ERPの導入で得られる7つのメリット

 2017.09.11  株式会社システムインテグレータ

ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)を導入することで、企業は多くのメリットを得ることができます。その全てが、現代企業が抱える経営課題を解決するものです。 

しかし、ERPを導入しても、そのメリットを最大限に引き出せない企業がいることも事実です。なぜ、導入したにもかかわらずメリットを引き出せないのか?色々な原因がありますが、ERP導入のメリットを「知っているか、知らないか」に起因することもしばしば見受けられます。

ERP導入のメリットを広く理解していれば、ERP導入の目的を明確化することができ、導入後の評価へと繋げることも可能となります。反対に、ERP導入のメリットに対する理解が少なければ、導入目的が不明確となりメリットを最大限に引き出せずに終わってしまうかもしれません。

そこで今回は、ERP導入で得られる7つのメリットをご紹介します。今後、効果の高いERP導入を目指す企業は、ここで紹介するメリットをしっかり理解し、効果の高いERP導入を目指していただきたいと思います。

メリット1. 統合データベースによる情報活用の促進

ERPを導入すると、今まで分断化されていた複数の基幹システムが統合されることになります。これは、今までサイロ化されたシステムを単純に統合管理することではありません。統合を前提とした設計で構築された基幹システムでありデータベースも一つに統合されることになります。

 統合データベースによってもたらされる最大のメリットは、情報活用が促進することです。昨今、ビッグデータ分析がビジネスの中心になりつつあり、多くの企業でビッグデータ分析のニーズが拡大しています。しかし、現実問題として、分散されたシステム環境では、データ収集や加工に時間がかかり、リアルタイムなデータ分析が行えないという課題が少なくありません。 

一方ERPを導入した企業では、統合データベースによってこうした課題を解決しています。 

複数の基幹システムから生成される各データは、一つのデータベースで管理されます。これにより、データ収集や加工といった作業時間を大幅に短縮でき、リアルタイムかつ正確なデータ分析を実現します。さらに、BI(ビジネスインテリジェンス)との連携によって、データ分析基盤が強化されます。

 

メリット2. 経営の意思決定を迅速化できる

統合データベースがもたらすメリットは一つではありません。もう一つ、「意思決定の迅速化」という大きなメリットがあります。多くのERPでは「経営ダッシュボード」と呼ばれる機能、あるいはそれに類似した機能を提供しています。

経営ダッシュボードとは、自動車の速度メーターなどが並ぶダッシュボードのように、データ可視化を提供する機能です。経営者は、自分が欲しい情報のみを表示させ、それらは直感で理解できるようメーターやグラフ表示になっていたりします。工夫がこらされています。

ERPに関するお役立ち資料

この経営ダッシュボードによって、経営者は欲しい時に欲しい情報を確認でき、組織全体のデータを確認しながら経営の舵切りを行うことができます。今までのように担当者に欲しい経営データの作成を指示して、その担当者があらゆるシステムからデータを抜き出し、Excelで加工するなどという無駄な作業がなくなります。 

これにより、意思決定は迅速化し、スピード経営を実践することが可能になります。

 

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メリット3. 業務手順の最適化

組織を横断する業務の流れは複雑です。重要業務であるほど、この傾向は強くなります。こうした業務手順自体が、円滑なビジネス遂行の妨げになってしまっているケースも少なくありません。しかし、人手によってこの業務手順を改善することは難しいのが実情です。 

そこでERPが業務手順最適化に大きく貢献します。 

ERPを導入することで、複数の基幹システムが連携され、業務手順を合理化、視覚化することができます。これにより、まず業務手順のどこに問題があるかを特定できます。さらにシステム上で最適な業務手順を設計すれば、これまで難しかった業務手順最適化が実現します。

 

メリット4. 業務効率が向上する

ERP導入のメリットとして広く知られているのが「全体最適化」であり、これは各部署や部署間の業務効率向上を意味します。たとえば、基幹システムが統合されていない生産現場では、部品納入時に調達管理システム在庫管理システムに、同一のデータを入力しなければなりません。この時点で、2重のデータ入力作業が発生します。 

多くの企業では、こうした2重3重のデータ入力作業が当たり前のように行われています。そうなるとデータ入力ミスも多く、トラブルが発生しがちです。 

対してERPを導入している企業では、基幹システム同士で連携が取れているので、例えば、調達管理システムに入力したデータが在庫管理システムへ自動的に反映されます。このように2重打ち込み作業やそれに伴う人的ミスと言った非効率かつ業務品質の悪化を防ぐことも可能になるのです。

こうした基幹システム同士の連携は各部署の業務効率を向上させ「全体最適化」や「業務品質の向上」というメリットにつながるのです。

 

メリット5. 経営判断のための管理会計を強化できる

外部ステークホルダーに経営情報を提示するための財務会計と違い、管理会計は経営判断のための材料です。管理会計は法的な縛りがないため、企業によって異なる管理会計基準が存在するでしょう。

どんな会計基準であれ、大切なことは経営判断の材料として有効な情報を、正確に、迅速に収集できるかどうかです。管理会計で使用するデータは、リアルタイムかつ正確でなければなりません。 

ERPは、正確かつ迅速な情報収集により管理会計をサポートするために、統合データベースによりリアルタイムな情報提供を行います。

 

メリット6. パッケージによる開発コスト削減と開発期間短縮

独自開発での統合型基幹システムを構築するには、莫大なコストと時間を要します。この代替としてERPパッケージを選定すれば、大幅な開発コスト削減と開発期間短縮が可能です。ただし、大切なことはパッケージでいかに自社要件を満たせるかにあります。

いくら開発コストと開発期間を抑えることができても、現状課題を解決できなければ意味はありません。そのためには、業界業種、そして自社ニーズに対応したERPパッケージの選定が大切です。

 

メリット7. 整合されたデータやアクセス権限でガバナンスを強化

昨今、企業規模を問わず重要視されているのが「コンプライアンス(法令順守)」です。企業の信頼を守るためには無視できない要素であり、そのためのガバナンス(内部統制)強化が、各企業で取り組まれています。

しかし、従来の基幹システムが分断化されているシステム環境では、ガバナンス強化が難しいという実情もあります。それは各システムにデータが分散しているので、異なった条件に適応するセキュリティポリシーを運用していくことに大きな負担がかかっています。

ERPでは、各データは統合データベースで一元管理され、統合管理されたセキュリティポリシーで企業システム全体を保護することを可能にします。これによりガバナンスも強化され、最適なコンプライアンスを維持することができます。

 

まとめ

今回ご紹介したERPのメリットは、代表的なものだけを取り上げさせていただきました。もちろん、ここで紹介したメリット以外にも、多数のメリットが存在します。

大切なことは、自社にとってERPを導入する意味を明確化することです。まずは現状把握をしっかりと行い、目標をしっかりと見定めた上で、ERP導入を進めましょう。その際にはシステムインテグレータにお声がけいただければ幸いです。

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