プロジェクト管理研修 導入事例インタビュー
岡谷システム株式会社様
大規模プロジェクトが増え、プロジェクト管理の基礎教育が必要に
個人の力量ではなく、プロセスを理解して対応していくチーム作りを
事例のポイント |
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岡谷システム株式会社について
-まず、貴社の事業内容について簡単に教えてください。
創業345年を超える岡谷鋼機株式会社の情報子会社として、販売管理・倉庫管理・構内物流管理システムの開発やインフラの設計・構築など、ビジネスの現場を支えるソリューションを提供しています。
抱えていた課題
-「プロジェクト管理研修」を実施する以前に抱えていた課題などあれば教えて下さい。
プロジェクト管理において開発チームや社員毎で考え方や粒度にバラつきがある、という課題があります。
プロジェクト管理に関する研修については、社員が外部研修を個々に受講する形式をとっており、特に会社指定のものはなく、いいものがあったらそれを受講させるという方針でした。
研修以外では、実務を通じたOJTを中心に指導してきました。ただし、統一された教育カリキュラムが存在しないため、個々人の理解度にかなりのばらつきがある状況です。
また、以前は、PLがカバーし、作業を巻き取れば最悪なんとかなっていたのですが、案件規模が年々大きくなるにつれ、PLひとりが頑張ってリカバリーできる量ではなくなってきています。
今後、ますます大規模になるだろうプロジェクトに太刀打ちするためにも、若手社員から幅広くプロジェクト管理の基礎教育が必要だと考えるようになってきました。
プロジェクト管理研修採用のきっかけ
- 「プロジェクト管理研修」を採用したきっかけを教えて下さい。
弊社では、プロジェクト管理を意識し始めるのがプロジェクトサブリーダーからで、入社後早くて5~6年経過した社員が該当します。
プロジェクトサブリーダーは、プロジェクトリーダー(PL)のサポートを通じて徐々にプロジェクト全体への意識を高めていくようになり、それまでは割り当てられたタスクをこなすことに集中しており、プロジェクト管理への意識はあまり持っていませんでした。
プロジェクトサブリーダークラスになると、WBSを作成するなど計画に関する作業を始めるのですが、いきなりやれと言われても経験がないので戸惑ってしまいます。
そのため早い段階からプロジェクト管理への意識を持ち、準備を整えることが大切だと考えたことが研修を採用したきっかけです。早い段階でプロジェクト管理の基礎を理解しておくことで、その後のキャリアに必要な知識やスキルを身につけるための習慣が自然と育つと考えました。
研修を採用したポイント
- 「プロジェクト管理研修」を採用したポイントがあれば、お聞かせ下さい。
御社の開発経験者がプロジェクト管理ツール「OBPM Neo」を用いた実体験レベルのプロジェクト管理研修をしていただけるといったところがポイントでした。
学問でも、単なる機能のレクチャーでもなく、OBPMを実際にプロジェクトで使った経験も交えての実の研修が受けられる、実際の現場のノウハウが聴けるといったところに魅力を感じました。
単に教科書的な知識では実務に生かせないことが多いです。現場で求められるのは、理論だけでなく具体的な実践技法です。そのため、実際の現場でのノウハウを組み込んだ研修には大きな価値があると考え、すぐに受講することにしました。
研修を受講するにあたって
- 受講いただき、気づいたことなどあれば、お聞かせ下さい。
ここ3年間は新人社員の面倒を見るようになり、若手のメンバーと会話する機会が多くなりました。
そうした中で、プロジェクト管理について若手に対してもっと早い段階、彼らがまだ柔軟な発想を持ち、時間的余裕があるうちに教育しておくべきだと思うようになりました。実際の業務が忙しくなってからでは、日々の作業に追われて新しい情報を吸収することが後回しになりがちになってしまいます。
そういったところを踏まえて今後の若手社員の育成カリキュラムを策定したいと考えています。弊社の社長も教育に非常に関心が高く、全社として教育への取り組みを積極的に推進していく風潮が高まっています。
受講しての感想・効果
- 実際の研修を受講してみてのご感想や効果などをお聞かせください。
入社3年目までの若手を集めて受講したこともあり、理解度にはバラつきはありましたが、刺激は与えられたかと思います。
受講後アンケートでも肯定的なコメントが多くありました。
OBPMには役割毎に権限を設定しており、プログラマには一部の機能しか表示していません。
受講して「こんなに機能あるんだ」というコメントもあり、今後はあえて機能を見せることで、プロジェクト管理を意識させることも必要かなと思いました。
今後について
- 研修に関するご感想・ご要望や今後についてなどお聞かせ下さい。
プロジェクト管理研修のコースを充実させてほしいです。
基礎編だけでなく、OBPMでのプロジェクトコントロールとか、初級編・中級編などレベルに合わせて受けられるにようになってほしいですね。
入社10年目くらいからは現場で使える管理手法なども学ばせたいと思っています。
また、ワークショップでは、プロジェクト計画書を作らせるなど、現場で実際にやる作業を疑似体験できればよりよいと思います。
具体的にどのような考え方を進めていくべきか、プロジェクトの主要な日程、チームメンバーの適切なアサイン、計画工数の設定などを実践的に学ぶことで、チームがプロジェクトにおいて行っている作業の意義を実感できるようなワークショップもあれば受講させていきたいです。
- さらに受講者に合わせてよりよい研修構成に体系立てていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
岡谷システム株式会社
プロジェクト管理ツール:OBPM導入事例集