サジェスト検索によってECサイトはどう変わる?導入時の注意点も解説

 2019.09.16  株式会社システムインテグレータ

「サジェスト検索」あるいは「検索サジェスト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
インターネットに関わる仕事をしている方であればご存知かもしれません。

ECサイトのユーザビリティを高める手段として、このサジェスト検索が有効である場合があります。

今回は、ECサイトにサジェスト検索機能を実装する際に注意しておきたいポイントなどを詳しくご紹介していきます。

「サジェスト」とは

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サジェスト(suggest)は、日本語で「提案」という意味になる言葉です。
Googleなどで検索したいキーワードを入力すると、それに関連した内容の検索候補(キーワードリスト)が自動的に出てくるというのを皆さんも目にしたことがあるはず。
これがいわゆるサジェストです。

検索頻度の高い関連ワードが順番に出てくる仕組みになっており、調べたい事柄を検索エンジン側から提案してくれることから「サジェストワード」とも呼ばれています。

サジェスト検索を自社ECサイトに導入するメリット

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ECサイトを運営する場合、自社のサイトにサジェスト検索の機能を実装することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

いくつかのポイントに分けて解説していきます。

スマホでの検索が楽になる

サジェスト検索機能があると全部の文字を打たなくて済むので、スマホでの文字入力の手間が減り、使いやすさが大きくアップします。

また、スマホの操作に慣れない方や年配の方などの場合には、入力の手間や時間が利用のハードルになることがあります。

そのようなユーザーに対しても有効な対策といえるでしょう。

目的の商品を調べやすい

ECサイトにサジェスト検索を実装すると、テキストだけでなく候補となる商品の画像もサジェスト欄に出てくるので「調べやすさ」が格段に上がります。

言葉では表現が難しい商品の特徴や色、形状なども、画像を見るだけなのでユーザーは判断しやすくなります。

サイト離脱率が下がる

「スマホでの文字入力の手間が減る」「商品が調べやすくなる」というのはいずれもユーザー側のメリットですが、ECサイト運営側から見た時には「閲覧している途中で離脱されにくく、商品の購入につながりやすい」といったメリットがあります。

ECサイトそのもののCVR(コンバージョン率)を上げるためにも、サジェスト検索機能は有効な方法といえるでしょう。

サジェスト検索を自社ECサイトに導入する方法

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自社のECサイトにサジェスト検索機能を実装する場合、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

いくつかピックアップしてご紹介します。

個別に開発する

こだわりの強い方がまず考えるのが、自社のECサイト向けに個別にサジェスト検索機能を開発して実装するという方法です。

自社のECサイトの仕様に合わせて開発するとさまざまな機能を追加できるので、使いやすい仕様になる可能性は高いでしょう。

しかしその分開発費用は高額になりがちで、時間もかかります。
そのため、サジェスト検索機能の個別開発は多くのEC運営事業者にとって、決してコスパに優れた選択肢とはいえません。

検索エンジンサービスを利用する

サジェスト検索を自社のECサイト用に一から開発するのではなく、あらかじめ提供されている検索エンジンサービスを利用するほうが現実的でしょう。
検索エンジンサービスとは、自社のECサイト内でテキスト検索や画像検索などを可能にする機能です。
ここにサジェスト検索機能も付加されています。

GoogleやYahoo!の場合は世界中にあるWebサイトから検索を行っていますが、ECサイト向けの機能として提供されている検索エンジンサービスは、検索対象を自社のサイト内だけに限定します。
Webサイト向けのひとつの機能として提供されており、利用するのに初期費用や月額費用が必要となるサービスがほとんどです。

検索エンジンサービスを導入する注意点

検索エンジンサービスは自社のECサイト向けに個別に開発する必要もなく、便利なサービスであることがお分かりいただけたでしょう。

では、実際にそれらを導入する場合、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。

サイト内における検索機能の利用頻度

ECサイトを運営していると、どの商品やどのワードがよく検索されているかという傾向が見えてくるはずです。
それと同時に、自社のサイト内検索の機能がどの程度利用されているのかを確認することは重要なポイントです。

そもそもサイト内検索の利用頻度が低い場合は、サジェスト検索機能を導入したとしても思ったほどの効果が見込めない可能性もあります。

商品に関する表記

サジェスト検索機能を導入する上で大前提となるのが、登録している商品の名称やカテゴリ、サイズなどの表記ルールが統一されていることです。

たとえば「メンズ」「男性」「紳士」といった言葉はどれも男性用の商品を表すものですが、検索で網羅しようとすると、それぞれのワードで検索しなければなりません。

このように、現在登録されている商品にどのようなルールで名称が付与されているのか、商品を登録しているデータベースと名称が一致しているか、などの確認が必要です。

そのサイトにとって本当にサジェスト検索が必要か

たしかにサジェスト検索は文字入力の手間が省け、イメージ画像による「提案」などがあるため、ECサイトにとっては強い味方になってくれる存在です。

しかし、そもそも自社のECサイトにサジェスト検索が本当に必要なのでしょうか。
例えば、商品数が少なくサイト内検索があまり利用されていないのであれば、サジェスト検索を導入してもあまりメリットは大きくないと予想できます。

Amazonのように大量の商品数を誇り、数ある登録商品の中から検索効率を上げたいケースには有効といえますが、ジャンル別からの検索で目的の商品に簡単にたどり着けるような場合は必要性が高いとはいえません。

導入を決める前に、あらためて自社の商品を売るにあたってサジェスト検索機能が必要なのかを考えてみましょう。

サーバに与える負荷を考慮しているか

サジェストをはじめとした検索機能は、一般的にサーバに対して高い負荷を与えます。

外部の検索エンジンサービスを利用する場合は、検索の実施は検索エンジンサービス側で実施してくれるので心配は少なくて済みますが、自社サーバ内で検索の処理を実施する場合、複数のユーザーが一気に検索をかけるようなシーンがあると、最悪の場合、サーバがダウンしてしまう可能性もあります。

サーバがダウンしなかったとしても、少なからずパフォーマンスが低下する確率は高いでしょう。
そうならないよう、導入前の段階でサーバに十分な余力があるかを確認しておかなければなりません。

サーバ負荷を軽減する方法として、外部の検索システムを活用するという選択肢も検討してみましょう。

サジェスト検索の導入は必要性を考えて

サジェスト検索は、「使いやすいECサイト構築」に一役買ってくれる便利な機能といえます。

しかし、必ずしもすべてのECサイトにとって有用とはいえず、現在運用している自社のECサイトに本当に必要であるかを見極める必要があります。

無理に自社サーバで動かす前提で実装してしまうとサーバに高い負荷を与え、結果としてサービスを提供できなくなる可能性もあるため、導入は慎重に判断してください。

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