【待望のMySQL対応!】SI Object Browser for MySQL リリース

 2024.09.12  株式会社システムインテグレータ

2024年9月3日に、SI Object BrowserのMySQL対応版である『SI Object Browser for MySQL』をリリースいたしました。本製品をご利用することで従来のSI Object Browserと同じ使い勝手・機能でMySQL上での開発が可能です。当記事では、本製品の主な機能を紹介します。

SI Object Browser for MySQLの主な機能

テーブルのメンテナンス機能

Excelのような操作感覚で、データの挿入・編集・削除操作が可能です。その他、ExcelやCSVの出力、専用の検索フィルタにより絞り込み操作も簡単にできます。SQLの知識がなくてもデータのメンテナンスや検索・抽出が可能となっています。

image1 画面1.テーブル画面(データタブ)

SQLの実行

また、エンジニアの方向けに直接SQLを記述して実行する画面も用意しています。当画面ではSQL入力中にテーブルやカラムの候補を表示するコードアシスタント機能が搭載されており、効率よくSQLを作成できます。

image2 画面2.SQL実行画面

また、SQLをGUI操作で組み立てる「SQLビルダ」機能も用意されています。上部のダイアグラム欄で取得したいテーブルやカラムを選択することで、自動的にSQLが組み立てられるため、SQLの知識がない方でも複数テーブルを結合したデータなど、複雑なデータも抽出することが可能です。

image3
 画面3.SQL実行画面(SQLビルダ)


その他にも、SQL文のフォーマットを綺麗に整える整形機能や、実行計画の表示機能が用意されており、コマンドラインツールと比べてもSQLの開発効率を上げることができます。

ストアドプログラムの開発

また、ストアドプログラムの開発もサポートしています。専用のスクリーンエディタで開発・コンパイルができる他、パラメータを指定して実行することもできます。

image4 画面4.ストアドプログラムの開発・実行画面



その他、初めてのストアドプログラムを開発する方向けにストアドプログラムのサンプルコードを表示する機能や、コメント行だけをまとめて表示するコメントチェック機能なども用意されており、ストアドプログラムの開発効率も向上します。

管理者向け機能

データベース管理者向けの機能も搭載しています。データベースやユーザーの作成、権限管理やロック情報の確認などの操作が可能です。
 

image5画面5.SI Object Browser for MySQLの管理画面


その他にもパフォーマンステスト向けにランダムデータ生成できる「データ生成ツール」機能、やテーブル定義書などの設計ドキュメントを出力できるレポート出力機能など多機能となっており、MySQLの開発・管理・テストの作業を効率化できます!

基本的には従来のSI Object Browserと同等の機能が搭載されていますが、ストアドプログラムのデバッグ機能など、一部搭載されていない機能もあります。詳細は以下のエディション別機能一覧表をご覧ください。
https://products.sint.co.jp/siob/function/list

SI Object Browser for MySQLの独自の機能

これまで紹介した機能はObject Browser for Oracle等、他のエディションにも共通で搭載されている機能ですが、SI Object Browser for MySQLではいくつかのオリジナル機能も用意されています。主な独自機能は以下の通りです。

SSH接続のサポート

クラウドのMySQLデータベース利用向けに、SSHプロトコルでの接続もサポートしています。接続画面にある「SSH」ボタンを押すと詳細設定画面が表示されますので、認証情報、秘密鍵等の情報を指定することで接続できます。設定した情報は自動保存されますので一度設定後は、容易に再接続が可能です。

image6 画面6.SI Object Browser for MySQLの接続画面

ストレージエンジンの設定

MySQL独自の機能である「ストレージエンジン」に対応しています。ストレージエンジンとはデータの取得や保存や管理方法の定義セットであり、主要なストレージエンジンとしてはトランザクション管理や障害回復に強い「InnoDB」と、読み取り性能に優れた「MyISAM」、メモリを使用する「MEMORY」等があります。SI Object Browser for MySQLでは、テーブル単位にこれらストレージエンジンの切り替えが可能となっています。

image7 画面7.テーブル画面(領域情報タブ)

リソースグループ

リソースグループとはパフォーマンスの調整用にスレッド(プロセス)単位にCPUコア数の上限を設定できる機能です。SI Object Browser for MySQLではリソースグループ専用の画面が用意されており、リソースグループの定義からスレッドの割り当てまで可能です。

image8

画面8.リソースグループ画面

以上がSI Object Browser for MySQLの主な機能でした。SI Object Browser for MySQLでは純正のMySQLの他、MySQL互換データベースである「Amazon Aurora」「TiDB」やOracle Cloudのデータウェアハウス向けサービス「HeatWave MySQL」にも対応しています。

今後はこれらのデータベースでも、従来のSI Object Browser と同様に開発生産性の向上が可能ですので、ぜひ今後の開発でご利用いただければと思います。


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