SEOに強いECサイトにするための5つのポイントを解説!

 2020.11.16  株式会社システムインテグレータ

Googleなどの検索結果上位に自社サイトを表示させるために行う「SEO対策」は、ECサイト運営において必須の戦略です。この記事ではECサイトにおけるSEO対策で特に注意すべきポイントや対策方法を紹介します。

なぜECサイトでSEO対策が重要になるのか

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SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとったもので、「検索エンジン最適化」を意味します。これは、Googleなどの検索エンジンに対してWebページの内容や価値を理解してもらえるように「最適化」し、検索時にサイトを上位表示させる技術を指しています。

ECサイトでもSEO対策が叫ばれるようになったのは、ECサイトの市場規模が大きくなり、ECサイトの総数も増え続けていることが背景にあります。経済産業省が2020年7月に公表した2019年度「電子商取引に関する市場調査」によると、個人向けに販売を行う国内のB2C(BtoC)型のEC市場の規模は2019年時点で19兆3609億円となっており、前年2018年の17兆9845億円から7.65%の伸びを見せています。

出典:経済産業省「令和元年度 電子商取引に関する市場調査」

つまり、ECサイトは今後もさらに競合他社との差別化を図っていく必要があります。検索上位に挙がるECサイトであれば訪問者数も多く、検索下位の競合他社に比べ、より多くのユーザーに商品を購入してもらえる機会を得ることになるのです。

ECサイトのSEO対策で重要な5つのポイント

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ECサイトのSEOを強化したいけれども、具体的にどのような施策を行えばよいか分からない方もいるのではないでしょうか。ECサイトのSEO対策では、以下の5つのポイントを押さえておくことが重要です。

  • キーワード選定
  • 内部対策
  • コンテンツマーケティング
  • 被リンク対策
  • 導線設計

SEO対策は地道で手間がかかる作業ですが、上記の施策を単一ではなく組み合わせて実施することで、ECサイトのSEOを強化することができます。同時に実施するのではなく、「まずはキーワード選定から」というように、施策ごとに切り分けを行って集中的に取り組むことで、効率良くスムーズにSEO対策を進めることができるのでおすすめです。

次章より、上記5つのポイントについて1つずつ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

キーワード選定

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SEO対策におけるキーワードとは、ユーザーが検索エンジンに入力するワードのことです。検索エンジンからアクセスを集めてECサイトに集客するためには、適切なキーワードを選定することがSEO対策の基本となります。

キーワードには、以下4種類のユーザーの検索ニーズが反映されるため、それぞれの検索ニーズの特性を把握しておくと、より効果的なキーワード選定に繋がります。

知りたい

特定の情報について知りたいというニーズが反映されたキーワードです。ECサイトでは、商品について知りたいというニーズに応えることがポイントとなります。

行きたい

目的のサイトや商品ページへ行きたいというニーズが反映されたキーワードです。

~したい

悩みを解決したり願望を達成したりといった、何かをしたいというユーザーの欲求が反映されたキーワードです。ユーザーの欲求に応える情報を提供することで、強く販売促進に結び付けることができます。

買いたい

既に特定の商品を購入したいという意思が反映されたキーワードです。最も成約率が高いタイプのキーワードであるため、商品ページ等の購入に結び付くページで施策を行うことが効果的です。

続いて、キーワード選定の3つのポイントをご紹介していきますので、上記のキーワード特性を踏まえつつ、各ポイントについて参考にしてみて下さい。 

ロングテールキーワードを狙う

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを掛け合わせた検索ボリュームの少ないキーワードのことです。対して、1~2語で構成される検索ボリュームが非常に大きいキーワードのことを、ビッグキーワードと言います。

ECサイトにおいては、前者のロングテールキーワードを積極的に狙っていく戦略が非常に効果的です。理由としては、競合が少なく上位化が容易であり、ユーザーの意図が細かく反映されているため、成約率が高いためです。特に、SEO対策をはじめた初期の時期は、汎用的で競合が多いビッグキーワードよりも、施策の効果を実感しやすいでしょう。

ロングテールキーワードは一つひとつの施策の効果は少ないですが、数多くのキーワードに施策を施すことで、SEOにおいても販売促進においても大きな効果が期待できます。また、ロングテールSEOの積み重ねでサイトの価値が高まってくると、ビッグキーワードも攻略しやすくなります。

