コラム

ERPは国産の時代!主要ERP製品比較

  • 2017.12.25
  • 株式会社システムインテグレータ
ERPは国産の時代!主要ERP製品比較

今回比較する国産ERP

  • GRANDIT
  • OBIC7
  • GLOVIA
  • ProActive E2
  • COMPANY

 

いずれも、国内大手のシステム会社が提供するERP製品であり、日本の商習慣に合わせたシステム設計を行なっています。そのため、海外製品に比べてカスタマイズやアドオン開発も柔軟にでき、低コストかつ短期間に導入できるというメリットがあります。

それでは各製品をご紹介します。

ERP 5製品を比較 

GRANDIT

≪製品の特徴≫

基本である10個の業務モジュールや組み込まれたBIやワークフローに加え、業種や業務に特化した豊富なオプションのモジュールによって、様々な業務形態に対応できる。

モジュール範囲は、経理、債権、債務、販売、調達・在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費の10モジュールで、オンプレミスおよびパブリッククラウドで導入することができます。また、ワークフロー、BI(ビジネスインテリジェンス)などは標準で装備されています。これに、企業の業態に合わせて生産管理などのオプションモジュールが流通しています。また、EコマースやEDIによる外部の取引先などと連携するための機能も実装されています。

GRANDITは、国内の基幹業務システムやERP導入に実績のあるシステム会社14社が集結し、コンソーシアム(共同事業)方式で開発されたERP製品です。そのコンセプトは「叡智の反映」であり、複数のシステム会社がそれぞれの叡智(技術やノウハウ)を集結したことで、日本企業の様々な商習慣に特化した、柔軟な国産ERPが誕生しました。

同製品は「次世代Web-ERP」として2004年7月にリリースを開始し、web環境で使えるERPとして時代を牽引した実績があります。導入実績は1,000社近くに達しており、主にグループ会社なども管理したい大企業や中堅企業に適しています。

日本の商習慣に適合するERPとして、国内企業が求める課題にも対応しやすく、また、多言語・多通貨対応によって海外事業を展開するグローバル企業にも対応できます。数ある国産ERP製品の中で、最も柔軟かつ洗練された製品と言えるでしょう。

パッケージ価格は販売・調達在庫・会計・債権債務の最小構成で約650万円からとなっています。

https://products.sint.co.jp/grandit/

 

OBIC7

≪製品の特徴≫

国産ERPとして、最も多くの導入実績を持っている。

OBIC7は、1997年のリリース以来、累計導入実績数1万9,000社を誇り、国産ERP最大手の製品です。ERP主要ベンダーにおけるERP累計導入社数シェアNo.1※を15年連続で獲得しています。

※2002年~2016年 ERP主要ベンダー(ライセンス売上高シェアトップ10)における累計導入社数(株)矢野経済研究所調べ

提供モジュールは、会計、人事、給与、就業、販売、生産、財務の7つで、オンプレミスおよびパブリッククラウド形態となっており、リリース当初から直販のみで販売されています。

システムはクライアントサーバー方式のため、他のwebベースのERPと比べるとUIに少し古い感があるかも知れません。

但し、主に中堅・中小企業を対象にした同製品が幅広く受け入れられている理由としては、シンプルなシステム設計と様々な業務形態に対応したソリューションです。やはり、ERP選定の際は、システムの「柔軟さ」に着目している企業が多いと言えます。

パッケージ価格は、最少構成で約500万円からとなっています。

http://www.obic.co.jp/erp_solution/

 

GLOVIAシリーズ

≪製品の特徴≫

業種・業務形態や規模に合わせて、最適なソリューションを4つの製品ラインナップから選べる。

 

グループ経営特有の課題である、情報統合に焦点を充てたGLOVIA SUMMIT。会計業務の改革や、人事・総務業務の省力化によって企業成長を支援するGLOVIA Smart。社内の情報統合とコミュニケーションを促進し、経営変革のきっかっけを与えるGLOVIA iZ。販売管理、会計管理を中心として中小企業向けのGLOVIA きらら。

以上がGLOVIAシリーズの4つの製品ラインナップであり、顧客はオンプレミス、クラウド、パブリッククラウドから選択できますが、システム方式が疑似web方式(クライアント側にweb以外のツールが必要)となっており、入力データが多い際に多少の不便を感じるかもしれません。

販売形態は直販および約60社のパートナー企業からの提供となります。

GRANDITやOBIC7に比べると、システムとしての柔軟性に欠ける点もあるので、導入前および要件定義時に業務変更の有無や追加開発の可否をしっかり確認することが大切です。

パッケージ価格はGLOVIA iZの販売・会計で約700万円からとなっています。

http://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/enterprise-applications/glovia/

 

ProActive E2

≪製品の特徴≫

国産初のERPとして24年間、5,800社を超える導入実績に裏打ちされた豊富な機能を保持

財務会計、管理会計、経費、資金管理、連結、販売、購買在庫、債権、債務、手形管理、人事、給与、人材マネジメント、個人番号管理、目標管理、勤怠、固定資産、リース資産の18モジュールが提供されています。

顧客の企業規模や対象業務範囲に応じてオンプレミス、クラウド、プライベートクラウドの3つの利用形態から選択することが出来ます。

販売形態として、直販および14社のパートナーから提供されています。

販売、会計、人事給与、資産など大企業や中堅企業の業務に対応した製品ラインナップですが、全体的な導入ではなく、財務会計だけ、といった単体での導入事例も少なくないようです。

旧バージョンでクライアントサーバー形式で提供していたため、現在のWeb形式に移行した後でも、クライアントサーバー形式のような操作性を実現しているのも、主な特徴の1つです。

パッケージ価格は、販売・会計で約600万円からとなっています。

http://proactive.jp/

 

COMPANY

≪製品の特徴≫

大手企業で想定される業種・業態特有の要件や商習慣すべてを汎用化したため、カスタマイズはしない。

COMPANYの製品コンセプトは「ノーカスタマイズ」です。同製品は、導入企業で発生した機能ギャップを、業種・業態特有の要件や商習慣を汎用的な機能にして標準として組み込んでいます。

モジュールとしては、人事、給与、勤怠・工数管理、タレントマネジメント、採用管理、会計、債権、債務、資金管理、資産管理、購買、経費、販売、調達、原価管理、在庫、輸出入、不動産管理の18モジュールが提供されています。

COMPANYは元々、人事・給与システムから提供が始まり、会計、販売系へとラインナップを広げてきました。人事・給与、会計はカスタマイズが少ない業務領域ですが、販売系は

ノーカスタマイズといっても、すべての企業がカスタマイズ不要というわけではありません。当然ながら、自社業務が製品にフィットしなければ、アドオン開発を行う必要があります。あるいは、既存業務をERPに合わせるという作業が必要になるため、場合によっては、部門や会社全体の業務手順やルールを変更しなければいけないことにもなりますので、より慎重にERPとしての選定を行う必要があります。

パッケージ価格は数千万円からの提供のようです。

http://www.worksap.co.jp/products/

 

まとめ

日本企業のERP導入では、世界のERP大手ベンダーであるSAPやOracleといった製品検討の前に、まず国産ERPの選定を行うことが一般化されつつあります。やはり、「国産」という安心感と、日本企業の商習慣に合った製品の導入は、ERP導入を成功させる上で必要不可欠です。

もし、ERPの導入を検討されている時には、システムインテグレータに気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

失敗から学ぶERP導入プロジェクトの進め方

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