EC事業者がビジネスを行うにあたって必ず検討しなければならないのが、どの運送会社のどのサービスを利用して商品を発送するかという点です。利用するサービスによって扱える荷物やコストが変わってくるため、ECサイトの収益を上げるためにも妥協できない要素となります。
当記事では、国内の主要運送会社・メール便と宅配便の違い・各社が取り扱うサービスと送料の比較・送料を安く抑えるためのポイントについて解説していきます。
少しでも送料を抑えて自社に適した配送サービスを利用したい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
※本記事は2022年9月執筆時点の情報です。
国内のおもな運送会社
現在日本国内でEC事業者に利用されている運送会社は、宅配便大手3社と呼ばれる日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便の3社が主流となっています。運送会社の利用を検討しているEC事業者の方は、まずは大手3社の詳細について把握しておくことが重要です。
ここでは、各社の概要・特徴について解説していますので、ぜひご参考下さい。
ちなみに、ECサイトの物流業務については、以下の記事にて詳しく解説していますので、こちらも併せてご参考下さい。
EC物流とは?特徴や発送までの流れ、よくある課題の解決策までご紹介
日本郵便
日本郵便は、郵便法に基づく郵便事業・郵便局の運営を主な業務とする郵便会社です。郵政民営化に伴い設立された特殊会社である日本郵政株式会社の子会社となります。
郵便業務・国内外物流業務・銀行業務・保険業務・物販業務等を行っており、荷物運送サービスの一種として宅配便サービスの提供も行っています。
ヤマト運輸
ヤマト運輸は、2019年に創業100周年を迎えた業界最大手の運送会社です。グループ全体で18万人以上の従業員が勤務しており、拠点数は7,000以上。約20億個以上という圧倒的な貨物取扱個数を誇っています※1。
拠点が細分化されており、配達スピード・コスト面・サービスの多様性に優れているのが特徴。安定して質の高いサービスを提供しており利用しやすいことから、法人・個人問わず多くの方が利用している運送会社です。
佐川急便
佐川急便は、1957年に京都・大阪間を中心とした運送事業からスタートした大手運送会社です。保有車両は2万6,000台以上、5万5,000人の従業員(ドライバー約3万人)が勤務しており、貨物取扱個数は約13億個以上と業界第2位のシェアを誇っています※1。
宅配便大手3社のなかでも商業貨物の割合が多いのが特徴で、全体の約7割がBtoB扱いの貨物。特約や発送条件に対して柔軟な対応が可能であることから、ECサイト事業者にも多く利用されている運送会社です。
※1:参照元:https://netshop.impress.co.jp/node/8990
「メール便」と「宅配便」
運送会社が提供するサービスには、大きく分けてメール便と宅配便があります。それぞれ取り扱える重量・料金・オプション・配送方法等が異なるため、両者の違いを把握しておくことが重要です。
以下に、メール便と宅配便それぞれの特徴と相違点について解説します。
メール便
小さな荷物や軽い荷物を送るのに適した配送サービスで、全国一律の低価格で荷物を発送できることや、ポストに投函されるためサイン不要であることが特徴です。その反面サービスによって荷物の追跡ができなかったり保証が無かったりなど、後述する宅配便よりも簡素化されたサービスとなります。
宅配便
日時指定・荷物の追跡・保証などが充実した、手渡しにより荷物が届けられる配送サービスです。取り扱える荷物の種類が多く、目的別のサービスや容量の大きなサービスなど、種類が充実しているのが特徴。一方、メール便よりも料金が高くなります。
それぞれに向いている荷物
メール便と宅配便では、サービス内容の違いからそれぞれに向いている荷物も異なります。ECサイトを運営しているのであれば、どのような荷物にどちらのサービスが適しているのかを把握しておくことも重要です。
ここでは、メール便・宅配便どちらを選択すべきか、判断の決め手となる要素について解説します。
サイズ
