PG BATTLE 2023「企業の部」優勝者インタビュー

 2024.03.28  株式会社システムインテグレータ

PG BATTLE 2023 「企業の部」優勝者である、Indeed Technologies Japan 『読者の皆様が24万円ご援助下されば、寄付の募集は一時間で終了することができます。』チームの皆様にインタビューを行いました!

プログラミングを始めたきっかけやPG BATTLE参加の経緯、コンテスト当日の様子などお伺いしましたので、ぜひご覧ください!

●PG BATTLE ホームページ
https://products.sint.co.jp/pg_battle

Indeed Technologies Japan 『読者の皆様が24万円ご援助下されば、寄付の募集は一時間で終了することができます。』チームのご紹介

PIC01
(左) 松岡禎明氏:ましゅまろ担当
(右) 森田晃平氏:かつおぶし担当
 (お写真なし)中島希氏:せんべい担当

『読者の皆様が24万円ご援助下されば、寄付の募集は一時間で終了することができます。』チームはPG BATTLE 2023「企業の部」最多188チームの中で、見事1位を勝ち取られました。合計点:280/280点、タイム:7537/180分※という好成績は、全361チーム中3位という素晴らしい結果となっております。

また同チームメンバーは
PG BATTLE 2022で準優勝しており、更に松岡さんと森田さんは、PG BATTLE 2020でも優勝中島さんは、グループ会社所属時代に参加されたPG BATTLE 20212020でそれぞれ準優勝しており、超実力派揃いの3名様となっております。

(※PG BATTLE 2023は、「せんべいの4問目の得点」および「せんべいの解答時間」が順位集計の対象外のため、満点は280点、合計解答時間は180分となっております。詳細はこちら

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インタビュー:PG BATTLE 優勝までの道のり

PG BATTLE 2023の優勝、おめでとうございます!松岡さんと森田さんは、PG BATTLE 2020に次いで2度目の優勝ですね!参加の経緯を教えてください。

(松岡) 過去にもPG BATTLEの参加経験があるので、その流れで参加しました。

(中島) 2020年から参加していて、それ以来毎年参加しています。

(森田) 昨年からの流れで、同じメンバーで参加しました。

プログラミングや競技プログラミング(以下競プロ)を始めたきっかけは?(松岡さんと森田さんのきっかけは2020優勝者インタビューをご覧ください)

(中島) 中学生くらいのころにプログラミングを始めました。高校生になって数学オリンピックや情報オリンピックを知り、そこから競プロを始めました。

普段の勉強方法は?

(松岡) 最近は積極的には勉強していませんが、気が向いた時に、AtCoderのコンテストに出ています。

(中島) 練習というより、コンテストに出て問題を解いて、解けなかった問題があったら解説を読むくらいです。学生時代は競プロが趣味で、手当たり次第コンテストに参加していた時期もありました。

(森田) 競プロの勉強は、ここ数年は正直たしなむ程度です。時間があったら、週末にAtCoderのコンテストに出るくらいですね。大学生の頃はコンテストがない時でも過去問を沢山解いていましたが、社会人になってからはそういうことは殆どなくなってしまいました。

PG BATTLEの担当難易度はどのようにして決めましたか?

(松岡) 概ね実力順で決めたと思います。

(森田) ここ数年、せんべいの最終問題がかつおぶしより難しい気がしていて、レートの順番はあまり重要ではなさそうなので、割と適当に決めているところはあります。(笑)

(
中島) そうですね。おそらくレート順などの大体の雰囲気で決めたと思いますが、ある程度みんな出来るので、誰が何を担当してもいいんじゃないかなと思っています。

(記者) インタビューしていると、速解きが得意な人や実装は遅いけど難しい問題を解くのが得意な人などが見受けられるのですが、皆さんにはそのような特徴はありますか?

(中島) どうでしょうか・・・。学生だとコンテストに沢山出ていたり、練習しまくったりしていると速解きが得意とか、そういう振り切れている人がいると思いますが、社会人になって競プロへの本気度が下がってくると、そういう感じではなくなってくる気がしますね。

PG BATTLE 当日までの練習や対策はありましたか?

(松岡) 特にありませんでした。

(中島) 毎回参加しているので対策は特にしてなくて、当日にシステムの使い方を思い出すぐらいでした。

(森田) PG BATTLEは「ゆっくり解いて満点を狙いにいく」か「多少リスクを負ってでも、ミスらないことを信じて速めに解く」かのどちらかだと思うのですが、私は多少ゆっくりでも満点を取ることを意識していました。

言語はあらかじめ決めていますか?問題を見て変えますか?

(松岡) 基本C++ですが、問題によって変えることはあります。実際、今回のましゅまろ3問目はRubyで解きました。

(記者) Rubyだと3問目はひっかからないですね。

(松岡)
Pythonで解くと4千何桁ぐらいで何か罠があったんですよね。(一同笑)でも一応、最大ケースでちゃんと動くかどうか確認はしているので、Pythonの人もそうしていれば誤答は防げたんじゃないかと思います。

(中島) 多倍長が必要な問題などでない限りは、C++を決め打ちで使っています。

(森田) 基本的にC++ですが、問題によってはPythonですね。Pythonは多倍長と文字列処理が強いので。

(記者)
今回Pythonを使った問題はありましたか?

