セミナーレポート
SI Object Browserは多くのエンジニアにご愛用いただきながら、販売20周年を迎えました。感謝の想いをこめて、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌で全国セミナーを実施いたしました。今回は番外編ということで、セミナーレポートをお届けいたします。
SI Object Browser 20周年 全国横断セミナー
主催 | 株式会社システムインテグレータ |
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開催日/ 会場 |
(福岡)2017年4月20日(木)JR博多シティ会議室 アミュプラザ (名古屋)2017年5月22日(月)ウインクあいち (大阪)2017年7月26日(水)ブリーゼプラザ (東京)2017年8月4日(金)大手町サンケイプラザ (札幌)2017年9月7日(木)札幌国際ホール |
Object Browserの対応データベースの種類を振り返る
オープニングセッションでは、弊社取締役兼Object Browser事業部長の鈴木より、Object Browserの歴史について振り返りました。
1997年に産ぶ声を上げた製品はデータベース開発ツール『SI Object Browser』でした。
当時のデータベースはOracleが主流だったことからOracle版のみでしたが、2000年以降からSQL Server等のバイリンガルでシステム開発するユーザーが増えてまいりました。弊社でもこれらのデータベース種類をカバーすることを目的に、主要商用DBやオープンソースDBをカバーし、現在は、お使いデータベースに限らずObject Browserを使えるかたちとなっています。
弊社が次に目指したのは「ソフトウェアの開発全体のサポート」です。現在では開発工程にとどまらず、設計工程をカバーする『SI Object Browser ER』『SI Object Browser Designer』、プロジェクト管理をカバーする『SI Object Browser PM』など、徐々にカバー範囲を拡大し、現在は1万6000社、36万ライセンスの実績をもつIT業界のデファクトスタンダード的ソフトウェアに成長いたしました。
今後もよりソフトウェア開発全体の合理化をミッションに、機能拡充を拡げてまいります。
SI Object Browserをより活用する
最新バージョンではDBアプリケーションの開発支援機能にとどまらず、テストや運用工程で役立つ機能も搭載しています。
次のセッションではObject Browser事業部 担当マネージャーの後迫より、結合テスト向けに大量データを高速に作る「データ生成」や、エラー行を特定できる「SQL*Plus連携」、テーブルの件数を簡単に調べる方法等、『SI Object Browser』の豊富な機能の中でも特にマニアックな機能を紹介しました。あまり使われていないけど役立つ機能を紹介しました。アンケートでは「今日会社に帰ってすぐに使います!」等、全体的に好評でしたが、「もっとマニアックな内容を扱ってほしかった」などの手厳しいご意見もありました。
Object BrowserのTIPSについては当OBブログでもご紹介してまいります!
データベースの種類や歴史から「データベースのこれから」を考える
また、当社取締役社長 梅田、開発者の後迫・東京・大阪会場では株式会社アシストも交え「データベースのこれから」について語りました。1990年代はオンプレミス・リレーショナル型であるOracleが定着していましたが、2000年代後半からはPostgreSQL等のオープンソースDBも機能追従し、コストメリットのあるオープンソースを選択するなど、バイリンガルな時代となりました。DBエンジニアにとっては、選択肢が増えたことで喜ぶユーザーがいた一方、細かな違いを覚えるのが大変になるという苦労話もこぼれました。昨今では、クラウドサービス(Paas)やインフラ面を自動化する流れ、インメモリや・BI業務向け列指向データベースに代表される「特定の目的に特化する」流れやってきており、今後も傾向は高くなっていくものと考えています。 |
OBユーザーのMVPを決めるクイズ大会も
また、最後にObject Browserに最も詳しいユーザー様を決定するためのクイズ大会を実施いたしました!○×形式で出題となり、最も多く解けた人がMVPとなります。以下は実際に出題した問題ですが、解けますでしょうか?
正解は×です(Object Browserのプログラミング言語はDelphi)。ある会場では利用経験が2ヶ月の方が優勝するサプライズや、弊社スタッフが答えを言ってしまうハプニングもありましたが、非常に盛り上がりました。もしかすると大規模にした全国大会も実施するかもしれません(?)
最後に
全国総勢268名のSI Object Browserファンの方にご参加いただきました。
「20周年おめでとうございます」等、多くの励ましの声もいただき、改めてユーザー様に支えられて20周年を迎えることができたと改めて感じました。
セミナーでいただきました製品の改善要望も含め、今後も末永く提供を続けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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