内田様:社内への周知教育は苦労しました。説明会を2ヵ月間、部長、リーダー、一般メンバー、収支担当者と、立場に応じて複数回開催しました。
また、弊社オリジナルの製品マニュアルを作成してもらいました。標準のマニュアルですと導入窓口レベルではわかっても、現場レベルでは理解しづらい部分があると感じたので、社内浸透をより円滑にするために追加で依頼しました。多少コストはかかりましたが、誰でも使える唯一無二のマニュアルが完成し、満足しております。

見えてきた効果

見えてきた効果

- 実際の導入効果についてお聞かせください。

坪根様:当初より実際原価計算にこだわり導入を計画してきましたが、今では月次を締めた後のOBPM Neoと社内の会計システムとの差が端数程度になっています。毎月OBPM Neoが実績に置きかわり、財務会計とイコールになるという理想的な運用ができています。
その結果、会計システムでは集約されて見えなかったプロジェクト毎の利益をOBPM Neoで確認できるようになりました。
また、進捗とともに各リーダーがプロジェクトの収支を意識するようになり、プロジェクト毎に進捗と当月黒字、赤字が見られるようになりました。

内田様:社内の既存システムと連携することで、プロジェクト入力の手間・工数が削減できました。パートナー企業の支援工数の支払システムに関する処理と連動させることで、ハンドでの処理から承認対応のみに変わり、処理工数とミスを大幅に削減できました。
派遣社員の超過控除の計算において、システムで自動計算できるようになったこともメリットです。

今後「OBPM Neo」に期待すること

- 弊社に対するご要望などあればお聞かせください。

坪根様:OBPM Neoにデータが集まり、全社でプロジェクト管理全体が見えるようになった今、それを使って何がわかるか、どう見るかという分析を掘り下げていきたいと思います。また、プロジェクト管理面としては、まだ使えていない品質管理・分析機能の利用も検討しています。
また全社・各部毎の年度予算に対する収支状況を見える化することで、管理職の負担軽減や社内透明化など様々な方向に良い流れができることを期待しております。今後もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

今後「OBPM Neo」に期待すること

今後もより使いやすいパッケージをご提供できるように努力してまいります。
貴重なご意見ありがとうございました。

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