プロジェクト管理研修 導入事例インタビュー
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター様

「自己流」の進捗管理から、成果物起点のWBSへ
若手リーダーが学んだプロジェクト管理の“型”


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写真左:人財教育・事業基盤部 テクニカルマイスター 副島 徹  氏
写真中央:システム事業本部 JAイノベーション部  岩口 仁哉 氏
写真右:システム事業本部 JAイノベーション部  シニアオペレーター 楠 仁太朗 氏
事例のポイント
  • 自己流の進捗管理により手戻りや遅延が発生し、その早期発見が課題だった
  • 若手リーダー育成に向け、人によって異なる管理手法の「型」を揃えたい
  • 成果物起点のWBSで、漏れのない計画づくりの視点を習得

日本ビジネスデータープロセシングセンターについて

株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(以下、日本データー)様は、兵庫県神戸市に本社を置き、「笑顔でつなぐ仲間と未来」をビジョンに掲げる、50年以上の歴史を持つ企業です。ITソリューション事業をはじめ、医療関連事業、公共福祉事業、AI・ロボティクス・IoT事業を展開しています。DX推進支援やBPR(業務改革)支援にも強みを持っています。
受託開発に加え、システム会社などへの客先常駐による開発・構築も多く手がけています。

JA向け業務システムの開発・改善を担うJAイノベーション部では、若手メンバーのプロジェクト管理力の底上げを目的に、「プロジェクト管理研修 WBS実践強化編」を受講いただきました。今回は、受講されたJAイノベーション部の岩口様、楠様のお二方に、受講前に抱えていた課題や研修で得た気づき、今後の期待についてお話を伺いました。

今回インタビューに応じていただいた2名のご紹介

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岩口 仁哉 氏
JA向け業務システムの開発・改善を担うグループ(約8名)でサブリーダーを担当。既存システムの開発・修正などに携わる。

楠 仁太朗 氏
JA向け業務システムの開発・改善に従事。約4年間の現場業務を経て、現在は開発業務を中心に担当。

研修導入の背景

副島氏: 若手がリーダーになるにあたり、プロジェクトマネジメントの基本は押さえてもらう必要があります。ただ、現場で経験をこなし、覚えてきた世代が教えると、人によって言っていることや管理手法がブレてしまうんです。大事なところなので、まずはそこを揃えたいと考えました。
一昨年に基礎編を受講させていただいたこともあり、WBSの組み立て方とそこからの進捗管理を学べる研修が新たにできたと伺って、関東・関西合同で参加させていただきました。

岩口氏: サブリーダーとして、プロジェクト管理の能力をもっと高めたいと思っていたところに、上長から推薦をもらったのがきっかけです。以前、上長から「WBSを作ってみてほしい」と言われて自分なりに調べて作ったことはあったのですが、あくまで自己流だったので、それが本当に正しいのか分かりませんでした。WBSの正しい作り方や活用方法を知りたいと思っていたので、良いきっかけになりました。

楠氏: 上長からの推薦に加えて、直近の業務で進捗管理がうまくいかなかった経験があり、その再発防止のために参加しました。そもそもプロジェクト管理とはどういう考え方をすればいいのか、基礎からしっかり学んでみたいと思っていました。

研修受講前に感じていた課題

- 研修を受講する以前は、どのような課題を感じていましたか。

岩口氏: メンバーへの情報共有が足りず、認識齟齬から手戻りが発生して、スケジュール通りに進まないことがありました。作業をどこまでやってもらうかは私が割り振っていたのですが、メンバーは私が想定していたよりも少ない範囲で認識していて。期限が迫ってきた段階で、必要な成果物が足りていないことが分かったんです。

- 成果物や進捗はどのように管理されていたのでしょうか。

岩口氏: Excelで進捗管理表を作り、担当者や工数をまとめて、完了したものに○をつけ、最終的に私が確認する形で管理していました。ところが、管理表に載せていなかった成果物、たとえばテスト段階で残すべきエビデンスなどが残されておらず、後から「これを残してください」とお願いすることになって手戻りが発生しました。作業と作業の間にある中間成果物を、うまく共有できていなかったんです。

