SQLエディタにはSQLを書くうえで便利な機能が幾つかありますが、その中でも今回はキーマクロ機能をご紹介したいと思います。
キーマクロ機能の使い方
キーマクロ機能は幾つかのキー入力操作を保存し、ボタン1つで保存した操作を実行する機能になります。その有効的な使い方の一つに、INSERT文を連続で投入する方法があります。
下記は良くあるINSERT文なのですが、SI Object Browserはこの記述形式でSQLを連続実行しません。
-良くあるINSERT文-
連続で実行するには、下記のように行頭にてスラッシュ区切りにする必要があります。
-SI Object Browserで連続実行が可能な記述形式-
今回は分かりやすいように10件分の内容でやっていますが、100件以上あった場合は手で修正するのは骨が折れます。では早速キーマクロ機能を使ってみましょう。
キーマクロを記録・実行する
[マクロ記録開始]ボタンを押して記録モードにします。
-キーマクロ記録開始-
1.[End]キーで行末へキャレットを移動
2.[Back space]キーでセミコロンを削除
3.[Enter]キーで改行
4.[/]キーでスラッシュを追加
5.[↓]キーで3行目に移動
最後に[マクロ記録終了]ボタンを押下します。
-キーマクロ記録-
そして[キーマクロ実行]ボタンを押していくと・・・
-キーマクロ実行-
SI Object Browserで連続実行できる形式に変更できました。
-編集完了-
キーマクロの保存と読込み
作成したキーマクロは下記ボタンにて、保存することが出来ます。
-キーマクロ保存-
次回以降で使用する際は下記ボタンから、保存したマクロファイルを選んで使用します。
-キーマクロを開く-
どうでしたか。チョットしたキーマクロを使用したいがために、今までエクセルや別のエディタを起動して、SI Object Browserとエディタを行ったり来たり作業していませんでしたか?
今後、上記のようなSQLがありましたら、是非活用してみてください。
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