キュレーション型ECサイトに求められる機能とは?

 2019.01.31  佐藤 嘉彦

こんにちは。
システムインテグレータの佐藤です。

突然ですが、皆さんECでモノを買うときどのように情報収集しますか?
私は結構目的買いが多いので、買うぞと思ったときは商品名で検索をかけて、売っているサイトを探す、という検索の仕方が多く、情報収集と購入はそれぞれ別々で行いがちなタイプと言えます。
メディアで情報収集して、ECサイトでモノ買うという形で、行動が別れているということですね。

でもそもそも、情報が乗っているメディアで買えたらいいじゃないと思いませんか?
私はそう思います。

今回はそんなメディアとしての役割も持ちながらECサイトの機能を持つ、キュレーション型ECサイトをご紹介したいと思います。

そもそもキュレーションとは

細かい話に入る前に、念の為キュレーションとは何かをおさらいしておきましょう。

そもそもキュレーション(Curation)とは、人間が情報を集め、整理し、まとめ、公開することを意味する言葉です。
博物館や美術館の学芸員を「curator(キュレーター)」と呼ぶことから、特にWeb界隈では、とある特定のテーマに絞った情報を整理して公開することをキュレーションと呼びます。
つまりキュレーションサイトを平たく言うと、情報のおまとめサイトということですね。

Webサイトの世界では情報がまとまったサイトのことをこのように表現するのですが、アナログの世界でいうと雑誌に近いイメージかなと思っています。
どこそこにどんなお店があって、どんな商品があって、こんな楽しみ方があるよという提案があって、といった具合に情報が整理されてまとまっていると考えると、まさしく雑誌ですよね。

完全に個人的な意見ですが、雑誌的な情報をWebサイトとして見やすい形にしたものがキュレーションサイトと思っています。

様々なタイプのキュレーションサイト(アプリ含む)

キュレーションサイトとは雑誌みたいなもの、と表現しましたが、一口に雑誌と言ってもいろいろな雑誌があるように、キュレーションサイトも同じようにいろいろな目的を持ったキュレーションサイトがあります。
簡単にどのようなキュレーションサイトがあるかというところをご紹介してきます。
(並びは順不同)

ニュース系キュレーションサイト

Smartnews

smartnews
(画像引用元:https://www.smartnews.com/ja/)

SmartNews は世界で3500万以上ダウンロード (2019年1月31日現在) されている、国内でも最も有名なニュース系キュレーションアプリのひとつです。
私もスキマ時間についつい開いて見てしまいます。
タブの並び替えで見たい情報を自分でカスタマイズが出来るのが特徴ですね。

NewsPicks

newspicks
(画像引用元:https://newspicks.com/about/)

ECサイト構築パッケージ選定 7つのポイント

NewsPicksはビジネス寄りのニュースをまとめているキュレーションサイトです。
オリジナル記事も多く、本当に雑誌という感じに近いサイトです。
実際NewsPicks Magazineなる紙の雑誌を発行しているので、まさに、ですね。
私も有料会員になっていて、通勤時の情報収集に活用しており、開かない日はないくらい見ています。

ライフスタイル系キュレーションサイト

TRILL

trill
(画像引用元:https://trill-corp.jp/)

TRILLはYahoo!グループが運営する、オトナの女性をターゲットにしたキュレーションサイトです。
ファッションの情報から、コスメの情報、旅行の情報、星占いや恋愛の情報など、まさに女性向けのキュレーションサイトです。
こちらも情報提供元のサイトから提供されるニュースだけでなく、オリジナル記事も掲載されている雑誌のようなイメージのサイトです。

MERY

mery
(画像引用元:https://mery.co.jp/)

MeryもTRILL同様女性向けキュレーションサイトです。
TRILLよりはもう少し若い女性をターゲットにしている印象です。
本記事執筆時(2019年1月31日)にMERYを見てみると、2/14のバレンタインデーにちなんだ記事が多く見られます。

