ERPライセンスにおけるサブスクリプションモデルについて

 2021.01.18  株式会社システムインテグレータ

企業がERPを導入する際、フリーソフトウェアは別として必ず必要なことは、ライセンスを購入するもしくは借りるという行為です。ライセンスとは、著作物に関して著作権者が使用者に与える使用権の許諾のことで、ソフトウェアにおいては、主に著作権者であるメーカー側が利用者に対して、ソフトウェアの利用を許可することを示します。

以前は、このライセンスに関して一括購入する手段がほとんどではありましたが、サブスクリプションビジネスモデルの普及により、ソフトウェアの分野においても、ライセンスを借りるという手段が利用者側の選択枠として一般化されてきました。当ブログではサブスクリプションを利用してライセンスを借りることのメリットなどをご紹介します。

ERPパッケージのライセンス料金体系について

ERPパッケージは、利用者側の利用する機能、利用する人数を基本に料金体系が定められています。例えば、受注機能は50名利用、会計機能は30名利用というような感じです。利用者側は購入する前に自社の業務状況を把握して、どの機能を何名で利用するかの調査が必要となりますので、あらかじめメーカーやベンダーからしっかりと説明を受けてパッケージの機能構成やオプション内容を理解することが重要です。ここを誤ると後になってから必要機能が漏れたり、購入予算がブレたりすることがあります。

詳しくは過去ブログ「ERPライセンス価格と体系」などもご参考下さい。

サブスクリプションでERPパッケージを利用するということは

サブスクリプションモデルでERPパッケージを導入する最大のメリットは、一括購入と比較して初期費用が少なくて済むことです。但し、長期間で使用した場合、一括購入したほうがトータルコストは安くなることもあるので、他のメリットも考慮して判断することも必要です。他のメリットとは製品にもよりますが、

  • 利用内容に応じたコストで無駄が生じない
  • 製品機能の継続的なアップグレードを授与出来る
  • 途中でやめる(手放す)ことが出来る

などがあげられます。

逆にデメリットとしては、これも製品によりますが、サブスクリプション料金体系を採用しているSaaS型ERPの場合、自社の要件に応じたカスタマイズが出来ないなどの製品もあるため、利用に応じた製品と料金体系を選択する必要があります。

定額制料金と従量制料金について

利用者側はサブスクリプションで利用しようと決めたら、その料金制とその料金に何が含まれているかの確認は重要です。ERPを導入する場合、ERPパッケージライセンスのほかに、システムを稼働させるインフラが必要になります。例えば以下のようなものです。

  • サーバーなどハードウェアやクラウド環境
  • データベースソフトなどミドルウェア
  • 回線利用
  • 利用に関する問合せなどシステム運用の保守

製品によっては上記が全部含まれているものもあれば、一部は別途料金であったり、自社で用意しないといけない場合もあります。また、料金制も定額制の場合や従量制の場合もあります。

定額制とは文字通り一定金額でユーザーや使用料が増えてもコストの増額は無いため利用者側としては安心でシンプルであるところがメリットとなります。従量制とは基本料金が決められたうえで、更に利用した分だけ支払うため柔軟性に優れ、コストをコントロール出来るメリットがあります。ただ、利用のコントロールをしないと無駄なコストが生じます。一般にクラウドや回線、システム運用保守等は従量制になっているものが多いです。

まとめ

ERPパッケージを導入検討される際、色々な製品を模索し、様々な視点で比較検討が行われると思います。ERPの導入やその後の利用は多大なコストが生じるため、企業にとっても選択を見誤るわけにはいきません。その中にはこのブログで述べたようにERPライセンスの購入があります。一括購入にするのか、それともサブスクリプションで利用料のみを支払うのか、つまり企業として資産計上するのか経費計上するのかという観点でも異なってきます。

システムインテグレータでは、統合型WEB-ERP「GRANDIT」の製品説明デモやハンズオンセミナーを実施しています。もしERPの導入をご検討している場合には、システムインテグレータにお問い合わせいただければ幸いです。

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