ロングテールキーワードは、SEOツールで探すこともできますが、検索エンジンの関連キーワードや巨大ショッピングモールのサジェストなどからも発掘することが可能です。

購入意欲の高そうなキーワードを狙う

ECサイトの商品ページにSEO対策を施すために、関連性の高いキーワードを調査する方は少なくないでしょう。ツールで調査を行うと、同じような検索ボリュームのキーワードが複数候補に挙がることはよくあります。

その際、なるべく顧客の購買意欲を高めるキーワードや販売に結び付きそうなキーワードを優先的に選ぶことが重要なポイントです。

例えば、以下のようなキーワードが候補に挙がった場合は、後者を優先します。

  • 「洗顔フォーム 成分」
  • 「洗顔フォーム 人気」

細かいポイントですが、数多くの商品を販売するECサイトであるからこそ、手作業による僅かな効果でも積み重なって販売促進や売上拡大に結び付けることができます。

ECサイトのSEO対策を行う際はツール活用だけでなく、顧客の心理や動向を考えてみることも大切なポイントです。 

キーワードに合ったタイトル・ディスクリプション設定も重要

SEOにおいては、検索結果画面で上位表示されることがもちろん重要ですが、ユーザーにクリックされることも重要です。上位化により露出を増やし、クリックされてはじめて自社ECサイトにユーザーを呼び込むことができます。

検索結果画面からのクリック率向上に重要なのが、「タイトル」と「ディスクリプション」です。該当ページのターゲットキーワードに合わせてこれらを設定することで、クリック率を高めることができます。以下に、タイトル・ディスクリプション設定のポイントをご紹介します。

タイトル設定のポイント

タイトルには、ターゲットキーワードを必ず含めることはもちろん、タイトルの前半にキーワードを持ってくることや、クリックに繋がりそうなフレーズを考えることも重要です。

タイトルはユーザーだけでなく検索エンジンに情報を伝える役割もあるため、熟考して設定するようにしましょう。

ディスクリプション設定のポイント

ディスクリプションとは、検索結果画面のタイトル直下に表示される説明文です。一般的にユーザーはタイトルと併せてディスクリプションを読むことで、どのページをクリックするかを決定します。

短い文字数でも商品の特徴・魅力を伝えられるように、またユーザーが流し読みしても内容が伝わるように、端的で分かりやすい文章にまとめましょう。 

適切な内部対策

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SEO対策ではユーザーや検索エンジンから最適なページであると認識されるように、サイト内の構造に気を配る必要があります。サイト構築にあたって、特に注意すべきポイントを紹介します。 

重複コンテンツに注意する

重複コンテンツとは、サイト内部で同じような内容のコンテンツが存在していたり、外部のサイトで内容が酷似したコンテンツが存在していたりすることを指します。重複コンテンツは、悪意があると判断された場合は検索順位の低下やペナルティを受ける可能性があるため、極力重複コンテンツを作らないことが重要です。ECサイトは、以下のように重複コンテンツが発生しやすい特性を持つため注意が必要です。

  • 同じ商品のカラー違いやサイズ違いのページを登録している場合
  • 複数モール・複数サイトに同じ商品を掲載している場合

このような場合は、以下のような方法で対処することができます。

  • 同じ商品のバージョン違いは1つのページで画像を切り替えて表示する。
  • 複数サイトに同じ商品を掲載する場合はサイトごとに違いを持たせる

分かりやすいページタイトルやコンパクトなURLを採用する

コンパクトなURLや分かりやすいページタイトルは、ユーザーがクリックするかどうかに大きく関わります。シンプルなURLや分かりやすいタイトルを心掛けましょう。

思わずクリックしたくなるような一言を添えるのもポイントです。 

モバイルフレンドリーを心掛ける

Web閲覧は、現在パソコンではなくスマートフォンなどモバイル端末からのアクセスが主流になっており、数年前からGoogleはモバイルファーストインデックスへの移行を発表しています。従来パソコンサイトの内容でコンテンツを評価していたのですが、モバイル版の内容を優先的に評価の軸とするというものです。