最も重要となる判断要素はサイズです。発送する荷物のサイズによっては、自ずと利用できる発送手段は宅配便に限られてきます。小さいサイズの場合はメール便によるコスト削減を図れないかを検討してみると良いでしょう。
荷物の種類
発送する荷物が貴重品や高価な品である場合には、保証のしっかりしたメール便サービスもしくは宅配便を選択しておくと安心です。単純な送料の多寡よりも万が一の事故も想定してサービスを選ぶようにしましょう。
配達記録・荷物追跡の必要性
確実に荷物を届けたい場合や荷物の所在を確認したい場合は、配達記録が残るサービスや荷物の追跡が可能なサービスを検討するのがおすすめです。小型の荷物であればこれらのサービスを利用可能なメール便、ある程度の大きさの荷物であれば宅配便を利用するとよいでしょう。
各社の【メール便】を比較
運送会社では、メール便と宅配便という2種類の配送方法が活用できることがわかりました。ここでは、国内主要運送会社3社のメール便について、比較を交えてご紹介します。
メール便を活用するEC事業者の方は、どのようなサービスがあるのか、またどのサービスが自社に適しているのかを把握しておきましょう。
日本郵便
日本郵便では、安価に荷物を発送できるメール便サービスの種類が充実しており、目的・用途に合わせて使い分けることができます。以下に、同社が提供する5種類のサービスをご紹介していきます。
日本郵便 | ||||
---|---|---|---|---|
サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 追跡・保証 |
ゆうメール | 34cm×25cm×3cm以内 | 1kg以内 | ~150g:180円 ~250g:215円 ~500g:310円 ~1kg:360円 |
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ゆうパケット | 三辺合計60cm以内 長辺34cm以内 厚さ3cm以内 |
1kg以内 | 厚さ1cm以内:250円 厚さ2cm以内:310円 厚さ3cm以内:360円 |
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レターパックライト レターパックプラス |
34cm×24.8cm×3cm以内 34cm×24.8cm×3cm以内 |
4kg以内 4kg以内 |
全国一律:370円 全国一律:520円 |
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スマートレター | 25cm×17cm×2cm以内 | 1kg以内 | 全国一律:180円 |
|
定形外郵便(規格内) 定形外郵便(規格外) |
34cm×25cm×3cm以内 三辺合計90cm以内 |
50g~1kg以内 1kg~4kg以内 |
120~580円 200~1,350円 |
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ゆうメール
ゆうメールは、書籍・カタログ・CD・DVD等の1kgまでの荷物を送付することができる、日本郵便が提供するメール便サービスです。荷物の重さにより全国一律の4段階の料金が設けられており、無駄な料金が発生しないのが大きな特徴となります。
事前手続きを行うことなくポストに投函するだけで発送することができるため、誰でも手軽に利用することができます。
ゆうパケット
ゆうパケットは、全国一律送料で厚さ3cm以内・重さ1kg以内の荷物を安価に送付することができるサービスです。ポストに投函するだけでいつでも荷物の発送が可能となっており、追跡サービスを利用することもできます。
便利さ・手軽さ・安さから、小さな荷物の発送に非常に適しているサービスとなっています。
レターパックライト/レターパックプラス
レターパックとは、信書を含むA4サイズ・重さ4kgまでの荷物を全国一律料金で発送することができるサービスです。ポスト投函・郵便局窓口での差出しが可能となっており、荷物を追跡することが可能です。
対面で配達を行い受領印をもらうレターパックプラスと郵便受けへ配達を行うレターパックライトの2種類のサービスを利用することができるため、紙類や小物の発送など用途に合わせて活用することができます。
スマートレター
