プロジェクト管理研修 導入事例インタビュー
株式会社HITOWA様

グループ統合を機に、部門を越える「共通言語」づくりへ
非IT部門も含む9名がWBSの基礎を体得


hitowa
写真左:株式会社HITOWA ライフパートナーカンパニー DX推進部 担当課長 青山 優徳  氏
写真中央:株式会社HITOWA 情報システム部 係長 力石 香織  氏
写真右:株式会社HITOWA フードサービスカンパニー 管理部 経営管理課 主任 志村 是 氏
事例のポイント
  • グループ会社統合を背景に、部門横断・グループ横断での「共通言語」づくりとして研修を実施
  • 開発部門に限らず、情報システム・DX推進・管理部門など非IT部門を含む9名が受講
  • 部門を越えたメンバーの参加により、多角的な視点での気づきが得られた

株式会社HITOWAについて

株式会社HITOWAは、「ひとのために。ひとの力で。ともに明日へ。」をスローガンに掲げ、「家族とくらしを支える新たな価値を創造し、『感動と満足』を提供し続ける」ことを経営理念としています。
ライフサポート、介護、子育て支援、フードサービスなど幅広い事業を展開し、人々の暮らしを支えるサービスを提供しています。
また、DXを積極的に推進することで、サステナビリティの実現と社会課題の解決にも取り組んでいます。

グループ会社の統合が進み、現在はグループ間で連携してシナジーを生み出していくことを目指しています。そうした背景のもと、グループ全体を対象とした研修としては初の試みとなる「プロジェクト管理研修(WBS実践強化編)」を実施いただきました。

今回インタビューに応じていただいた3名のご紹介

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今回は、それぞれ異なる事業会社・部門に所属する3名の方にお話を伺いました。

青山 優徳 氏
株式会社HITOWA ライフパートナーカンパニー DX推進部 担当課長。フランチャイズオーナーと二人三脚で事業を展開する、現場に近く熱量の高いライフパートナーカンパニーに所属し、現場を支援する立場からシステムの保守やベンダーへの開発依頼、社内への浸透を見据えたスケジュール管理などを担当。

志村 是 氏
株式会社HITOWA フードサービスカンパニー 管理部 経営管理課 主任。主に高齢者福祉施設向けに給食事業を展開するフードサービスカンパニーに所属し、経営会議資料の作成、予算管理、社内システムの運用・保守、新規DX施策の企画推進などを担当。

力石 香織 氏
株式会社HITOWA  コーポレート 情報システム部 係長。グループ全体のバックオフィス機能を担うコーポレート部門に所属し、ネットワークや全社共通システムの運用・管理、セキュリティ施策の推進などを担当。

研修導入の背景

今回の研修は、当社システムインテグレータが主催するセミナーイベント「プロジェクトマネジメントDAY」での講演をHITOWA社役員の方が視聴され、WBSワークショップに興味を持たれたことがきっかけでした。

HITOWAグループ各社・各部門(人事、経営企画、情報システムなど)から数名ずつが選出され、部門横断・会社横断で9名が参加する研修となりました。

グループ全体でのプロジェクト管理研修はこれが初めての実施で、グループの統合が進むなかで「共通言語」「共通認識」を醸成したいという狙いがあったのではないか、と参加者の皆様は振り返ります。

研修受講前に感じていた課題

- 研修を受講する以前は、どのような課題を感じていましたか。

青山氏: スケジュールを引く際にどれくらいの粒度でタスクを書き出せばよいのか分からず、スケジュールの妥当性を検証することも難しいと感じていました。
また、多人数で進行するプロジェクトの管理そのものにも難しさを感じていました。日々の業務では、ガントチャートによる進捗管理が中心で、開発は基本的に外注し、開発が予定通り進んでいるかを管理する役割を担っています。大規模プロジェクトにはプロジェクト管理ツール「OBPM Neo」を、既存の別システムと並行して活用しています。

志村氏: スケジュール管理をベンダー任せにしてしまっている状況があり、ガントチャートを作成するだけで進捗管理や遅延への対応が不十分になっていること、関係者への情報共有や役割分担が曖昧になっていることが課題でした。
日々の業務では、自社でシステム開発は行わず、ベンダーへの開発依頼と、その後の社内浸透に向けたスケジュール・タスク管理をWBSという形で行うことが多い状況です。

