導入事例:AGS株式会社様

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AGS株式会社

「プロジェクトの見える化と標準化を実現」

AGS株式会社

AGS株式会社様は、あさひ銀総合システム株式会社(旧 サイギンコンピューターサービス株式会社)と、あさひ銀情報システム株式会社(旧 昭和コンピューターサービス株式会社)の合併により誕生した情報システム会社です。

12年前からCMMやCMMIをベースに組織のプロジェクト管理強化を図ってきましたが、2011年11月に統合プロジェクト管理ツール「OBPM」を導入しました。ツールの導入を決断した理由、導入・普及のための苦労、得られた効果、今後の展望など、プロジェクト管理力強化に悩む企業にとって興味深いお話しをいろいろとお聞きしました。

AGS株式会社について

最初に貴社の事業についてお聞かせください。

当社は、銀行系業務や地方自治体業務を得意とする一方で、法人の取引拡大にも注力してきました。現在は、金融・公共・法人の各領域でシステムコンサルティングからアウトソーシングまで幅広く情報サービスを提供しています。

さらに、インターネットを活用した事業やセキュリティ対策への関心の高まりを踏まえて、本格的な設備を保有するIDC(インターネットデータセンタ)サービスや情報セキュリティサービスにも積極的に取組んでいます。

新しく最新技術を駆使したデータセンターを建てられましたね。

今年の3月21日にさいたまセンターがオープンしました。新センター建築は、従来からある浦和センターのキャパシティ拡張と新サービスの展開を狙いとしたものですが、震災の影響もありIDCの重要性がますます認識されています。こうした時代ニーズに対応するため、新しくクラウドビジネス推進室を設置し、IDC及びクラウド関連ビジネスの強化拡大を図っています。

データセンター
2012年3月にオープンした「さいたまセンター」

CMMIベースにプロジェクト管理を強化し、満を持してOBPMを導入

OBPMを導入する前は、どのような状況だったのでしょうか。

12年前はしっかりとした管理ができておらず、失敗プロジェクトが発生していたりしました。その状況を改善しようということでCMM(Capability Maturity Model)をベースにプロジェクト管理の強化を図ることになり、12年前にプロジェクト管理の仕組みを作り上げました。

最初にCMMレベル2、続いてCMMレベル3を取りました。モデルがCMMIに変わって2006年6月にはCMMIレベル3も取得しています。だんだんと組織のプロジェクト管理力が上がって来たのですが、当時の仕組みはExcel中心だったため「ファイル管理の限界」も感じるようになってきました。プロジェクト管理力が上がるにつれ、もっと高いレベルに到達するのにはデータベース化が必要と感じてきたのです。

OBPMと出会う前に、ファイルからデータベース型への転換を考えていたのですね。

OBPMの名前はメディアなどで知ってはいました。実際にデモを見てみると、当社が必要と感じているものが全部入っていると感じ、導入することにしたのです。

導入の目的と効果

「見える化」と「標準化」の2つの目的

OBPM導入の狙いはどのあたりにあったのでしょうか。

システム統括部 永島部長
システム統括部
永島部長

OBPM導入の目的は主に2つあります。

1つは「見える化」です。Excelなどを利用したプロジェクト管理ではどうしても見える化ができません。プロジェクトの状況報告が、プロジェクトマネージャのさじ加減に依存するところが大きく、上司だけでなくプロジェクトメンバーもプロジェクトの状況をきちんと把握しにくいのです。OBPMは「脱Excel!」というコンセプトでプロジェクトデータを一元管理する仕組みなので、これを利用して見える化を推進しようと考えました。

もう1つは「標準化」です。Excelのような汎用ツールでは、人により管理手法がまちまちになります。スキルの低い人は、どうしてもそれなりのレベルでしかプロジェクト管理ができません。OBPMのようなツールを全員が使うことにより、プロジェクト管理スキルに関わらず誰でも標準的なプロジェクト管理を行うことができます。仕組みを提供することが標準化を推進できると考えたのです。

現場への浸透には時間がかかったが、今後に期待が持てる状況に

システム統括部 島田氏
システム統括部
島田氏

実際に導入して、目的は達成しましたか。

今現在は、「道半ば」という印象です。2011年11月にOBPMを導入して10か月経ちますが、当初、現場が従来のやり方を続けるのを許容したこともあって浸透に時間がかかってしまいました。OBPMを使うに当たってのルール化への配慮が不足したことを反省しています。

今まで通りのやり方を変えるのは難しいのですね。

今年の4月にそろそろ本格的に使おうという方針を出し、一気に利用度合いが高まりました。現場からの質問や要望も急激に増えており、現場がかなり使い出してきたことを感じています。まだまだ部署間で温度差がありますが、このまま指導を続ければ形になるという手応えを感じています。

管理職の意識はいかがでしょう。

OBPMにより「見える化」の仕組みはできましたが、これを「見る文化」を根付かせることが成果を上げるのに重要だと感じています。まだその文化を徹底しきれていませんが、一方で部署によってはちゃんと見ているところも増えてきましたので、徐々にそういう風潮を高めて行きたいと思います。

今後の展望

「管理ツールの統合」、「PJデータの活用」、「標準化の推進」を展開

まだ道半ばとのことですが、今後の展開をどのように考えていますか。

1つ目の取り組みは、プロジェクト管理の仕組みを整理することです。当社の場合、既存の仕組みがまだ点在していてOBPMとインターフェースを取ったりしています。これらをOBPMを軸にして整理し、トータル的な合理化を進めたいと思っています。

2つ目はデータの活用です。現在、プロジェクト管理業務の合理化・効率化という面はだいぶ見えてきて、データが蓄積できてきました。これから、溜まったデータの分析や再利用など活用を図っていきたいと考えています。

3つ目は標準化の推進です。OBPMというツールを提供して現場のプロジェクト管理手順の標準化が実現しましたが、ドメインによるノウハウやデータの標準化はまだまだこれからです。現在、当社が用いている開発標準は、その昔に作成した大規模かつ精細なもので、今の時代に合わなくなっています。これらを見直して、ドメインに盛り込んで最適なものを提供したいと思っています。

SI社のサポートはいかがですか。

システム統括部 田尻氏
システム統括部
田尻氏

全体として、「レスポンスが早く誠実に対応していただいている」という印象があります。営業の方も技術の方も、いつでもさっと返答がいただけますし、内容的にも当社の意図を十分に汲んでいただけていて満足しています。

OBPMに望むことがありましたらお聞かせください。

非常に多くの機能がオールインワンであるのは良いのですが、その分すべての機能を覚えて使いこなすのが大変な面があります。ビジュアル的な工夫により、マニュアルなどに頼らなくてもなんとなく目的の操作が出来るような感じになればと思うときがあります。

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