ライブコマースとは?新しいデジタルマーケティングへの挑戦

 2021.08.11  株式会社システムインテグレータ

中国でスタートしたライブコマース。日本においてもアパレル、コスメなどの各種ECサイトやメディアサイトでも開始しており、利用者は着実に増えています。店舗での接客スタイルからオンラインでの非対面接客に代わり、ライブコマースは新しい販促、販売スタイルとして定着していくことが予想されます。ライブコマースの特徴や始め方についてご紹介します。

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ライブコマースとは?

ライブコマースは、「ライブストリーミング+e-commerce」を組み合わせた造語です。ショップと消費者がリアルタイムに繋がることが最大の特徴であり、ECサイトの運営やショップスタッフ、メーカー等商品に詳しいスタッフや有名インフルエンサーが商品の特徴や使い方等を紹介、消費者(視聴者)から質問を受け付けてその場で回答。消費者は欲しいと思った商品を配信を見ながらすぐに買うことができます。2015年頃に中国のソーシャルメディアで始まりました。その後、中国の大手ECプラットフォーム 淘宝「タオバオ」が追従。2019年の中国ライブコマース市場は、4,338億元(6兆9,408億円)、2020年には1兆500億元、さらに2021年には2兆元規模に急拡大する拡大すると予測されています(※)。※KMPG調査より

日本においても、COVID-19の影響により非対面接客の需要が伸びる中で急成長しており、大手ファッションモールやコスメメーカーがライブコマースを積極的に取り入れており、新しい集客手法、販売手法として注目を集めています。

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ライブコマース市場について

ライブコマースは様々な国で、その市場とユーザー数を拡大させています。オンラインでモノを購入するという考えは、コロナウイルス蔓延による外出自粛で急速に高まったといえます。ここではライブコマースの市場について、中国と日本それぞれの市場動向をご紹介いたします。

中国のライブコマース市場

すでにご紹介した通り、中国はライブコマースの先駆けであり、その市場は急成長しています。
中国でライブコマースに出演しているのは多くがKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーです。中国ではSNSの利用率が非常に高く、企業からの一方的な広告よりも、信頼するKOLが行うPRの方が商品選択や購入に強い影響を与えています。
また、ライブコマースではショッピングに「コミュニケーション」という付加価値がついており、こちらもSNSが浸透している中国において従来の購買活動だけでは得られない価値を与えているといえます。

日本のライブコマース市場

一方で日本にライブコマースが浸透し始めたのは2017年ごろです。MMD研究所の調査結果によると、2021年4月時点の調査で、ライブコマースという言葉の認知度は43.2%、ライブコマースを視聴したことがある人(利用経験がある人)は12.7%にとどまっており、ライブコマースが広く浸透しているとはまだ言いづらいのが現状です。

しかしコロナウイルスにより実店舗からECへデジタルシフトした企業も多く、今後ライブコマースは拡大が見込める市場であるといえるでしょう。

例えば三越伊勢丹ホールディングスは、ライブコマースでお中元の販売を行い、売上増加を実現しています。

参照:三越伊勢丹がお中元をライブコマースで販売 5月の売上は前年比2倍に

ライブコマースが注目される理由

ライブコマースが注目される理由の一つとして、ライブ配信の普及があげられます。特に2020年は新型コロナウイルスが原因で多くのリアルイベントが中止や延期へと追い込まれました。同時に5Gの広がりもあり、YouTubeやInstagramなどのSNSを活用した動画配信への注目が高まっています。

また、巣ごもり消費の需要拡大を踏まえて多くの企業が実店舗からECへの参入を始めました。ECの拡大に伴い、ライブコマースも同様に浸透していくと考えられます。

ライブコマースのメリットとは

それではライブコマースのメリットは何でしょうか?ECサイトで商品を購入するにはあります。ここでは大きく3つのライブコマースのメリットをご紹介します。

リアルタイムなコミュニケーション

ライブコマースは配信者と視聴者がリアルタイムにコミュニケーションが取れるという点が大きな特徴です。商品情報をリアルタイムで伝え、視聴者からの疑問にもその場で回答が可能というコミュニケーション性がライブコマースの強みです。

