データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~

 2016.12.15  株式会社システムインテグレータ

本日は「データ生成ツール」を使ってみようと思います。
本機能は既存のテーブルに、一定のルールの元でデータを投入することができます。

通常の開発フェーズではあまり使用しないかもしれませんが、
「データ件数が多くなった際のパフォーマンス」や
「テーブルのデータ量の推移」を手軽に見れないかなと考えている方には必見です。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 1

ではまず始めに「データ生成ツール」が出来ることを確認していきたいと思います。

・大量のデータのINSERTとUPDATEができる(億単位のオーダーは流石に厳しいかも)
・親子関係のリレーションを考慮できる
・マスタテーブルの考慮が出来る

大体この3点を頭の片隅に置いておけば問題ありません。
次に操作の大まかな流れについてですが、下記の流れで作成できます。

・何件作るかを入力

  →・各列にセットする値のルールを設定

    →・テストプレビュー

      →・データ生成実行

それでは画像を見ながら操作を追っていきましょう。

まず、何件作るかを入力。今回は1万件作成してみましょう。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 2

次に中心のリストを選択して、各列ごとセットする値のルールを設定します。
ここが、データ生成のメインの設定となります。必要に応じてじっくりと設定してください。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 3

設定が終わったと思ったら[テスト]ボタンを押下。
現在の設定内容で実行した場合のプレビューが見れます。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 4

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 5

プレビューに問題が無ければそのまま[実行]ボタンを押下。
データ生成を実行します。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 6

モリモリとデータがINSERTされていきます。今回は1秒程度で出来ました。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 7

テーブルデータを確認すると、しっかりとデータが作成されてます。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 8

しかしながら、出来たデータは味気ない乱数値であります。
本当に欲しいのは下記のようなデータですよね。

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~ 9

もちろん出来ますよ。OBなら”それっぽいデータ”が作れます。

次回は”それっぽいデータ”や凝ったデータを入れるための
<データ生成の列の設定>について見ていきます。


RELATED POST関連記事


RECENT POST「【OBトコ】OBを便利に使おう」の最新記事


【OBトコ】OBを便利に使おう

【識別色機能やコメント表示に対応】SI Object Browser for SQL Server 25 & Postgres 24.1の新機能

【OBトコ】OBを便利に使おう

【待望のMySQL対応!】SI Object Browser for MySQL リリース

【OBトコ】OBを便利に使おう

【Oracle 23aiに対応!】SI Object Browser for Oracle 24.1の新機能

【OBトコ】OBを便利に使おう

【生成AI連携の強化!】SI Object Browser for Oracle 24の新機能

データ生成ツール ~開発時のテストデータ作成におすすめ!~
新規CTA