キュレーション型ECサイト

ここまでキュレーションサイトの例をご紹介してきましたが、ここからはキュレーション型ECサイトについてご紹介を進めていきたいと思います。

普通のECサイトとキュレーション型ECサイトは何が違うのかというと、商品にまつわる情報が豊富に掲載されていることが大きな違いと言えます。

具体的にキュレーション型ECサイトを例にとって見ていきましょう。

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店
(画像引用元:https://hokuohkurashi.com/)

まず、どれでもいいので商品詳細ページを開いて頂きたいのですが、商品の説明がとても長いですよね。
普通のECサイトでは、スペックの情報は乗っていても実際の使用感や細かい紹介といった、いわば定性的な情報は、購入者のレビューに限られていることが一般的ですし、そういった購入者のレビューはテキストのみで、写真が沿えられていることはあまりありません。
まるで雑誌での商品レビューのようなレベルの情報が掲載されていることが大きな特徴となります。

また、雑誌のような特集記事が充実していることも特徴です。
単なる商品紹介に留まらない、ライフスタイルの提案がふんだんに織り込まれています。

このように、単に商品を掲載しているだけでなく、プラスアルファの情報を提供してくれるのがキュレーション型ECサイトです。

情報収集を兼ねつつ、欲しいものあったらすぐ買えるというのはとても便利ですし、買いたくなった瞬間を逃さないという点においても優れた設計と言えます。

キュレーション型ECサイトに必要な機能

ここまでご紹介したように、キュレーション型ECサイトの最大の特徴は豊富なコンテンツです。
この豊富なコンテンツが集客を果たし、濃い情報を持って顧客のファン化、CVRの向上、LTVの向上につながっていくというわけです。
つまり、大量のコンテンツを容易に作成出来る、管理出来るということがキュレーション型ECサイトを運営する上で欠かせない機能と言えるでしょう。
つまり、必要なのはCMSです。

単にバナーの変更が出来る、デザインを変更出来る、というレベルでなく、自由度の高いCMSをECシステムに組み込むことがキュレーション型ECサイトを運営する上でのポイントになってきます。
ひとくちにECシステムのCMSといっても、実現できることの範囲はシステムによって大きく異なりますので、どこまで出来そうかしっかり見極めることが必要です。

もしくは、リッチな機能を有したCMSとECシステムを連携するというのもありえるでしょう。
どうしてもECシステムに付属のCMS機能では、実現出来る範囲が限定的であるケースがありますので、餅は餅屋という発想でコンテンツ管理はCMS、EC機能はECシステムという具合に分担するイメージですね。

この際にECシステムに求められるのは、CMSと連携出来る機能です。
例えばECの機能として必要な、ログインやカート、商品検索などの機能をAPI化し、そのAPIをCMS側で組み込むことで連携するようなイメージです。
こういった組み込みが可能であれば、ECサイトだけでなく、ありとあらゆるWebサイトにECの機能を組み込むことが出来るとも言えますので、ECサイトをキュレーション型ECサイトにすることも出来ますし、キュレーション型のメディアサイトをキュレーション型ECサイトにすることも出来ます。

いろいろなデバイス、いろいろなブラウザ、いろいろなアプリで情報に触れることが当たり前の今、ECシステムとしてはそのどれにもECの機能を提供出来ることが求められている時代になったと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
キュレーション型ECサイトを運営するにはコンテンツ管理がキモということをご紹介しましたが、もちろんコンテンツを作成できる体制を用意することが求められています。

しかしながら、多品種を扱うECビジネスを展開していると、すべての商品に対してきめ細かい紹介を行うことが難しい現実があります。
CMSとECシステムを切り離して、いろいろなWebサイトにEC機能を組み込めるようにしておくと、多品種のECサイトとは別にキュレーション型ECサイトを構築して運用、みたいなこともやりやすくなります。いきなり全部ではなく、絞って始めるといったイメージですね。

SI Web Shoppingはそのようなサイト運営を実現することが出来ますので、こういったご要望があれば是非お気軽にご連絡ください。

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