コラム

失敗しないecサイト構築会社の選び方

  • 2017.12.26
  • 株式会社システムインテグレータ

ECサイトを構築する方法として、自社構築するか、もしくは構築会社に依頼するかといった2つの方法があります。厳密に言えばSaaSの活用やECサイト構築パッケージ製品の購入などに細分化できますが、今回は割愛します。

関連記事:ecサイト構築パッケージの選び方

2つのECサイト構築方法として、多くの企業が構築会社への依頼を選択します。社内にWeb技術に明るい技術者が在籍している事業会社はまだまだ少なく、元々ECでない他のWebサービスを提供しているIT企業でも無い限り、ECサイト構築の技術を有している人材は少ないというのが実情です。

実際、現在本ブログをご覧になっている方のうち、ECサイト構築を検討されている方の殆どが、実際にECサイトを構築する際にはECサイト構築会社へ依頼をかけることでしょう。

そして、ECサイト構築を成功させるためには、どのパッケージやサービスをベースに構築するかも重要ですが、同じくらいどのECサイト構築会社に依頼するかも重要です。発注側企業としては、依頼する会社の“選び方”を心得ていなければ、失敗する可能性が高くなってしまうと言えるでしょう。

そこで今回は、失敗しないECサイト構築会社の選び方について紹介します。今後ECサイトを立ち上げる予定がある、あるいは以前ECサイト構築会社選びに失敗したという企業は、ぜひ参考にしてください。

最初に理解しておくべきECサイト構築の流れ

ECサイト構築会社を正しく選ぶためには、ある程度ECサイト構築の流れを知っておく必要があります。ですので、ECサイト構築会社の選び方を紹介する前に、簡単にECサイト構築の流れを説明しておきましょう。

※かなりざっくりとした流れになり、実際はもう少し細かい工程に分かれます。

1.ECサイト構築会社によるヒアリング

ECサイト構築の目的、コンセプト、期待する効果、予算などをECサイト構築会社は発注企業にヒアリングします。RFPがある場合、RFPをベースにしたヒアリングを行い、提案を組み立てます。

 

2.見積提示

ヒアリング内容をもとにECサイト構築会社が、プロジェクトの概要や制作期間、デザイン概要などを記した提案書を見積とともに提示します。

 

3.契約

選定した企業から提示された見積に問題がなければ契約を締結します。この時点で着手金として制作費用を支払う場合もあります。

 

4.要件定義

ECサイト細部の要件定義を行います。業務を確認しながら、機能要件、非機能要件を定義していきます。T多くの場合、要件定義にて当初の検討内容と異なる箇所が出てくるので、この段階で再見積を行うことがほとんどです。

 

5.基本設計・詳細設計

要件定義にて決定したECサイトの必要な要件を実現する方法を設計していきます。基本設計では要件定義にて決まった要件をどのような画面で実現していくのか、詳細設計では実際にプログラムを製作するにあたり必要なレベルでの設計を行います。

基本設計で画面にて要件を表現していく中で、要件定義で交わされていた言葉だけだとシステム会社とイメージが異なっている場合もあるので、基本設計完了後にも再見積を行います。

6.システム開発

基本設計、詳細設計に基づいたした機能を制作していきます。開発の工程は主にシステム会社内での作業となります。

7.稼働テスト

システム開発が完了すれば、ECサイトが正しく稼働するかのテストを行います。社内の他システムとの連携を行うことも多いので、計画的にテストを進めていく必要があります。

8.納品・カットオーバー

稼働テストが完了し、問題が無ければ晴れて納品、新サイトオープンとなります。

 

非常に大まかな流れのご紹介ではありましたが、ECサイト構築会社とはまさに、自社の戦略を具現化するための重要な “パートナー”だと言えます。こうした事実を再確認すると、いかにECサイト構築会社選びが大切かを再認できますね。

関連記事:ecサイト構築の検討手順について

 

失敗しないECサイト構築会社の選び方

では具体的に、ECサイト構築会社を選ぶ上で、失敗しないためのポイントを紹介していきます。

検討のコンセプト(選定・評価軸)を明確にして、それに合ったECサイト構築会社をピックアップする

 

ECサイトを構築するためには、構築することで何を実現したいかというコンセプトと共に、どのような軸で選定・評価するのかというコンセプトが必要です。要件と選定のポイントが具体的になればなるほど、依頼すべきECサイト構築会社が絞られます。各ECサイト構築会社が、どういったECサイト構築が得意かというのは、その企業のホームページに掲載されている事例が参考になります。構築するECサイトのコンセプトに応じて、いくつか構築会社をピックアップします。

 

費用の比較を正確に行うよう心がける

ECサイトを構築する上で予算は大きな評価のポイントです。しかしながら、表面的な金額で比較し、安い会社を選んでしまうと思わぬ落とし穴に落ちてしまうことも少なくありません。例えば要求の理解が浅く、安い見積になっていたが、実際に要件定義を実施したら提案時の想定と大きく異なり、結局他社の見積金額より高い金額になってしまうということもあります。提案時の見積金額だけで判断してしまうと、他の会社が深く要件を考慮して適切な見積を算出していることに気づかず失敗してしまうかもしれません。見積の金額だけでなく内容も充分にチェックしましょう。

 

自社担当者のECサイト構築に対する理解度を確かめる

ECサイト構築会社と発注側企業の“橋渡し”を行うは、構築会社側の担当者です。いわゆる“プロジェクトマネージャー”というポジションの人たちで、ECサイトの完成度はこのプロジェクトマネージャーに依存するといっても過言ではありません。従って、担当ととなるプロジェクトマネージャーの実績が豊富なのか、自社の戦略を確実に理解しているのか、コミュニケーションが充分に取れるのか、経験豊富なのかなどを確かめる必要があります。

 

コミュニケーションに重点を置いているECサイト構築会社を選ぶ

ECサイト構築は発注側企業と構築会社が“二人三脚”で行っていくものです。ECサイト構築会社にプロジェクトを丸投げすることはもちろんNGであり、双方の密なコミュケーションが大切です。従って、ECサイト構築会社を選ぶ際も、コミュニケーションに重点を置いている構築会社を選ぶと良いでしょう。

 

まとめ

ECサイト構築は決して安いプロジェクトではありません。大企業になればなるほど巨大なプロジェクトになります。そして、このEC領域は日進月歩に最新技術が登場していますので、最先端の技術をキャッチアップしつつスキルの高い構築会社を見極め、選ぶことが大切です。そのためにも、ここで紹介したECサイト構築会社の選び方を参考にしてください。

ECサイト構築パッケージ選定 7つのポイント

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