スマートレターとは、A5サイズ・重さ1kgまでの荷物を全国一律料金で送付することができるメール便サービスです。書類・小物といった荷物だけでなく、信書を送付することもできます。
個人も手軽に利用できるため、フリマアプリやオークションといったCtoCの取引で好んで利用されているサービスです。
定形外郵便
定形外郵便とは、日本郵便が指定する定形郵便のサイズ・重さの規格に収まらない郵便物を送付することができる郵便サービスです。最大サイズと最小サイズが決められており、重さによって料金が異なりますが、全国一律で発送することができます。
宅配便よりも安価であり、速達・特定記録・内容証明等のさまざまなオプションを利用できるため、用途に合わせて利用できる便利なサービスとなっています。
ヤマト運輸
ヤマト運輸が取り扱っているメール便サービスは、ネコポス・クロネコDM便の2種類。いずれも全国一律料金で利用することが可能です。
ヤマト運輸 | ||||
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サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 追跡・保証 |
ネコポス | 31.2cm×22.8cm×2.5cm以内 | 1kg以内 | 契約運賃 上限一律385円 |
・追跡可 ・補償あり |
クロネコDM便 | 三辺合計60cm以内 (長辺34cm以内・厚さ2cm以内) |
1kg以内 | 契約運賃 上限一律167円 |
・追跡可 |
ネコポス
ネコポスは、比較的小型の荷物を、宅急便と同程度の配達速度でポスト投函することができる配達サービスです。ヤマト運輸と契約している法人・個人が利用することが可能です。
荷物の数量等に応じて、全国一律料金で発送できる使い勝手の良いメール便サービスとなっています。
クロネコDM便
クロネコDM便は、3辺の合計が60cm以内・厚さ2cm以内・重量1kg以下の受領印が不要な荷物を、手軽に送付することができるサービスです。ヤマト運輸と契約している法人・団体・個人事業主が利用可能となっており、全国一律料金でポスト投函のみで発送できるのが特徴です。
配達日時の指定はできませんが、遠方でも4日以内には荷物を届けることができます。
佐川急便
佐川急便が提供するメール便サービスは、飛脚メール便と飛脚ゆうメール便の2種類があります。
佐川急便 | ||||
---|---|---|---|---|
サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 追跡・保証 |
飛脚メール便 | 三辺合計70cm以内 (長辺40cm以内) |
1kg以内 | 全国一律 ~300g:168円 ~600g:220円 ~1kg:325円 |
追跡可 |
飛脚ゆうメール便 | 34cm×25cm×3cm以内 | 3kg以内 | 全国一律 ~200g:115円 ~500g:168円 ~1kg:299円 ~2kg:330円 ~3kg:456円 |
追跡不可 |
飛脚メール便
送る側・受け取る側を法人に限定したメール便サービスです。3辺合計70cm以内・重量1kg以内の受領印を必要としない雑誌・カタログ等の荷物をポストインで届けることが可能です。
バーコードによる追跡・配達状況の確認や不在配達も利用できます。
飛脚ゆうメール便
縦34cm・横25cm・高さ3cm・重量3kg以内の荷物について、郵便局への配達依頼を佐川急便が代行するメール便サービスです。受取人が個人でも利用できることや、飛脚メール便よりも安価に利用できることが特徴です。
配達状況の確認はできませんが、配達は郵便局が行うため信頼性が高く安心して任せることが可能です。
メール便を安く送るポイント
メール便は宅配便よりも安く荷物を送ることができるため、非常に重宝するサービスですが、同じメール便でも少しの工夫で更に料金を抑えることができます。
メール便の料金を安く抑えたい場合には、以下の手順でサービスを選ぶのがおすすめです。
- 発送する荷物をできるだけコンパクトにまとめる
- 送る荷物の種類・大きさ・重さをまずは把握して、利用できるメール便サービスをピックアップ
- 到着日数により利用するサービスを絞り込む
- 残されたサービスを比較検討して、少しでも安価に利用できるサービスを選ぶ
