ECサイトのサイト内検索の基本的なポイントとは?

 2019.02.08  佐藤 嘉彦

こんにちは。
システムインテグレータの佐藤です。 

「ググる」という言葉が市民権を得てからどれくらい経ったでしょう。
それこそググれという話ではありますが、今では「OK Goolge」などと呼びかけて知りたいことを質問すれば答えてくれるようになり、ググることを覚え始めた15年以上前にはこんな未来が来るなんて想像もしていませんでした。

今では打つのが面倒くさいのでSiriやらAlexaに雑に質問する、意図した答えが返ってこなくて結局自分でググる、みたいなことばかりしています。
もちろん自宅での話です。

もはや、検索して情報を得ることは生活の一部になったと言っても過言ではありませんし、実際インターネット普及以前の調べ物に戻れるかというと、まあ戻れなくはないのですが、そんな感じの生活に慣れている今はあんまり戻りたくないです。 

そんな当たり前になったからこそ、ないなんて考えられない検索機能なのですが、今回はECサイトに求められる検索機能の基本的なポイントについて考えていきたいと思います。

サイト内検索とは

ここからご紹介していくのは、「サイト内検索」と呼ばれる機能についてです。

検索エンジン、サービスというとGoogleやYahoo!が思い浮かびますが、「サイト内検索」とはざっくりでいうと、そのサイト内にある情報の中から合致する情報を探して表示する機能のこととなります。

ECサイトでいうと、このサイトで売っている商品の中から検索するための機能が「サイト内検索」ということですね。

ECサイト内の検索に求められる機能

Googleの検索エンジンが日本でも最も使われている検索エンジンなわけですが、つまりユーザーはGoogleの検索の品質に慣れ親しんでいると言うことが出来ます。

ここからはECサイト内の検索機能に求められる基本的なことをご紹介していくのですが、大きいところでいうと、Googleの検索の便利さに慣れたユーザーを失望させないというところが、一つ大きなポイントかと思っています。

「いつもはGoogleに甘えて雑に検索しているけど、ここはECサイトのサイト内検索だからしっかり検索しよう!」

ECサイト構築パッケージ選定 7つのポイント

とはならないですよね。
気軽に検索してヒットしなかったら去ってしまう、そんなものです。
せっかく広告を打ってサイトに来てもらったのに検索で失望されて去られてしまった、なんて悲しいことにならないように、しっかりバケツの穴を塞いでいきましょう。

ゆらぎ検索(表記揺れ)対応

Googleだと結構誤変換したまま検索しても、正しい変換で検索したのとあまり変わらない検索結果を返してくれますよね。
この親切さにユーザーは結構慣れているのと、正確な商品名がわからないなんてことはザラにあるので、こういった正確でない検索についても対応しておきたいところです。

よくある例でいうと「ドラえもん」の例です。
「ドラえもん」の商品を検索したかったとして、検索バーに入れているキーワードが全部平仮名で「どらえもん」、あるいは全部カタカナで「ドラエモン」だと、キーワードと商品名が完全に一致しないですよね。
この場合、表記揺れに対応出来ていないと検索結果が0件となってしまいます。
Googleで慣れているユーザーは、こんな理由で出てこないなんて思いもしませんので、単に「ドラえもん」の商品はないのだと理解して去っていってしまいます。

こういった完全一致でないものも検索結果に含める機能を、ゆらぎ検索や表記揺れ対応と言います。
もはや必須の機能と言っても良いでしょう。

検索結果の最適化 

Googleの検索はユーザーにとって価値のある検索結果を返すことが、サービスのコアバリューだと私は思っています。
検索キーワードと合致するたくさんの結果が出てきても、本当に欲しい情報が全然並んでいないとなると、あまり意味がないですからね。
実際Googleで検索すると、上の方にはまあまあ欲しかった情報が乗ったサイトが表示されます。

