レコメンドとは?ecサイトでレコメンド機能を活用するメリット

 2017.09.28  株式会社システムインテグレータ

レコメンドとは日本語で「勧める、推薦する」という意味です。

ECサイトにおけるレコメンド機能も同じように、Aという商品を見ている人に、Bという商品を勧めます。いわばWeb上で行われる一種の接客と言えます。購入したことのある商品、あるいは閲覧している商品と関連する商品や合わせて買われている商品をおすすめすることで、クロスセルや、アップセルを実践することができます。

そんなレコメンド機能を活用する具体的なメリットとは何でしょうか?今回はレコメンド機能のメリット、仕組み、導入方法について解説いたします。

ECサイトでレコメンド機能を活用するメリット

レコメンド機能は、「興味のある(だろう)商品をおすすめする」という非常にシンプルなマーケティング機能でありながら効果は絶大です。では、どういったメリットがあるのでしょうか。

訪問者の趣味嗜好に応じて商品を表示できる

実店舗ならば、スタッフが来店客を接客している中で趣味嗜好を感じ取り、都度最適な商品を提案します。この取り組みによって、もともとは購買意欲のなかった人が購入したり、予定の金額以上の買物をしたりします。これらは全て接客によって、最適な商品を提案したからこそ得られる利益です。

ECサイトにこうした仕組みを取り入れるのがレコメンド機能です。訪問者に趣味嗜好に応じて商品を表示するので、訪問者ごとに最適な商品提案を行うことができます。

ECサイトへの信頼が上がる

レコメンド機能を活用することで、訪問者の「欲しいもの」を「欲しいとき」に、提供できる確率がアップします。訪問者からすれば「このECサイトは自分の趣味嗜好を理解している」と感じるので、ECサイト自体への信頼が上がるのです。すなわち、リピーター獲得に繋がります。

クロスセルの実施により客単価が向上する

クロスセルとはAという商品を購入した人に対し、Bという商品をすすめるという販売手法です。たとえば自動車販売業界では、顧客が購入の意思決定を示した際にオプション製品やサポート製品のクロスセスを実施します。ポイントは、メインの商品価格より低価格なものをすすめることです。

EC消費者意識調査

自動車という高額商品を購入する際、人間はかなり慎重になります。しかし一度意思決定をすれば緊張感が一気にとけ、一種の麻痺状態に陥ります。この段階でカーナビやドライブレコーダーといった少額商品(本来は高額だが自動車に比べれば少額)をすすめられると、さっきまでの慎重さが嘘だったかのように、購入を決定します。

レコメンド機能ではアルゴリズムに則った商品表示だけでなく、表示する商品を細かく設定可能なので、こうしたクロスセルをECサイト上で実践できます。

種類別レコメンドエンジンの仕組み

レコメンド機能を提供するエンジンには「協調フィルタリング型」「コンテンツベースフィルタリング型」「ハイブリッド型」などの種類があります。

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協調フィルタリング型

協調フィルタリング型とはECサイトの訪問者の、サイトアクセス履歴や行動履歴をもとにして、商品をレコメンドするという仕組みです。例えばAという商品を購入した人の中でBという商品も購入することが多いので、Aを購入した(する)人に対しBをレコメンドします。

同じ商品を購入した訪問者の趣味嗜好は似通っている可能性が高いため、シンプルではありますが高い効果があります。

コンテンツベースフィルタリング型

コンテンツベースフィルタリング型とは商品の属性データを使用して、類似した商品を表示するという仕組みです。例えばAさんがHP社のパソコンを閲覧していたら、HP社のラインナップの中から、価格やスペックが似通った商品を表示します。Aさんは数ある商品の中から、自分が欲しいものに簡単にアクセス出来るというわけです。

過去サイトを訪れたことのない新規訪問者の場合、行動履歴が積み上がっていないので、協調フィルタリング型によるレコメンドが難しくなります。コンテンツベースフィルタリング型なら訪問者の行動履歴に依存しないというメリットがあります。

ハイブリッド型

ハイブリッド型とは複数のフィルタリング技術を組み合わせることで、協調フィルタリング型とコンテンツベースフィルタリング型にあるデメリットを補いつつ、訪問者に対して最適な商品をレコメンドするための仕組みです。ECサイト訪問者がリピーターならば協調フィルタリング型によって商品を表示し、新規訪問者ならがコンテンツベースフィルタリング型によって商品を表示するといった、臨機応変な対応が可能です。

実際はもっと複雑な設計がされており、訪問者に応じて常に最適なレコメンドを行うことができます。

ECサイトにレコメンド機能を取り入れる方法とその特徴

レコメンド機能を取り入れるには4つの方法があります。各方法の特徴を知り、最適な導入を目指しましょう。

Eコマースシステム包括されている機能を利用する

ECサイトを構築する際に導入した、Eコマースシステムにレコメンド機能が包括されているパターンです。レコメンドのためだけに追加コストがかかるらないのですが、一方専門的なレコメンドエンジンと比較すると機能や性能は劣っている場合がほとんどです。

ASPサービスを利用する

ASPサービスとして提供されているレコメンド機能を利用することで、最も低コストかつ短期での導入ができます。専門的なツールとなっているため、安価な費用で高機能なレコメンド機能を利用することが可能です。例えば弊社が提供する SI Web Shoppingでも、パッケージ標準でご提供しているレコメンド機能がありますが、より高度なレコメンドを行いたいお客様向けに専用のレコメンドエンジンをご提供しております。

参考:SI Web Shoppingのレコメンド機能

プライベートDMPを導入する

自社内にプライベートDMPを構築し、プライベートDMPの機能を利用しレコメンドを実施する方法です。ASPサービスよりもコストはかかりますが、外部のオーディエンスデータやオフラインのデータなどを活用し、より高度なレコメンドを行うことができます。

フルスクラッチで開発する

あまり一般的ではありませんが、レコメンド機能を一から独自に開発する方法をとる事業者様もいらっしゃいます。手間、コストともに最もかかる方法となりますが、自社要件を完全に満たせるというメリットがあるので、既存の製品の組み合わせでは実現出来ない要件があり、その要件を実現した際に得られると期待される効果がかかる費用よりも大きい場合は、一から自分たちで作るということも検討に入ってくるでしょう。

まとめ

レコメンド機能を導入したからといって、必ずしも収益が伸びるわけではありません。レコメンド機能はあくまで手段なので、それをいかに活用するか、が重要となります。しかし、導入することで、ECサイトのユーザビリティを向上できることは間違いありません。これからECサイト構築をするという企業は、レコメンド機能を包括している、あるいはオプションによって追加できるパッケージ製品を選ぶのがベストと言えるでしょう。

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