本記事の内容や各社のWebサイトをもとに、自社の場合はどのサービスが最適か調べてみてはいかがでしょうか。
荷物をたくさん発送すると、僅かな送料の差が大きな金額となるため、上記のポイントを実践して少しでもメール便の料金を安く抑えるようにしましょう。
各社の【宅配便】を比較
続いて、国内主要運送会社3社の宅配便についても、比較を交えてご紹介していきます。
日本郵便
日本郵便はゆうパックの名称で宅配便サービスを提供しており、サービス品質が高いことから多くの方に支持されています。
以下に、ゆうパックの特徴について解説します。
日本郵便 | |||||
---|---|---|---|---|---|
サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 配送日数目安 | 追跡・保証 |
ゆうパック | 三辺合計170cm以内 | 25kg以内 | 810円~ | 1~2日 | 追跡可・補償有 |
ゆうパック
ゆうパックは、3辺合計170cm以下・重さ25kgまでの荷物を発送することができる日本郵便の宅配便サービスです。郵便局・取扱所・コンビニへの様々な持ち込みが可能となっており、自宅への集荷も可能。持ち込み割引をはじめとした各種割引も充実しています。
チルド・ゴルフ・スキー・空港・当日配達など、目的別に利用できる派生サービスも多数用意されており、品質・利便性・安定性に優れたおすすめの宅配便サービスとなっています。
重量ゆうパック
重量ゆうパックは、一般的なゆうパックでは扱えない重たい荷物を発送することができる宅配便サービスです。ゆうパックよりもやや重い25~30kgの荷物を取り扱うことが可能です。
全国の郵便局窓口から荷物の差出しを行うことができます。
ヤマト運輸
ヤマト運輸の宅配便サービスは、小型~通常サイズの荷物をリーズナブルな料金で発送できるのが特徴です。宅急便コンパクト・宅急便という2種類の宅配便サービスを使用することができます。
ヤマト運輸 | |||||
---|---|---|---|---|---|
サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 配送日数目安 | 追跡・保証 |
宅急便コンパクト | 【専用BOX】 24.8cm×34cm×5cm |
制限なし | 680円~ | 最短1日~ | 追跡可・補償有 |
宅急便 | 三辺合計160cm以内 | 25kg以内 | 930円~ | 最短1日~ | 追跡可・補償有 |
宅急便コンパクト
宅急便コンパクトは、専用BOXを用いて60サイズ以下の小さな荷物をリーズナブルな料金で発送することができるサービスです。宅急便と同様に手渡しが可能となっており、クロネコメンバー割・デジタル割・持込割などさまざまな割引を利用することが可能。
少量の荷物をお得に送りたい方には非常におすすめのサービスとなっています。
宅急便
宅急便は、一部地域を除いて全国へ翌日配達ができる、ヤマト運輸が提供する基本的な宅配便サービスです。縦・横・高さの合計が200cm以内・重さが30kg以内の荷物を取り扱うことができます。クール宅急便・パソコン宅急便・家財宅急便・美術便・往復宅急便など派生サービスも充実しています。
宅急便コンパクトと同様に各種割引が充実しており、法人・個人どちらも利用できるコスト面と安定感に定評のあるサービスです。
佐川急便
佐川急便の宅配便は種類が充実しており、通販事業者にも好んで使われているサービスです。同社の主な宅配便について以下にご紹介します。
佐川急便 | |||||
---|---|---|---|---|---|
サービス名 | サイズ | 重量 | 料金 | 配送日数目安 | 追跡・保証 |
飛脚宅急便 | 三辺合計160cm以内 | 30kg以内 | 770円~ | 最短1日~ | 追跡可・補償有 |
飛脚ラージサイズ宅急便 | 三辺合計260cm以内 | 50kg以内 | 2,068円~ | 最短1日~ | 追跡可・補償有 |
飛脚宅配便
飛脚宅配便は、法人・個人どちらも利用することができる佐川急便が提供する基本的な宅配便サービスです。3辺合計160cm以内・重量30kg以内の荷物を、迅速・丁寧・確実に届けることができるのが特徴となります。