例えばですが、ECサイトで買い物をしたくて「ズボン」で検索したとして、真冬に半ズボンが一番上に出てきたらガッカリしますよね。
これは極端な例ですが、例えキーワードが一致していたとしてもユーザーの望まない情報を返してしまうと、結局離脱につながってしまいます。 

これを防ぐためにはどうすべきか、というところで必要になってくるのが、検索結果の最適化機能です。
上のズボンの例でいうと、季節要因を検索結果の順位付けに考慮したり、そのサイト内でよく見ているもの、よく買っているものと類似した商品を上位に出したりと、そういった重み付けが出来る機能が必要となってきます。
実際検索にヒットした商品が多くても全部を見るわけではないので、いかに上位にマッチする商品を表示するかは、売上に直結する要素となります。 

また、この検索結果の最適化は一度設定したから終わりというものではなく、定期的に状況を確認しながら改善を続けていく必要があります。
機能だけではなく、そういった改善の体制を用意することも必要と言えます。 

素早い検索 

通信環境の影響はあるとしても、Googleで検索をして全然結果が返ってこなくてイライラした、という経験はあまりないですよね。
検索したら、すぐ結果が返ってくるということにユーザーは慣れているのです。

どんなに優れた検索結果を返すことが出来たとしても、何秒も何秒もグルグルして何も出てこないとなるとシビレを切らしたユーザーは去っていってしまいます。
これは検索に限らず、サイト内でページを遷移する際にも同じことが言えます。

この表示のスピードについては通信の環境やいろいろな要素があるのですが、スピードに関する要素のうちの一つとして、サイトが動くサーバーが忙しくしているかどうかという要素があります。
そしてこの検索という行為はわりとサーバーを忙しくさせる行為なのです。
大勢のユーザーがアクセスしてきて、たくさんの検索をするととてもサーバーは忙しくなります。
結果として、検索のスピードだけでなく、他のページ表示の速度も遅くなってしまう、なんてことがありえます。 

これを回避する手立てとして、サイト内検索を外部のサービスで実現するという方法があります。
ECサイトが動くサーバーで検索機能を動かすのではなく、外部のサービス側で検索を実行させることでサーバーにかかる負荷を分散するというわけです。
自社サーバーで検索のスピードを落とさないようにしようと考えると、サーバーの台数を増やしたり、スペックを上げたりしないとならないので、こういったサービスを使うことで不要なサーバー費用をかけずに済むというメリットもあります。

サイト遅延は離脱の大きな原因となりますので、こちらも欠かせない検討のポイントとなります。 

ドリルダウン(絞り込み)機能

こちらはこれまでと違い、Googleの検索の話から少しだけ離れた機能です。
Googleで検索するときほとんどの場合で、検索バーにキーワードを入力して検索すると思います。

ECサイトで商品を探す際に重要なのはこのキーワード検索だけではありません。
具体的な商品名ではなく、カテゴリや価格、発売日やブランドなどで絞り込みながら商品を探す、といった検索機能が欠かせないのです。
なぜならば目的の商品を目指して買うわけではなく、自分の買いたい条件にマッチする商品があるかどうかを探すにはこの検索の仕方が便利だからです。

この機能をドリルダウン(絞り込み)機能と言うのですが、単に絞り込みが出来るだけでなく、絞り込んだ結果それぞれの件数が何件なのかを表示するファセットカウントもあるとより便利です。
ファセットカウントがないと、絞り込んだ結果0件ということが検索を実行するまでわからないということになってしまいます。
せっかくいろいろ条件入れて検索を実行したのに0件だとガッカリしちゃいますよね。

条件を追加した段階で0件というのがわかっていれば、その条件を外して検索をしてその中から選ぶという風にスムーズに商品を探すことが出来ます。 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はECサイトの検索における、本当に基本的なポイントについてご紹介致しましたが、実はまだまだサイト内検索の世界は奥が深いです。

そちらについてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

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