Oracle Instant ClientでOBを使ってみよう

 2017.11.07  株式会社システムインテグレータ

「Oracle 11g用にOracle Clientを入れてあるのに、Oracle 12cに接続する必要が出た」
「Object Browser Ver.12から64bit版が提供されたのに、既存環境のせいで32bit版を使わざるを得ない」といった悩みがある方もいらっしゃるかと思います。

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1. Object Browser for Oracle Oracle Client の関係

実はOracle Instant Clientを使用することで解決します!

シナリオ

  • 作業用PCはWindows 64bitを使用している
  • 以前のObject Browserを使っていた関係で、Oracle Clientは32bitのものが入っている
  • Object Browserの64bit版を使えるようにする(Object Browserはインストール済み)

作業手順

  • Oracle Instant Clientを入手
  • Oracle Instant Clientを配置
  • Object Browserの設定変更

それでは、順を追って見ていきましょう。

Oracle Instant Clientを入手

まずは、Oracleの公式サイトもしくはインストールメディアからOracle Instant Clientを入手します。
Oracleの公式サイトからダウンロードするにはOracleアカウントが必要になりますので、事前に準備をお願いします。
入手したOracle Instant Clientは、作業PC内の任意の場所に保存します。 [RELATED_POSTS]

Oracle Instant Clientを配置

続いて、保存したOracle Instant Clientを配置していきます。

既存のOracle Clientとは別に、%任意の場所(=CLIENT_HOME)%\binフォルダを作成してOracle Instant Clientを展開、配置してください。

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2.Oracle Instant Clientの配置

データベース開発に関するお役立ち資料

この例では、%CLIENT_HOME% = C:\InstantClient\x64 としてbinフォルダを作成し、その中にOracle Instant Clientを展開しています。

また、%CLIENT_HOME%\network\adminフォルダを用意し、既存のOracle Clienttnsnames.oraを配置すれば接続に必要なTNS名を引き継ぐことも可能です。

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3.tnsnames.oraの配置

Object Browserの設定変更

最後にObject Browserの設定を変更します。
まず、メイン画面上部の[ツール]から[オプション]を選択します。

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4.[ツール] – [オプション]

オプション画面が表示されますので、[詳細設定]タブを開きます。

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5.オプション画面 詳細設定タブ

初期状態では[ORACLE_HOME]欄が空欄となっています。
ここに、先ほどの%CLIENT_HOME% (= C:\InstantClient\x64)を設定します。

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6.%CLIENT_HOME%の設定

 
[OK]ボタンで入力を完了したら、[ORACLE_HOME]欄の下側にある注釈通りObject Browserを再起動します。再起動後は、通常通り接続情報を入力してログインするだけです。

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7.Oracle Instant ClientによるObject Browserでの接続

 
念のため、ログイン後にメイン画面上部の[ヘルプ]から[サポート情報]を開いてOracle Instant Clientが使用されているかどうかを確認してみました。問題ないようですね。

また、文字化けの問題が発生する場合は、システム環境変数にNLS_LANGを設定します。
ご利用のOracle Databaseのキャラクタセットに合わせて設定ください。

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8.システム環境変数の設定

いかがでしたか?
今回ご紹介した方法は、筆者が32bit/64bitやOracle Clientのバージョンを切り替えるのに用いている手段です。もちろん、ReadOnly Editionでも利用可能です。

ぜひ、ご活用ください!

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