他にも冷蔵・冷凍の荷物を発送できる飛脚クール便、衣服をハンガーにかけたまま発送できる飛脚ハンガー便、午前中に発送した荷物を当日中に届ける即日配達便といった派生したサービスもあります。
飛脚ラージサイズ宅配便
飛脚ラージサイズ宅配便とは、通常の飛脚宅配便では扱えない大きな荷物を発送できる宅配便サービスです。3辺合計が160~260cmの荷物・50kgまでの荷物・複数小口の荷物を扱うことが可能となっており、業界屈指のサイズ・重量を扱うことが可能です。
通常の飛脚宅配便と同じスピードで配達可能であることから、大容量の荷物を発送したい方に多く利用されています。
宅配便を安く送るポイント
宅配便にも、メール便と同様に荷物を安く送るポイント・コツがあります。
宅配便はメール便と同様に荷物の大きさ・重さによって料金が細かく設定されています。そのため、送料を抑えたい場合には以下の手順で利用するサービスを選ぶのがおすすめです。
- 荷物はできるだけコンパクトにまとめる
- 荷物のサイズ・重さを把握する
- 取扱可能なサービスを比較検討して最もリーズナブルなサービスを選ぶ
荷物持ち込み等に適用される各種割引サービスを活用したり、宅配便の送料比較サイトを活用したりといった方法もおすすめです。
宅配便はメール便よりも送料が高いため、ECサイト等を運営しているのであればシビアに考えないと利益を圧迫するケースもあります。送料を節約する効果も大きいため、少しでも安く荷物を送るためにも、上記ポイントをぜひ実践してみて下さい。
各社の割引サービスを比較
送料を安く抑えるには、運送会社各社が提供している割引サービスを上手く活用することが重要となります。ここでは、各社の割引サービスについて比較表を用いてご紹介します。
割引サービスの比較検討にぜひご活用下さい。
日本郵便
- ゆうパックスマホ割
専用アプリを利用することで180円割引。 - 郵便局受取割引
ゆうパックスマホ割を利用しつつ受け取り場所に郵便局を指定すれば100円割引。 - 継続利用割引
ゆうパックスマホ割を利用して年間10個以上発送すれば、割引後に更に10%引。 - 持込割引
郵便局・取扱所・コンビニへ持ち込めば120円割引。 - 同一宛先割引
年内に同じ宛先へ荷物を発送すれば60円割引。 - 複数口減額制度
同一宛先へ同時に2個以上の荷物を発送すれば60円割引。
ヤマト運輸
- 持込割
非会員が取扱店舗・コンビニへ持ち込めば100円割引 - クロネコメンバーズ持込割
会員になり直営店へ持ち込めば150円割引。 - クロネコメンバー割
クロネコメンバーズ電子マネーカードで支払いを行えば10~15%割引。 - デジタル割
専用アプリ等で送り状を作成すれば60円割引。
佐川急便
- 持込割引
営業所・サービスセンター・取次店等へ持ち込めば100円割引。 - 数量割引
一度に11個以上の荷物をまとめて発送すれば個数に応じて10~15%の割引。
大量発送の場合は「特約」の契約も視野に
毎月安定的に大量の荷物を発送するのであれば、必ず利用すべき制度が「特約」です。
特約とは、毎月決められた件数の利用を約束する代わりに、特別に割引された送料で荷物を発送することができる契約のことです。運送会社と特約を締結して特約店となることで、荷物の量・金額等に応じた割引の適用を受けることができます。
特約は必ず締結できるとは限りませんが、非常にお得な制度であるため、常時大量の荷物を発送している方は運送会社に問い合わせて見積もり・交渉を行ってみることをおすすめします。
まとめ
日本国内では、各運送会社によりさまざまな配送サービスが提供されています。それぞれのサービスで扱える荷物の種類・サイズ・重さ・料金などが異なるため、ECサイトを運営している場合は発送する商品の特性とコストのバランスを見て最適なサービスを選ぶことが重要です。
ECサイトの運営においては、セールス・マーケティングといった売上向上施策が注目されがちですが、物流の最適化も利益率や顧客満足度などECビジネスの重要な要素に影響するため、細かい部分まで検討しておく必要があります。
弊社では、コロナウイルスの感染拡大やEC業界のトレンドを踏まえた、最新のECビジネスについて基本から学べる資料をご提供していますので、ぜひこちらもご活用下さい。
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