力石氏: WBSの正しい作り方が分からず、プロジェクトはメイン担当者が独自のやり方で進めることが多かったため、スケジュールやタスクが他のメンバーから見て一目で分かるようになっていない、という課題を感じていました。
日々の業務では、ネットワークや全社共通システムの運用、セキュリティ施策の実行などを担当しており、社内の小規模なプロジェクトも基本的にはベンダーへの外注が中心で、外部のスケジュールをチェックする形で進めることがほとんどでした。ガント風のものは作成するものの、研修で学んだような精度では作れていない状態でした。

研修を受けて生まれた気づき・変化

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- 研修で得られた一番の気づきや、その後の業務での変化について教えてください。

青山氏: 成果物単位で考えるWBS(Product WBS)という視点をこれまで持ったことがなく、大きな気づきになりました。普段の業務ではプロセスベースでWBS(Functional WBS)を作ることが多かったのですが、成果物という切り口で物事を整理する発想は新鮮で、実感を伴う経験になりました。
実際に、研修を受けた直後、進行中のプロジェクトでちょうどスケジュールを作成するタスクが発生し、研修の内容をもとにメンバーにWBSを作成させました。今回はFunctional WBSを利用しましたが、タスクを漏れなく洗い出していく考え方を、研修を踏まえてチームメンバーに伝えることができ、進め方が大きく変わったと感じています。

志村氏: 現行プロジェクトでこれから社内にスケジュールを配布していく必要があったのですが、以前はゴールから逆算して一気にスケジュールを書き上げるようなやり方をしていました。
研修を通じて、まず成果物を洗い出してから組み立てるという順序で考えられるようになり、その効果を実感しています。
また、担当者のアサインについて、期待値をきちんとすり合わせないまま進めてしまっていたことや、進捗状況をヒアリングする定例の場を明確なルールとして設けられていなかったことに気づかされました。今後は、この点をもう少し仕組み化していく必要があると感じています。

力石氏: タスクの洗い出しの重要性を強く実感しました。これまで、たとえば新人研修プロジェクトであれば「資料作成」「備品用意」など直接関係するタスクしか思いつきませんでした。しかし、実際には会場の確保や、一定額以上の支出であれば月1回しか開催されない役員会議のタイミングを逃さないよう社内稟議を回すといった、プロジェクトに付随するタスクまで洗い出しておく必要があると改めて実感しました。
今後、プロジェクトの規模の大小にかかわらず、まずタスクを幅広く洗い出したうえでスケジュールを立てる、という進め方を意識していきたいと思います。

研修の感想(良かった点・改善してほしい点)

- 研修を受けての率直な感想を教えてください。

青山氏: 技術系の研修は以前から数多く受けてきましたが、それと比較しても講師の説明が非常に分かりやすく、手を動かしながら学べる内容でした。ワークを通じて実際に手を動かすことで、知識の定着が進んだと感じています。
あえて改善点を挙げるとすれば、基本的な内容も多かったため、より深掘りした内容でも良かったのではないかと思います。

志村氏: 知識がなくても内容がすっと入ってくる、分かりやすい研修でした。
一方でボリュームが多く、ついていくのが大変な部分もありました。実践をイメージする時間があまり取れなかったため、もう少し余白があると、より理解が深まったのではないかと思います。

力石氏: 志村さんと同様、ボリュームが多く、ついていくのが大変に感じる場面もありました。ワークに取り組む際に「記入例」があるとより取り組みやすかったと思います。前のワークができていないと次のワークにも影響が出る構成だったため、ついていくのに必死な部分もありました。
一方で、ワークで使われたプロジェクトのシナリオは非常にリアリティがあり、自分ごととして捉えやすく、印象に残っています。

今後、期待すること

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- 最後に、今後の研修や弊社へのご要望があればお聞かせください

青山氏: プロジェクトマネジメントについて、PMOの役割や、各メンバーが意識すべきことを学べる内容を期待しています。

志村氏: より実践的な、WBS作成時のテクニックや、PMBOK知識体系ごとのテクニックなどを教えていただけると、状況に応じて業務に活かしやすいと感じます。

力石氏: 今回のような実務直結型の研修を定期的に開催していただけるとありがたいです。またご相談させていただきます。

- グループ会社の統合が進むなかで、部門・会社の垣根を越えた「共通言語」づくりに取り組まれているHITOWA様。今回のプロジェクト管理研修が、その一助となれば幸いです。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

株式会社HITOWA

プロジェクト管理ツール:OBPM導入事例集