(森田) 記憶が少しあいまいですが、今回は全てC++だったと思います。

PG BATTLE直後はいかがでしたか?

(松岡) 誤答がなかったことを確認して、ホッとしました。

(中島) めちゃくちゃ焦っていました。4問目でサンプルと答えが一致しないまま、時間をほぼフルで使い切ってしまったので、落ち込んでいました。

(記者)
X(旧Twitter)で、せんべいの4問目に誤りがあったことを知った時は安心されましたか?

(中島) すごく安心しました。(笑)

(森田) 満点が取れて一安心という感じでした。でもX(旧Twitter)では、満点で自分より大分速く解いている人がいて、少し焦りの気持ちがありました。

チーム名「読者の皆様が24万円ご援助下されば、寄付の募集は一時間で終了することができます。」の由来は?結果発表会でも盛り上がっていましたね。

(中島) Wikipediaの有名な文言の一部ですが、私が決めました。(一同笑)

(森田) チーム名については、流されるまま人任せにしちゃいました。()

結果発表会はリアルタイムでご覧になりましたか?

(松岡) たぶん見ていたと思います。

(中島) X(旧Twitter)を見ながら、企業の部のランキングのタイミングで結果発表会を見にいきました。

(森田) 今回は他に用事があったので、申し訳ないですが見られなかったです。

(記者) 過去に優勝経験もあり、昨年は準優勝している強い皆さんですが、今回の優勝は予想されていましたか?

(松岡) 他のチームの状況が全く分からなかったので、自分のチームが何位ぐらいなのか予想できなかったです。

(中島) 私も予想できませんでした。満点だったとしても時間勝負だろうし、予想しにくい感じでした。

(森田) 正直ダメだと思っていました。せんべいの時間が対象外になったことで、余計に自分の遅さが結果に響いて、優勝はできないんじゃないかと思っていました。

周りから反応はありましたか?

(松岡) 特にないですね。

(中島) 私もないですね。

(記者) ない、ない、ときていますが、森田さんは・・・?(一同笑)

(森田) 他の競プロをやっている知り合いから、おめでとうと言ってもらえました。

PG BATTLEに参加してよかったことはありますか?

(松岡) 賞金が手に入るということくらいでしょうか。(一同笑)

(中島) 賞金はすごくありがたいです。私は、PG BATTLEは他とは違ったコンテストだと思っているので、年に1回ぐらい、こういう変わったコンテストに出るのもありかなと思って楽しんでいます。

(森田) PG BATTLEは他にはない独特のルールなので、毎年楽しんでいます。結構緊張感のある形式なので、スリルを毎年楽しんでいます。賞金もありがたいですね。

優勝トロフィーはどのように保管されていますか

(松岡) 森田と中島が過去のPG BATTLEで入賞したトロフィーを持っているので、今回は私の方で保管しています。

競プロは実務にどのようなメリットがあると感じられますか?

(松岡) 実務に直接役に立つケースはあまりないと感じますが、競プロは実装が重要なので、強いて言えば実装力が助けになっているかなとは思います。

(中島)
大学生のころから競プロをやっているので、今の自分と競プロをやっていなかった場合の自分でどこが違うかは想像できず、全く分からないんですよね・・・。なので、どの部分が競プロ由来のメリットになるのか、切り分けるのは難しいですね。

(森田) 役に立っているとしたら、実装力とかプログラムにバグを仕込む量が少なくなることかなと思います。でも会社で、競プロをやっていなくてもとんでもない実装力を持っている同僚が沢山いるので、よく分からなくなってきますね。()

(記者) 仕事でプログラミングを任せても大丈夫そうだと思えるレベルは、どのくらいのものでしょうか?例えばABC(AtCoder Beginner Contest)だと、A問題やB問題が解けなけない人は厳しいとか・・・。

(森田) プログラミングがちゃんと出来る人しか同僚にはいないので・・・、正直分からないですね。

(中島) ABCのA問題やB問題はアルゴリズムをそんなに工夫する問題ではないと思いますし、同僚だったらみんな楽に解けると思うので、私も分からないですね。

これからPG BATTLEに参加しようと思っている人たちに向けて、一言お願いします!

(松岡) 誤答が大きな失点になるので、見直しをちゃんとした方がいいと思います。実際、Pythonでひっかけがあった今回のましゅまろ3問目も、手元で確認できる範囲だと思うので、最大ケースが動くかどうかは最低限確認して提出する方がよいですね。

(中島) 楽しんでください。

(森田) 出たら楽しいコンテストだと思うので、ぜひ出てみてください。

PG BATTLE 2024も開催予定です。参加していただけますか?

(全員) はい、参加します

(中島) 私から誘うと思います。(笑)

※本文中では敬称を省略させて頂きました。

最後に

お忙しい中、インタビューに応じてくださった『読者の皆様が24万円ご援助下されば、寄付の募集は一時間で終了することができます。』チーム様、誠にありがとうございました。同チームメンバーとしては2回、チーム別では3回の計5回もの入賞経験のある上位入賞常連メンバーの3名様!常に安定して上位にランクインし続ける実力派の皆さんが、次回はどんな戦いを見せてくれるのか、とても楽しみです!

PG BATTLE 2023「企業の部」には全体で最多の188チーム(564名)の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました!飛び賞(スポンサー賞)も充実しておりますので、我こそは!と思われる方はぜひご参加をお待ちしております。


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