導入事例:阪本薬品工業株式会社様

一覧に戻る

阪本薬品工業株式会社

「パッケージに合わせることを基本方針としたことが、成功につながった」

豊通ヒューマンリソース株式会社様 導入事例
阪本薬品工業株式会社について

阪本薬品工業株式会社は、グリセリンの生産をコアビジネスとし、食品材料、化粧品材料、エポキシ系樹脂改質剤、難燃剤などを生産販売している会社です。

「V字専業特化」を合言葉に、お客様のご要望に応えられる「商品開発」と「販売」「生産」に注力しています。

ERP導入に際して業務整理を行ったことが最適なベンダ選定につながった

― 最初にリプレースの経緯をお聞かせください。

以前の販売・財経システムはオフコンでした。長年使っていたのですが、オフコンの保守が切れてしまうという問題が発生しました。また、工場はAccess・Excelなどで管理しており、管理が特定の人物に依存しており、その人がいないとメンテナンスできないという属人的な状況が課題でした。またこれをシステム化して合理化したいという要求もありました。これらが、システムを切り替えるきっかけとなっています。

― そこでERPの導入を決断したのですね。

すぐにERP導入したわけではありません。当社の業務は取引形態が特殊な面があり、部署ごとにやり方が違っていました。そこで監査法人トーマツにコンサルを依頼して現状の業務の整理を行い、その上でERP選定を行ったのです。当社はERPというものがどのようなものかよく分かっていなかったので、この業務整理を行わなければ、きちんとした絵が描けなかったと思います。

― 整理が終わってからベンダ選定に入ったわけですね。

はい。トーマツさんの協力によりきちんとしたRFPを作成することができました。4社に提案を依頼して、みんなでプレゼンの点数付けを行いましたが、RFPがきちんとしていた分、良い提案をいただけたと思います。プレゼンの結果は、販売管理はGRANDIT、生産管理はAMMICという組み合わせでご提案いただいたSI社の評価が一番高く、お願いすることになりました。

― ありがとうございます。

パッケージに合わせることを基本方針とした

― 最初から最後まで、できるだけカスタマイズしないという方針は変えませんでしたね。

パッケージに合わせることを基本方針とした

手作りのオフコンからERPに切り替えるわけなので、できるだけカスタマイズせずにERPに合わせようという方針を打ち出しました。化学品業界の独特の取引ルールなどもあって、結果としてカスタマイズも増えましたが、この方針を言い続けたことにより“メリハリのある”カスタマイズに抑えることができたと思います。

― 工場はそれまでシステム化されてなかったので大変だったと思いますが反応はどうでしたか。

そうですね。やっぱり当初は拒否反応というか厳しいものがありました。ただ、打ち合わせを進めるに連れてだんだんと理解が深まっていき、最終的には多大な協力をしてもらえました。最近は運用にも慣れてきて、もっと知りたい、もっと活用したいという声が上がってきています。

コードの再設計が大変だったが、最後は予定通り稼働できた

― 当初予定の1年半できっちりシステム導入できたのですが、どんなところに苦労しましたか

マスターデータの再構築が結構大変でした。新システムに移行するにあたり、これまで各工場間でばらばらだったコード体系を再設計したのですが、その作業が大変で休日返上で頑張ってもらいました。

― 操作の習熟度などはどうでしたか。

それは比較的スムーズに行ったと思います。SI社のメンバーが各現場に張り付いていただき、わからないことをどんどん教えていただきましたので、大きな問題なく稼働にこぎつけました。定型的なオペレーションはすぐに慣れましたし、入力ミスを含む突発的な問題が起きても手厚くサポートしていただいたと思っています。

当初の目標がおおむね実現できたので、今後はもっと使用方法を工夫し、システムを最大限利用していきたい

― システムを入れ替えて、どんな効果があったと感じていますか。

RFPで掲げた目標はおおむね実現できていると感じています。決算の短縮化も、以前は月半ばに締まっていたものが7営業日に縮まり、来月からさらに1日早めようとチャレンジしているところです。また、製販の情報共有が実現できて工場の在庫をリアルタイムに見えるようになり、営業は電話による在庫確認が不要となりました。ERPなので当然なのでしょうが、発注から工場まで一気通貫で業務が処理できるようになり、とても評判がいいです。海外事業部の仕事もExcel作業から脱却してGRANDITで処理することで、大幅な省力化が実現できています。

― 今後の方針もお聞かせいただけますでしょうか。

現在は、稼働から半年余り過ぎてユーザーがオペレーションに慣れたところです。まだ使っていない未知の機能も多いので、さらなる知識を吸収し、システムを最大限利用していきたいと思っています。また、各現場から意見を吸い上げて、使った上での要望に応えていきたいと考えています。

ずっと密接な関係でやって来られたことが成功に結び付いた

― 最後に、SI社の対応はいかがでしたでしょうか。

ERP事業部 大阪開発部 木下、代表取締役社長 梅田
写真左から:株式会社システムインテグレータ
ERP事業部 大阪開発部 木下、代表取締役社長 梅田

RFPを提示したときから今日まで、ずっと深いお付き合いをさせていただいています。当社の事情をよく考えていただき、親身に対応していただいているというのが率直な感想です。 例えば打ち合わせであれこれ課題が出るたびに、きちんと資料を作っていただきました。次回打ち合わせの際に資料で説明していただきましたので当社の理解が深まりました。 プロジェクトの進捗管理もきっちりやっていただきました。ステアリングコミッティを月1回きちんと行い、遅れている場合はそれを包み隠さずに指摘していただきましたので、現場もお尻に火がついて頑張ったと思います。

― ありがとうございました。

失敗から学ぶERP導入プロジェクトの進め方

失敗から学ぶERP導入プロジェクトの進め方

ERPの導入は、その影響範囲の大きさから失敗する企業が後を絶ちません。

システムインテグレータでは、数多くのERP導入支援の経験やアンケートから失敗するプロジェクトの特徴を把握しています。

今回、特別にその情報をわかりやすい漫画形式のEブックにまとめさせていただきましたので、この機会にぜひダウンロードしてください。

失敗から学ぶERP導入プロジェクトの進め方

失敗から学ぶERP導入プロジェクトの進め方