「SQLに関連する資格・検定を取得したい」
「SQLに関連する資格・検定にはどのようなものがある?」
このような疑問・要望に応えるべく、SQLに関連するおすすめの資格・検定を紹介する記事です。併せて、取得時の注意点やメリットについても解説します。現在SQLを学んでいる、これから学ぼうとしている初心者向けの記事です。
SQLの資格・検定を受けるときの注意点
SQLはデータベース(DB)を操作するための言語であり、SQLだけの問題を回答する資格・検定は存在しないことを覚えておきましょう。SQLを利用する目的は、あくまでもDB操作のためであり、関連する資格・検定ではDBに関する問題も出題されます。
SQLの構文だけでなく、DBに関する知識も学んでおかなければ資格取得は難しいと言えるでしょう。しかし、逆に考えればSQLの資格を取得することでDBに関する知識も有していることの証明になります。SQLに関連する資格・検定を取得するための学習は、DBに関わる知識・スキルの習得にもつながるのです。
SQLの関連資格・検定おすすめ3選
具体的におすすめの資格・検定を3つ紹介します。それぞれ難易度が異なるため、自身にあった資格の取得を目指しましょう。
オラクルマスター(ORACLE MASTER)
オラクルマスターは日本オラクル社が公式に行っているベンダー資格です。商用DBといえばOracle Databaseと言われるほどの知名度があり、多くの企業が使用しているDBであるため資格を取得することのメリットは大きいと言えます。
オラクルマスターは「Bronze」「Silver」「Gold」「Plutinum」と4つのレベルがあり、順に難易度が高くなります。初心者はBronzeの取得を目指し、実業務に携わり始めたらSilver以降の取得を検討するとよいでしょう。
オープンソースデータベース技術者認定試験(LPI-Japan)
オープンソースデータベース技術者認定試験(OSS-DB)は、名前の通りオープンソースデータベースに関する知識や技術を認定する試験です。オープンソースは商用利用可能でソースコードが公開されているソフトウェアであり、DBであればMySQLやPostgreSQL、MariaDBなどが挙げられます。
OSS-DBには「Silver」「Gold」の2つのレベルがあり、Silverはオープンソースデータベースに関する基礎的な知識、小規模なDBの運用管理ができることの証明につながります。Goldはオープンソースデータベースに関する深い知識と内部構造の理解が必要になるため、まずはSilverから取得を検討しましょう。
データベーススペシャリスト試験(IPA)
データベーススペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格です。ここまでに紹介したオラクルマスター・OSS-DBは比較的いつでも受験できますが、データベーススペシャリスト試験は年に1回(10月第3日曜日)の開催のみとなっています。
また、データベーススペシャリスト試験は難易度が高く、令和2年の合格率は15.8%と難しい試験です。SQLだけでなく、高度IT人材としてDBを専門分野として活躍する人材を対象とした試験となっています。
高難度だからこそ取得した際の効果は非常に大きいと言えますが、DBに関する深い知識が必要になるため、初心者の方は将来的な目標として定めるとよいでしょう。
SQLに関連する資格・検定を取得するメリット
SQLに関連する資格・検定を取得することには大きなメリットがあります。代表的なメリットとしては、次のようなものが挙げられるでしょう。
・DBの基本スキルを身につけられる
・トラブル対応ができるようになる
・スキルの証明につながる
SQLに関連する資格では、SQLだけでなくDBに関する知識・スキルも問われます。そのため、資格取得のための学習によってDBに関する知識の習得につながるでしょう。DBに関する知識がつくことで、トラブル発生時の対応も可能になります。
また、ITの知識やスキルは目に見えるものではないため、第三者からはスキルを有する人材かどうかの判断が難しいものです。しかし、資格を取得することでスキルを証明することにつながり、就職や転職時には大いに役立つことになります。
まとめ
SQLに関連する資格・検定は、SQLだけでなくDBに関する知識・スキルも求められます。SQLだけの資格・検定は存在しないことは覚えておくべきでしょう。
SQLに関連するおすすめの資格・検定はとしては、次の3つが挙げられます。
・オラクルマスター
・オープンソースデータベース技術者認定試験
・データベーススペシャリスト試験
それぞれに難易度が異なりますので、自身の知識・スキルに合わせて取得を目指しましょう。
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