ecサイトリニューアルで気をつけたいポイントとは?

 2017.09.11  株式会社システムインテグレータ

「売上をもっと伸ばしたい」「数年前に構築してから一度も手を入れていないから、デザインが古臭い」「顧客体験を一元化するためにオムニチャネル化したい」こうした理由からECサイトリニューアルに取り組む企業は少なくありません。しかし、リニューアルすれば必ず売上や流入数が伸びるかというと、そうではない企業が多いのも事実です。

その原因のほとんどは、“ECサイトリニューアルのポイント”を知らないことにあります。なんとなく古臭いのでデザインを刷新したいという気持ちでリニューアルに取り組んでも、気を付けるべきポイントを知らなければ、そのリニューアルは必ず失敗します。

ここでは、そんなECサイトリニューアルを成功させるためのポイントについてご紹介します。

ECサイトリニューアル成功のポイント

ポイント1.ECサイトリニューアルの目的を明確化

「なぜ、ECサイトをリニューアルするのか」この理由は明確でなくてはならず、かつ妥当な目的でなければなりません。なぜなら、明確かつ妥当な目的がなければ、ECサイトリニューアルは必ず失敗するからです。「売り上げを伸ばすため」といった漠然とした目的ではなく、「レスポンシブデザインを採用してスマホユーザーを取り込み、売上を40%向上させる」、「顧客満足度を30%向上させる」、「在庫管理システムと連携し、在庫回転率を向上させる」、「マーケティングツールと連携させ、リピート率を25%向上させる」というような、明確な目的を設定しましょう。

このように具体的な数値が無ければ、リニューアルに取り組む関係者が同じ方向を見ることができませんし、ベンダーから出てきたリニューアルの提案を適切に評価することができません。目的を達成するために何を行えば良いか出来るだけ明確にすることで、失敗のリスクを下げることにもつながってきます。。

そして、リニューアルの目的が明確になっていることはリニューアルを担当する現場だけでなく、リニューアルの是非を判断する意思決定者にとっても重要です。新しいECサイトで達成したい目的は何故現状のサイトでは実現出来ないのかが明確でないと、最終的にリニューアルのプロジェクトが開始前に頓挫することも考えられます。実際小さくない投資ですので、予算化もされており現場での合意はとれているものの経済的合理性の説明がつかず最終的に経営者がリニューアルを見送った、というケースは良く耳にします。

もはや多くの企業にとってECサイトは単なる販売チャネルの一つではなく、顧客とのデジタルコミュニケーションやプロモーションを含む企業もしくは事業全体の戦略を構成する重要な要素になってきています。そういった観点ではECにフォーカスした目的だけでなく、もう少し広い範囲でのステークホルダーを意識した視点での目的についても考慮する必要があると言えます。

ポイント2.現状課題の洗い出し

現在のECサイトにどこが問題あり、どう変えたいかをユーザー視点・管理者視点から考えます。「会員登録に時間がかかる」「モバイルからのアクセスが少ない」「購入画面でのエラーが生じやすい」「管理画面が見づらい」「バックオフィス業務が煩雑」「メルマガの反応率が低い」「返品率が高い」など、どんなに細かくても良いので課題をすべて洗い出しましょう。

ECサイト構築パッケージ・サービス比較表

 

ポイント3.サイトマップの見直し

課題を踏まえた上で「どのようなECサイトを目指すのか」を描くためにサイトマップを見直します。サイトマップがしっかりと作成されていることは、より具体的な見積と納期を知ることができるので、リニューアルを円滑に進めるためにも必要です。

 

ポイント4.レスポンシブデザインの検討

レスポンシブデザインとは、PCだけでなく複数のデバイスの表示に対応したECサイトのデザインです。今やインターネット利用者数はPCよりもスマートフォンが上回っている状態なので、スマートフォンからの流入を確保するためにも、レスポンシブデザインを積極的に検討しましょう。また、独自のデバイスネイティブなアプリケーションなども場合によっては検討するようにします。

ポイント5.商品カテゴリの設計見直し

アクセス解析を用いて流入キーワードを分析し、それに応じて商品カテゴリの設計を見直すと、効率良くアクセスを集めることができます。異なるキーワードからでも、顧客が欲しいものを表示できるように設計するのことがポイントです。

