コード生成AI(コーディングAI)とは
コード生成AIは、自然言語で指示を出すだけでコードを自動で生成してくれるAIです。日本語で指示を出すだけでコードを自動で生成してくれるサービス「AI Programmer」や、GitHubから学習した「GitHub Copilot」など、さまざまなコード生成AIを使ったサービスが開発されています。
ソースコード生成AI、ペアプログラミングAI、AIコーディングなどの呼び方もあるようですが、基本的には同じAI、同じサービスのことを指します。
コード生成AIを利用するメリット、注意点・デメリット
コード生成AIには、以下のメリットがあります。
- 開発スピードの高速化
- バグの発見・修正
- より効率的なコードの模索
- プログラマーの学習
コード生成AIには、以下の注意点・デメリットもあります。
- 100%正しいコードとは限らず、人間によるレビューが必要な場合が多い
- 生成されたコードにセキュリティホールがある場合、セキュリティリスクがある
主なサービス・料金
コーディングAIには、次のようなものがあります。
- GitHub Copilot
GitHubがGPTの技術を利用して開発したツールです。人がコーディングする際にコードの提案をしてくれることで、半自動で高速なコーディングができるサービスです。Visual Studio CodeやJetBrains IDEなどのコードエディターの拡張機能として提供されており、開発環境に応じて利用できます。個人利用の場合、料金は月額10ドル、年額100ドルです。
https://docs.github.com/ja/copilot
- Amazon CodeWhisperer
Amazonが開発したコーディングAIで、コーディング中にコード案を提案してくれます。サポートされるプログラミングはJavaやPythonなど15種類あり、AWSサービスに最適化されているという特徴があります。
個人であれば無料で利用できます。
https://aws.amazon.com/jp/codewhisperer/ - AI Programmer
日本語で指示を出すだけでコードを自動で生成してくれるサービスで、現在プロトタイプが無料で公開されています。
https://aiprogrammer.hashlab.jp/ - Google Colab×Codey(サービス名はまだ不明)
Google AIが新たなコーディングAIを近日公開予定とのことです!
▼Googleによる発表記事(英語)
https://blog.google/technology/developers/google-colab-ai-coding-features/
「活用方法」の解説動画
▼Github Copilotのインストール方法から基本的な使い方までが解説された動画
Github Copilot を使用し、HTML・CSS・Javascriptを半自動でコーディングしながらwebページを作る過程が解説されています。
コードの生成のための適切な指示や、生成コードの修正のような具体的な作業のイメージを持つことができる動画です!あくまでコーディングのサポートといった印象ですが、ある程度コーディングスキルがある人にとっては生産性が上がること間違いなさそうな印象を受けます。
▼Amazon Codewhispererの使い方、Github Copilotとの比較動画①
前半では、Codewhispererの基本的な使用方法、後半では、CodewhispererとGithub Copilotへ同じ指示をした場合の違いの比較について解説されています。
動画内ではCodewhisperer は、Javascript のコーディングにおいては難しい(うまくいかなかい)と触れられています。
▼Amazon Codewhispererの使い方、Github Copilotとの比較動画②
こちらは上記と同じく2のツールの比較動画になりますが、Codewhispererの強みであるAWS関連のコードの生成精度やセキュリティチェック、オプション機能に着目しています。実際にインストール後のAWS関連のコード作成の方法や、Github CopilotとCodewhispererとのおすすめの使い分けを解説しています。
生成AIを利用する注意点
生成AIを利用する際にはいくつかの注意点を把握しておく必要があります。
詳しくは、「生成AIとは?」の記事をご覧ください。
1.法的な観点
2.プライバシーと倫理
3.コンテンツの品質
さいごに
本日紹介したサービス以外にも、さまざまなカテゴリの生成AIサービスが日々生まれています。自身のニーズに合ったサービスを見つけ、使いこなして、業務や制作活動を効率化し、創造的にしていきましょう。
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