Amazon RDSとは?人気のクラウドデータベースサービスを紹介

 2024.08.08  株式会社システムインテグレータ

Amazon RDSとは?人気のクラウドデータベースサービスを紹介します。
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) は、クラウドサービス「AWS」内で使用できるデータベースです。
複数のデータベースエンジンを選択でき、多くのシステムに対応できます。
本記事では、Amazon RDSの機能、メリット、使い方について詳しく解説します。

Amazon RDSの概要

AWSのデータベースサービス

Amazon Relational Database Service(RDS)は、Amazon Web Services(AWS)が提供するフルマネージドのリレーショナルデータベースサービスです。従来のオンプレミスデータベースと比べて、セットアップや運用作業を簡素化し、企業のデータベース管理の手間を大幅に削減することを特長としています。
Amazon RDSは、独自のデータベースエンジン「Amazon Aurora」に加え、MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server、MariaDBなどの主要なデータベースエンジンをサポートしています。これにより、豊富なデータベースエンジンから選択でき、さまざまな環境に対応できます。また、既存のアプリケーションを最小限の変更でAmazon RDSに移行することができます。


Amazon RDSがサポートする主要な機能

Amazon RDSは、以下のような豊富な機能を提供しています。
・自動バックアップ
・スナップショット
・高可用性と耐障害性
・スケーラビリティ
・セキュリティ
これにより、オンプレミスでユーザーが独自に行っていた作業が簡素化され、作業効率が大幅に向上します。

Amazon RDSを使用するメリット

簡単なデータベース管理

AWSはデータベースのパッチ適用、バックアップ、データの復元、スナップショットの作成、モニタリングなどの管理タスクを自動で行います。これにより、データベースの専門知識を持たないユーザーでも簡単にデータベースを運用できます。

迅速な初期構築

Amazon RDSを使用することで、数分以内にデータベースを構築できます。AWS Management Console、コマンドラインインターフェース(CLI)、またはRDS APIを利用して、簡単にデータベースインスタンスを作成し、設定できます。これにより、開発やテスト環境のセットアップがスムーズに行われます。

高可用性と耐障害性の確保

Amazon RDSは、リージョン内の複数の独立したデータセンターにシステムを配置するマルチAZ構成を利用することで、高可用性と耐障害性を提供します。これにより、データベースの自動フェイルオーバーが可能となり、障害発生時にもサービスの継続性が確保されます。また、読み取り専用レプリカを利用することで、読み取りトラフィックを分散し、パフォーマンスを向上させることができます。

コスト効率の高い従量課金制

Amazon RDSは従量課金制を採用しており、無駄なコストを抑えることができます。また、スケーリング機能を利用して、必要に応じてリソースを増減させることで、コストの最適化を図ることができます。
2.5 AWSサービスとのシームレスな連携
Amazon RDSは、AWSの他のサービスとシームレスに統合できます。例えば、Amazon VPCを使用したネットワーク分離、暗号化、IAMによるアクセス制御などを利用することで高いセキュリティを確保できます。

Amazon RDSを使用する際のポイント

AWS管理コンソール(Management Console)

AWS管理コンソールは、ブラウザ上で直感的に操作できるインターフェースを提供し、Amazon RDSの管理を容易にします。例えば、データベースの作成、設定、モニタリング、バックアップなどの操作がブラウザから行えるため、初心者でも容易に利用できます。

AWS CLI

AWS CLI(コマンドラインインターフェース)を利用することで、スクリプトを使用してAmazon RDSを操作できます。例えば、データベースの作成、削除、設定変更などをプログラム的に実行でき、自動化が実現できます。

Amazon RDS API

Amazon RDS APIを使用することで、カスタムアプリケーションやサードパーティツールと連携し、データベースの管理を自動化できます。APIは、詳細な制御を行いたい場合や独自の運用フローに組み込みたい場合に適しています。

Amazon RDS公式サイト、料金情報

追加情報や最新情報および料金については以下のサイトもご参照ください。
Amazon RDS公式サイト:https://aws.amazon.com/jp/rds/
Amazon RDS の料金:https://aws.amazon.com/jp/rds/pricing/

まとめ

Amazon RDSは、AWSが提供するフルマネージドのリレーショナルデータベースサービスであり、オンプレミスで行っていたデータベースの運用管理を大幅に簡素化します。初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しており、利便性やコスト最適化の面でも大きなメリットがあります。
ぜひ、Amazon RDSを活用して、効率的なデータベース運用を実現してください。


RELATED POST関連記事


RECENT POST「【DB入門】RDBMS全般」の最新記事


【DB入門】RDBMS全般

マイクロサービスアーキテクチャとは?概要や採用するメリットなどを解説

【DB入門】RDBMS全般

データベースのセキュリティ対策とは?リスクとその対策を解説

【DB入門】RDBMS全般

データベース監視の基礎知識

【DB入門】RDBMS全般

データマート、データレイクとは?違いや活用事例、導入時の注意点を解説

Amazon RDSとは?人気のクラウドデータベースサービスを紹介
新規CTA