EC販売におけるデメリットの解消

EC販売における大きなデメリットは、実際に製品を手に取って試すことができないという不安感です。ライブコマースの場合、例えば化粧品であれば肌につけた感じや、洋服の場合は生地の感触や厚みなど、配信者が商品の感想や使用感を伝えることでイメージがわきやすくなり、顧客は実店舗で商品を試して購入するような購入体験を得ることができます。

新たな購買層の開拓

配信者に有名人や人気のインフルエンサーを起用することで、配信者のファンやフォロワーが配信を閲覧する可能性が高くなります。そのため従来商品に興味を持ちづらかった層に対しても商品を訴求することが可能です。

ライブコマースの実現方法

ライブコマースには、InstagramYouTubeなどのSNSプラットフォームを利用する方法と自社ECプラットフォームに組み込む方法があります。

SNS

メリット

最大の魅力はSNS上での拡散力にあります。フォロワーへのリーチやフォロワーから新規ユーザーへの拡散等、広く集客できる点にあります。また、すでにストリーミング配信するための安定したプラットフォームが整備されており、誰でもすぐに利用することができます。

デメリット

SNSプラットフォームが提供する機能を利用するため、拡張性や管理機能に制限があります。また、商品を購入するためのECカートへの導線設計にも制約があり、一般的には外部リンクでECへ遷移するため、視聴者にとって配信を見ながら直感的に買い物ができないデメリットがあります。そのほか、各SNSプラットフォーム上で配信をするため、自社商品・ターゲット層とあったSNSプラットフォームを見極める必要があります。

自社ECプラットフォーム

メリット

外部プラットフォームに依存しないため、カートまでの導線設計や表現に対して高い自由度があります。視聴者は動画を見ながら、ほしいと思った商品をすぐにECサイトのカートに保存することも可能です。また、自社サイトに来ていただくことによって、そのほかのキャンペーンやプロモーションの認知につなげることも可能となります。

デメリット

視聴者を集めるための集客が課題となります。配信準備を行うだけでなく、SNSや広告を用いたプロモーションも同時に行う必要があります。また、配信するためのプラットフォームを準備する必要があります。自社でストリーミングのためのサーバーを立ち上げるとなると大きな費用と時間が発生します。

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ライブコマースを導入するためのサービス

最近では、ライブコマースを自社で導入するためのSaaSが増えています。これらのサービスを利用することで配信に必要なシステム・サービスから機材提供や分析、また、配信に関する企画制作までトータルでサポートを受けることも可能です。いくつかのサービスをご紹介します。

ライコマAPI(提供元:株式会社JGrip

自社ECサイトへの組み込み型。独自の解析機能を提供しており、いつ、どんな演出を行った際に購入されたか、売れる番組作りに役立てることができます。APIにより商品情報やカート情報をECと連携することも可能です。また、プラットフォーム提供だけでなく、企画や配信運用のサポートも提供しています。

https://jgrip.co.jp/

TAGsAPI(提供元:株式会社Moffly

自社ECサイトへの組み込み型。タグを設定するだけでライブコマースを自社サイトに簡単に導入可能。大手コスメや百官店でも採用されており導入実績が豊富です。専任のコンサルタントが導入設計から撮影サポートまで対応してくれます。

https://tagsapi.com/

Livekit(提供元:STARP株式会社)

ライブコマースサービスの独立構築。ライブコマースでの物販以外に、スーパーチャット(投げ銭)機能があり、物販だけでなくアーティストのライブなどにもご利用いただけるサービスです。

https://livekit.jp/

SI Web Shoppingでライブコマースを実現

SI Web ShoppingはフロントサイドをAPI化しており、ライブコマースシステムと商品情報やカート機能、会員情報を連携させることが可能です。ライブコマースで商品プロモーションを配信しながら、視聴者が欲しいと思った商品をそのままカートに保存、ECサイトで購入することが可能となっています。livecommerce-outline

ライブコマースとECサイト API連携イメージ

まとめ

いかがでしたでしょうか。コロナ禍で非対面接客・販売が推進される中、ライブコマースは新しい販売手法として今後、様々なECサイトで取り入れられると予測されます。弊社が提供するSI Web Shoppingは今回ご紹介したライブコマースへの対応やデジタルマーケティングに対する機能を揃えており、お客様に合わせた最適な構成でご提案することができます。

ライブコマースを検討したい、最新のデジタルマーケティングを取り入れたECサイトを構築したい、リニューアルしたい、という方はぜひお気軽にお問合せください。

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