コラム

2018年ECサイトのトレンドとは?

  • 2018.07.09
  • 株式会社システムインテグレータ
2018年ECサイトのトレンドとは?

移り変わりが激しいECサイト市場は毎年、新しいトレンドが誕生しています。このトレンドを押さえて先進的な取り組みをしているECサイトというものは、得てして高い収益を獲得しています。

技術が日々進歩し様々なサービスやツールが登場する中、ECサイト事業者として押さえるべきトレンドとは何でしょうか?今回は2018年に押さえておきたい8つのトレンドをご紹介します。


LINEで宅急便!

ECサイト市場が抱える問題の一つといえば「配送状況の確認」です。追跡可能な配送方法で商品を発送したとしても、ユーザー側は確認の手間がかかりますし、タイミングが合わずに受け取れないということもあります。そうなると、再度発送手続きを取らないといけないので、ユーザーも配達業者も、場合によっては事業者までもが多くの手間を費やすことになります。日本の生産性の低さが大きく表れているケースですね。

LINEで宅急便!はそんな問題を解消してくれるLINEアプリです。無料のコラボレーションツールを提供するLINEとヤマト運輸が提携したことで、LINE上から商品のお届け予定日時や配達担当店が確認できるようになりました。

さらにLINE上から受取日時の変更を依頼することも可能なので、ユーザーは再配送専用のダイヤルに電話をかけることなく、手間をかけずに依頼できます。近い将来、再配送用伝票が無くなるかもしれません。

VRコマース

VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」のことで、日本語では「仮想現実」といいます。VRはゲームや動画コンテンツにてすでに取り入れられている技術であり、ユーザーはヘッドマウントディスプレイと呼ばれる視界を完全に遮るディスプレイを頭部に装着することで、現実世界とは隔離された空間でゲームや動画コンテンツを楽しむことができます。

昨年、このVRがECサイトに取り入れられたことで話題になりました。ユーザーがヘッドマウントディスプレイを装着すると、そこにはまるで実店舗と同じような空間が広がり、その場に陳列されている商品を見たり、そのまま商品を購入することが可能です。

この技術が進歩すれば、実店舗に訪れなくとも商品の質感やデザインを確かめられる時代が到来するでしょう。

さらに、ヘッドマウントディスプレイを使用せずにスマートフォンなどでVRが楽しめる技術も確立しているので、VRコマースは今後爆発的に普及することが予測されています。

ZOZO SUIT

ZOZO SUIT(ゾゾスーツ)はアパレル系ECサイトによくある「サイズ選び」という問題を解消するための新しいトレンドです。計測はスーツを着てアプリで撮影することで完了します。全身タイツに施されたドットマーカーの位置を計測することで、その人の体型をデータとして記録できます。これをアプリと連携することで3Dデータとして体型が確認できるので、ECサイトでのサイズ選びに悩まないというものです。

この技術がさらに普及すれば今後はアパレル系ECサイトだけでなく、ヘルスケア分野などでもメタボ予防などで活用できるのではないかと考えられています。

オフラインとオンラインのより強力な結合

オフラインとオンラインを繋ぐ「O2Oマーケティング」は従来からあります。これは、オフラインからオンラインへ、あるいはオンラインからオフラインへという動線設計でユーザーを誘導することで、事業全体としての収益を高めようという取り組みです。たとえばECサイトで商品を購入したユーザーに対して実店舗で使えるクーポンを配布したり、実店舗を訪問したユーザーにスタッフがタブレットを活用したECサイトを含めた在庫検索をしたりなど様々な施策があります。

しかし最近では、オフラインとオンラインの境界線がより曖昧になり、オフラインで取得したデータとオンライン上のデータを紐づけてカスタマイズされたマーケティングを展開することで「One2Oneマーケティング」の実現をより具体化しています。

音声ショッピング

音声ショッピングとはまだ確立されていないサービスですが、今後普及の可能性が高いと示唆されているものです。Googleが提供する「Google Home」、Amazonの「Amazon Echo」、LINEの「LINE Clova WAVE」といった商品はスマートスピーカーといわれ、ユーザーの音声に反応して様々なサービスを提供します。

たとえば聞きたい音楽を流してもらったり、天気情報を確認したり、様々なサービスを音声だけでコントロールすることで従来あった手間を大幅に削減するものです。

もしもこのスマートスピーカーでネットショッピングが楽しめるサービスが登場すれば、ユーザーの購買行動はより広範囲になりECサイトとして対応が必須になっていくでしょう。

調査会社のGlobal Market Insights(Smart Speaker Market)によれば、2024年までにスマートスピーカーの出荷台数は1億台を超えると予測しているので、今年から音声ショッピングなどの新しいサービスが登場してもなんら不思議ではありません。

ソーシャルコマース

SNSが生活の一部として浸透している今、ソーシャルとECサイトの境界線は徐々に薄くなっています。SNSで紹介された商品は、改めて購入できるサイトに移動し確認するという手段から、ダイレクトに購入サイトにつながり、少ない遷移で購入まで完了することができるようになっています。Facebookの「マーケットプレイス」、AmazonのショッピングSNS「スパーク」といったサービスではすでにソーシャルとコマースを融合し、ユーザーに新しい購買体験を提供しています。

今後、ユーザーはSNSという閉じられたプラットフォームの中でネットショッピングを楽しむようになるかもしれません。

動画コンテンツ活用

近年、動画コンテンツ市場が目覚ましい成長を遂げています。小学生の将来の夢ランキング上位にYouTuberがランクインするほど、動画はユーザーにとって身近な存在になっているのです。そうした動画コンテンツを活用した広告配信やマーケティングは非常に高い効果が期待できます。

1分の動画コンテンツにはWebサイト3,600ページ分の情報量があるとも言われているので、マーケティングに行き詰っている企業の多くが動画コンテンツの活用に流れていくでしょう。

ライブコマース

ライブコマースというのはインフルエンサー(YouTuberやタレント、最近では自社社員が抜擢されることも)がリアルタイムな動画配信で商品を紹介するというスタイルのコマースです。従来はTVショッピングがその役割を担っていましたが、購入のためには電話をするなどしなければならず、意外と敷居が高いビジネスでした。

しかし、ライブコマースではユーザーが動画にコメントをしたり、対話を行いながら商品の購入を検討し、その場で商品を購入することも可能で、より簡単に購入を行うことができます。いわばTVショッピングの進化形態と言ってもよいでしょう。またTVショッピングと異なり、インフルエンサーとの信頼関係が重要なポイントです。自分が好きな、応援している人が紹介する商品は買いたくなりますよね。最近では自社社員がタレント化してきている事例もあるようです。

まとめ

今回ご紹介した2018年のECサイトトレンドの中に気になったものはあったでしょうか?取り扱う商材によってもトレンドは異なります。自社の顧客やビジネスに合うもの、競合サイトが取り組んでいるようなトレンドは、積極的にECサイトに取り組み、差別化を行ってゆくことが大切です。迅速で適切な取り組みができれば、いずれも高い効果を発揮してくれることでしょう。

ECサイト構築パッケージ選定 7つのポイント

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