PG BATTLE 2019 「企業の部」優勝者である、株式会社リクルートコミュニケーションズ『PIGI BATTLE』チームの皆様にインタビューを行いました! プログラミングをはじめたきっかけやPG BATTLE受験についてのお話を伺ってきましたので、是非ご覧下さい!
●PG BATTLE 2019 ホームページ
https://products.sint.co.jp/pg_battle_2019
●PG BATTLE 2019 Twitter まとめ
https://togetter.com/li/1414771
株式会社リクルートコミュニケーションズ
『PIGI BATTLE』チームのご紹介
(左)江原昌吾氏:せんべい担当
(中)杉森健氏 :かつおぶし担当
(右)中村友彦氏:ましゅまろ担当
『PIGI BATTLE』チームはPG BATTLE 2019企業の部251チームの中で、見事1位を勝ち取られました。合計点:300点/300点、タイム:187分11秒/270分、という好成績を残されています。実はPG BATTLE 2018でも株式会社リクルートコミュニケーションズ様のチームが優勝されており、中村様は2連覇をされています! 前回PG BATTLE 2018優勝者インタビュー内容と同一部分は中村様のコメントを省略しておりますので、是非PG BATTLE 2018優勝者インタビューのブログもご覧下さい!
『PIGI BATTLE』チームインタビュー(敬称略)
プログラミングをはじめたきっかけは?
(杉森)小学6年生の時に、HSP※1を使って簡単なゲームを作っていたのがプログラミングを始めたきっかけです。その後、中学、高校はプログラミングをしていませんでしたが、大学2年生の時に競技プログラミングの授業があり、気になったため受講したのが始まりです。アルゴリズムや、ミスなく実装できる点が楽しいと感じました。
(江原)中学生の時にCGI※2ゲームにはまっており、JavaScriptで書いたシミュレータをゲーム内の人に提供していたのがプログラミングを始めたきっかけです。その後、情報系の大学に進学し、先輩にICPC※3に誘われたのをきっかけに競技プログラミングを始めました。
PG BATTLE参加の経緯は?
(中村)前回出場していたため、PG BATTLEは知っていました。参加者が6人集まったので、受験難易度毎に2人ずつ割り当て、チーム構成はプログラムでランダムに組合せを決めました。
PG BATTLE当日までの練習は?
(中村)今回はチーム戦の要素が少なかったので、全く練習も打合せもせず個々で受験しました。
(杉森)今振り返ると、時間を優先するか、正確性を優先するか、くらいの戦略はチームで話し合った方がよかったかもしれません。
PG BATTLE当日はどうでしたか?
(杉森)見るからにミスをしそうな問題だったため、スピードの優先度を落とし、正確性を重視しました。提出した時は、間違えていたらチームに申し訳ないと大変緊張しました。
(江原)僕も正確性を重視しました。提出してから採点まで少し時間がかかるので、パソコンに張り付いて見ていましたが、無事満点でとてもほっとしました。
(中村)今回はましゅまろだった(前回せんべいで受験)ので、簡単だと思っていたのですが、最後の問題に一瞬戸惑いました。また3問目が不安で見直しを行ったため、少し時間を使ってしまいました。
結果発表を見てどうでしたか?
(江原)満点であることはわかっていましたが、時間がかかったため1位ではないと思っていました。結果発表で1位とわかり安心しました。
(中村)結果発表をリアルタイムでは見ていなかったのですが、Twitterのタイムラインで1位と知り嬉しかったです。後ほど結果発表会の動画をYouTubeで見たところ、我々のチーム名『PIGI BATTLE』の語源になっている社内流行語『ぴぎまる』についてAtCoder株式会社の高橋直大さんが言及されていたので驚きました。
(杉森)Twitterでずっと調べていました。1位で嬉しかったです。
競技プログラミングは実務にどのようなメリットがあると感じられますか?
(杉森)現在の実務は数字を扱うので、競技プログラミングと考え方が似ており、活かせていると感じます。数値的目標に対し、いかに効率的に計算するかが大切になるのですが、競技プログラミングで得たメモリや計算時間を見積るスキルは実務でも重要だと思います。
(江原)コードを読む習慣もついたので、コード上で何か問題が起きた時に原因の分析・把握をする力が身につくと思います。プログラミングのスキルを高めるには、コードを読み書きした量も大切だと思っているので、経験値を積む手段の1つとして、競技プログラミングは良いトレーニングになると思います。
(中村)プログラミングは計算量やアルゴリズムと深い関係があるので、そのスキルを一緒に身に着けられる点で役に立っています。
今後大会に出場される方に一言
(江原)提出が1回しかできないコンテストなので、コーナーケースに気を付けて頑張ってください。
(杉森)知り合いがやっていていいと思ったのが、PG BATTLEは誰かがミスしたら結果に大きく響くので、『間違えたらご馳走する』などの取り決めを事前にすれば、ミスしたらどうしようとか申し訳ない気持ちも軽くなり、より気兼ねなく受験ができると思います。
(中村)来年もできたら参加したいと思っているので、優勝できるように頑張ります。第2回の賞金が第1回の倍になったので、来年さらに倍になると嬉しいです (笑)。
最後に
ご多忙の中インタビューを快く引き受けて下さり、リクルートコミュニケーションズのエンジニアの皆様には心から感謝をしております。3名様とも受験の際に正確性を重視されたため、時間をかけすぎたことを不安視したとのことでしたが、満点で187分11秒/270分はとても凄いと思います。また競技プログラミングが実務でも活かされているという貴重なお話も伺えて、大変参考になりました。
3名様は次回もご都合が合えばご参加頂けるということで、大変嬉しく思います!
引き続き、プログラマーの方々が輝ける場、平等に評価される環境を提供できるよう、弊社も尽力して参ります!
●PG BATTLE ホームページ
https://products.sint.co.jp/pg_battle
※1:Hot Soup Processor(ホットスーププロセッサー)は、プログラミングツール、およびそのプログラミング言語。
※2:Common Gateway Interface(コモン・ゲートウェイ・インタフェース)は、ウェブサーバ上でユーザプログラムを動作させるための仕組み。
※3:ICPC Foudatnion が主催する、International Collegiate Programming Contest (国際大学対抗プログラミングコンテスト) という名前のプログラミングコンテスト。
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