10月30日にSI Object Browser ER 24がリリースされました。
最新バージョンでは従来よりもER図が便利にかつ、わかりやすく設計できるようになりました。主な新機能を画面入りで解説します。
ER図の自動作成機能
ER図を生成AIを使って自動生成できる機能を搭載しました。最新バージョンでは、ER図の新規作成時に、画面1のダイアログが表示されます。このとき、「生成AIを使って自動生成する」を選択し、テキスト欄に作成したいER図の要件を入力しましょう。
画面1.ER図の新規作成画面
要件に応じたER図が自動生成されます!
画面2.自動生成されたER図
要件を詳しく記載するほど、詳細なER図が生成できます。新規案件やはじめてER図を作成する方向けのサンプルER図の作成などに活用できます。
生成AI機能について 追加費用などはなしで利用可能ですが、毎月の実行制限などの注意点があります。 |
Bird Eye’s ビュー の追加
モデルダイアグラムの左上に「Bird Eye’s (バードアイズ)ビュー」が追加されました。Bird Eye’sビューとは「鳥瞰図」の意味で、ER図全体を縮小表示したビューになります。Bird Eye’sビュー上でマウスドラッグすることで右側のER図が連動して移動されるため、大規模なER図においてはエンティティを探すのに役立ちます。
画面3.Bird Eye'sビュー
Excelマクロ形式のレポートを生成可能に
エンティティ定義書などのレポート生成機能にて、Excelマクロ形式のレポートが生成可能となりました。「ツール」メニュー→「レポート定義」を選択すると表示されるレポート定義画面より、マクロ形式のExcelファイル(xlsmファイル)が登録できるようになっています。事前にオリジナルのマクロつきのフォーマットファイルを登録することでマクロつきのエンティティ定義書が生成できます。
画面4.レポート定義画面
マニュアルの刷新
これまでのCHM形式からHTML形式にし、デザインや内容も刷新いたしました。基本的な使い方の解説の他、各画面の内容を確認することが可能です。製品画面からF1キーを押すことでも対象画面のマニュアルページをすぐに開くことが可能です。
画面5.製品マニュアル
動作環境の追加
以下の各データベースバージョンに対応いたしました。
・Oracle Database 23ai
・PostgreSQL Ver.16
・EDB Postgres Advanced Server Ver.16
・MySQL Ver.8.0~9.0
主要RDBMSの各最新バージョンに対応しています。その他、対応クラウドにAmazon RDS for MySQLも動作対応いたしました。最新の動作環境はこちらをご覧ください。
https://products.sint.co.jp/ober/function/requirements
その他(サブスクリプションライセンスも販売開始)
その他、10月30日にSI Object Browser ERの「サブスクリプションライセンス」を新規販売いたしました。サブスクリプションライセンスは従来のクライアントライセンスよりも初期費用が安い他、インストール場所問わず利用可能、保守サービスやメジャーバージョンアップも無償、閲覧専用の『SI Object Browser ER Viewer』が無償利用可能などのメリットがあります。常に最新バージョンを使いたい方や作成したER図をSI Object Browser ER Viewerで多くの関係者に共有したい方はサブスクリプションがお得です!
サブスクリプションライセンスの価格や従来のライセンスとの違いについては、以下のページをご欄ください。
https://products.sint.co.jp/ober/price/download
以上が最新バージョンの主な新機能でした。ここで上げた機能以外にもER図の読込パフォーマンス改善や、インデックスの列順変更可能にしたなど、細かな機能改善も行っています。これまでもより便利に、わかりやすくお使いいただけます。
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