Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう)

 2018.01.22  株式会社システムインテグレータ

SQLエディタにはSQLを書くうえで便利な機能が幾つかありますが、その中でも今回はキーマクロ機能をご紹介したいと思います。

キーマクロ機能の使い方

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 1

キーマクロ機能は幾つかのキー入力操作を保存し、ボタン1つで保存した操作を実行する機能になります。その有効的な使い方の一つに、INSERT文を連続で投入する方法があります。

 下記は良くあるINSERT文なのですが、SI Object Browserはこの記述形式でSQLを連続実行しません。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 2

-良くあるINSERT文-

連続で実行するには、下記のように行頭にてスラッシュ区切りにする必要があります。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 3

-SI Object Browserで連続実行が可能な記述形式-

今回は分かりやすいように10件分の内容でやっていますが、100件以上あった場合は手で修正するのは骨が折れます。では早速キーマクロ機能を使ってみましょう。

キーマクロを記録・実行する

 [マクロ記録開始]ボタンを押して記録モードにします。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 4

-キーマクロ記録開始-

1.[End]キーで行末へキャレットを移動

2.[Back space]キーでセミコロンを削除

3.[Enter]キーで改行

4.[/]キーでスラッシュを追加

5.[]キーで3行目に移動

最後に[マクロ記録終了]ボタンを押下します。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 5

-キーマクロ記録-
 

そして[キーマクロ実行]ボタンを押していくと・・・

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 6

-キーマクロ実行-

SI Object Browserで連続実行できる形式に変更できました。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 7

-編集完了-

キーマクロの保存と読込み

作成したキーマクロは下記ボタンにて、保存することが出来ます。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 8

-キーマクロ保存-

 
次回以降で使用する際は下記ボタンから、保存したマクロファイルを選んで使用します。

Oracle SQLエディタを使いこなす 入門編(キーマクロを使おう) 9

-キーマクロを開く-
 

どうでしたか。チョットしたキーマクロを使用したいがために、今までエクセルや別のエディタを起動して、SI Object Browserとエディタを行ったり来たり作業していませんでしたか?

今後、上記のようなSQLがありましたら、是非活用してみてください。


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