ポイント6.口コミの表示や権威付け

「使ってみて、その良さを実感しました」「使って1週間で効果が出ました」など実際に購入したユーザーが具体的なメリットを説明している口コミを表示するようにしましょう。専門家や研究機関による権威づけを行うことも効果的です。

ポイント7.コンテンツSEOの検討

コンテンツSEOとは、ブログコンテンツなどによってECサイトのSEO価値を高め、検索結果上位に表示させ、コンテンツからの直接流入を狙うための施策です。ECサイトマーケティングとしては、今や当たり前のように導入されています。

ポイント8.UXを意識したサイトデザイン

UX(ユーザエクスペリエンス)とは“顧客体験”を意味し、ECサイトを利用した顧客が何を感じたのかに焦点を当てる概念です。顧客の立場に立ってECサイトを見つめ直せば、何が使いづらいのか、というUXを意識したサイトデザインを考えることができます。

ポイント9.将来のトラフィック拡大を予測

ECサイトリニューアルに成功し、かつ継続的な改善を加えていけば自然とトラフィックが拡大します。こうした将来の拡大を予測した上で、ECサイトのインフラを見つめ直しましょう。

ポイント10.リダイレクトの使用

ECサイトリニューアル後にアクセス数が減る原因として、リダイレクトを設定していないという理由が考えられます。旧ECサイトやコンテンツを表示してしまったユーザーが、リニューアル後のECサイトへアクセスできるようリダイレクトを正確に設定しましょう。

ポイント11.グロースドリブンデザイン

グロースドリブンデザインとは、完成度100を目指すのではなく、早々にECサイトを公開し、効果検証を繰り返していくことで最適なECサイトを目指すというリニューアル方法です。グロースドリブンデザインを取り入れることで、効率良くECサイトを改善できるようになります。その場合にはECサイト構築パッケージのソースコードが公開されていて内製化していることが望ましいです。なぜなら解析データを確認しながら細かいWebサイトの改善をリアルタイムで実施していく必要からです。

ポイント12.ECサイト構築会社選び

ECサイトリニューアルを構築会社に依頼する場合、会社選びが命運を分けます。このためECサイト構築会社の選び方を押さえた上で、自社にとって最適な構築会社を選ぶことが大切です。特に過去の実績やECサイト構築への具体的な方法論、最近のECサイトのトレンドなどを詳しく聞くようにします。

ポイント13.デジタル広告やLPの見直し

現状として売上が伸びない場合、ECサイトだけでなくデジタル広告(リスティングやSNS)やLP(ランディングページ)に原因があることも考えると良いでしょう。ECサイトリニューアルと同時に見直すと、高い相乗効果を生み出します。

ポイント14.構成変更とSEOのバランス

ECサイトリニューアルによってサイトマップやサイトデザインが変更されると、SEOに支障をきたす場合があります。現状のSEO評価が下がり過ぎてしまうとリニューアルの意味が無くなってしまうので、SEOとのバランスを考慮しつつ構成変更を行いましょう。

ポイント15.ペルソナを取り入れる

ペルソナとはECサイトに取り込みたい具体的な顧客像です。今までは「20代30代の家庭を持つビジネスパーソン」など漠然としていたターゲット(セグメント)も、ペルソナでは「33歳男性、中小企業勤務、家族構成は妻と小学生の子供、休日は家族で過ごすことが安らぎ、etc」といったように、かなり詳細までターゲット像を絞り込みます。こうすることで、より的確なマーケティングを展開でき、効率良く集客することが可能です。

ポイント16.カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーマップとは、ECサイトとユーザーの接点をマッピングしたものです。ユーザーが自社ECサイトに出会うまで、出会ってからの行動、さらに購入に至るまでをマップ化することで、ユーザーとの接点を把握することができます。それに沿ってECサイトデザインを設計し、効率良く利益率をアップさせていきます。通常はペルソナと併用します。 [RELATED_POSTS]

まとめ

ECサイトリニューアルは簡単ではありませんが、現状の課題を放置し続けるわけにはいかないので、課題を解決し目的を達成する為の手段としてECサイトリニューアルが適しているのであれば取り組むべきです。ただしやみくもにリニューアルするのではなく、必ずポイントを押さえ、慎重にリニューアルを行っていくことが重要です。

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