楠氏: 私は入社してから約4年間、1日で作業が完結するタイプの現場業務をしてきたので、管理側に回った経験がまったくありませんでした。管理業務を担当していた方が長期休暇に入ることになり、その代わりを任されたのですが、メンバーがどれくらいで終わらせるつもりなのかを把握できておらず、予定日に間に合いそうにない状況になってしまいました。
振り返ると、もっと早い段階で気づけたはずです。ちょうど上司も休みのタイミングで連絡が遅れたこともあり、最終的にはメンバーにも残業してもらって遅れを取り戻す形になってしまいました。メンバーに申し訳なかったですし、もっと正確に進捗を管理できるようになりたいと強く思いました。

研修を受けて生まれた気づき・変化

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- 研修で得られた一番の気づきや、その後の業務での変化について教えてください。

岩口氏: そもそもWBSにProduct WBS(成果物単位)とFunctional WBS(作業単位)の2種類があることも知らず、自分がやってきたことは何だったのか、この先どうすればいいのかを、一つひとつ学ばせていただきました。
これまでは大きな項目を出して「これはいつまで」と期限を決める程度で、その中の細かい作業や、何が必要なのかを洗い出しきれていませんでした。成果物単位で洗い出してから作業単位に落とし込む、という順序を意識できていなかったことに気づけたのが一番大きかったです。
クリティカルパスなど、スケジュールを組むうえでの考え方も勉強になりました。次にWBSを作る機会には早めに活用して、体で覚えていきたいと思います。

楠氏: 長期間のスケジュール管理はほとんど見たことがなかったので、知らないことばかりでした。一番印象に残っているのは、一つの成果物に対して必要な作業を洗い出すワークです。私が2〜3個しか出せなかったところで、他の受講者の方は10個ほど出していて、「ここまで細かく作業を洗い出さないといけないんだ」と気づかされました。
今後は今回学んだ、複数段階に分けて管理表を作る方法で、漏れのない計画にしていきたいです。

研修の感想(良かった点・改善してほしい点)

- 他社の受講者と一緒に学んでみて、いかがでしたか。

楠氏: 人によって考え方や見えているところがまったく違うのが新鮮でした。普段は会うことも話すこともない方々で、経験の差も感じましたし、「この人ならこう考えるのか」と、とても勉強になりました。

岩口氏: 私も、自分以外の考え方に触れられたのが良かったです。人によって見えているところが違うと感じながら、他の方の発表を参考にしていました。

- 改善してほしい点はありますか。

楠氏: 私はWBSを一度も作ったことがない状態だったので、正直、難易度は高く感じました。周りには実務経験がある方も多かったと思います。成果物に対する作業を洗い出してスケジュールに並べ、間をどれくらい空けるか、といった「感覚値」がないので、なかなか手が動かず。受講前に考え方を学べるような、未経験者向けのステップがあると良かったと思います。

- 受講後のフォローについてはいかがでしょうか。

楠氏: まだ実務で実践できていないのですが、実際に自分で作ったものを見てもらい、「ここはこうした方がうまくいきますよ」とフィードバックをもらえると、だいぶ助かると思います。宿題のような形式で、自分で考えて作ってみたものをレビューしてもらえると、実感が湧いて理解が進むと思います。

今後、期待すること

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- 最後に、今後の研修や弊社へのご要望があればお聞かせください。

岩口氏: 今回はWBSがテーマでしたが、プロジェクト管理の他の分野についても学んでみたいです。

楠氏: 新人に対しても、早いタイミングでリーダー・サブリーダーに向けた育成ができるような研修を期待しています。

副島氏: PMBOKには多くの領域があるので、一度に詰め込んでも頭に入りません。学んだことも2〜3か月使わなければ忘れてしまいます。実務に入る前に必要な領域を少しずつ学べる、細切れの研修があるとありがたいですね。オンデマンド研修にも期待しています。

- 若手育成に取り組まれている日本データー様。今回のプロジェクト管理研修が、その一助となれば幸いです。いただいた受講後のフォローや未経験者向け研修へのご意見は、今後のサービス改善に活かしてまいります。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(日本データー)

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