そのため、スマホでも閲覧しやすく使いやすいデザインを作成しましょう。現代におけるECサイトは、パソコンでもスマホでも見やすく使いやすいサイト作成ができる、レスポンスデザインを採用することが一般的となっています。

レスポンスデザインについては以下のページでも詳しく解説しているため、併せてご参考下さい。
SI Web Shopping|ecサイトのレスポンシブ化が必要な理由

常時SSL化する

現代のECサイトでは、Webサイト全体を暗号化する「常時SSL化」を取り入れてあらゆる情報の保護を行うことが必須となっています。Googleも2014年にWebサイトが常時SSL化されているかどうかを検索順位の決定に加味する要素の一つとすることを発表しています。

ユーザーにも検索エンジンにも評価されるように、サイトの常時SSL化を行いましょう。 

ページスピードの改善

ページスピード(サイトの表示速度)は、ユーザーの利便性やストレスに大きく影響を及ぼし、表示速度が遅いとそれだけで離脱やコンバージョンロスといった機会損失を招きます。

また、近年ではページスピードは検索エンジンからの評価にも影響を及ぼすようになっています。

そのため、ECサイトのSEO内部対策の一環として、ページスピードを改善することも重要となります。

サイトのページスピードは、Googleが無料で提供する「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」で計測可能であり、改善点の指摘も行ってくれるため、実施しておくことをおすすめします。 

コンテンツマーケティング

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ECサイト自体に施すSEO対策は、サイトの規模や競合の状況に左右されるため、上記でご紹介した施策を徹底的に行ったとしてもある程度の段階で頭打ちになることが実状です。商品点数・コンテンツ数が膨大にある巨大なサイトでないとSEOのみで十分なアクセスを呼び込むことは難しく、中小規模のECサイトでは満足のできる結果を得ることは難しいでしょう。

ECサイトのSEOで結果を出したい場合は、ECサイトに付随するオウンドメディアを立ち上げ、コンテンツマーケティングを実践してSEO上位化や集客を行うことが現実的な戦略となります。

コンテンツマーケティングであれば、ECサイトの規模に依存せず、上質なコンテンツを追加すればするほど成果に繋げることが可能です。また、一度作成したコンテンツは長期的にアクセスアップ・集客に寄与してくれます。

ECサイトにおけるコンテンツマーケティングの目的・実践方法・ポイントについて、以下に詳しくご紹介していきます。 

コンテンツマーケティングの目的

ECサイトにおけるコンテンツマーケティングには、当記事のテーマであるSEO以外にも重要な目的があります。以下に、ECサイトのコンテンツマーケティングの主な目的について解説します。

ECサイトの新規集客・認知度向上

コンテンツマーケティングは上質なコンテンツを数多く投下することで、SEO上位化を狙いやすい手法です。

オーガニック検索でメディアを上位化することにより、母体であるECサイトの新規集客・認知度向上を図ることが主な目的の一つとして挙げられます。

購買意欲を高める

コンテンツマーケティングは、オウンドメディアによりECサイトに関連する有益な情報を提供することで、顧客の興味関心や購買意欲を高めることができます。

Web広告のような売り込みを行うことなく販促を行えることは、コンテンツマーケティングならではの利点です。

リピート購入・ファン化を促進する

コンテンツマーケティングで数多くの有益な情報を得た顧客は、自社のファンになってくれる可能性があります。

ファン化することでリピート購入を行ってくれる可能性が高まったり、また、熱心なファンとなった顧客は口コミによる広告塔となったりしてくれる場合もあります。

 

EC業界では個性の無いECサイトでは販売が伸びずファンも付かないといわれますが、コンテンツマーケティングはECサイトのオリジナリティ創出やブランディングに非常に適しており、上記でご紹介したようにSEO以外にも大きな恩恵があります。

時間と労力は必要となりますが、取り組む価値は大きいマーケティング手法と言えるでしょう。 

コンテンツマーケティングの実践方法

ECサイトでコンテンツマーケティングを実践するには、以下の3つの方法が主流となっています。それぞれの方法の特徴についてご紹介します。

オウンドメディアを立ち上げる

最もスタンダードな方法は、ECサイトとは別にドメインを取得して、オウンドメディアを立ち上げる方法です。有益なコンテンツを数多く投下することで集客・ファン化を図り、ロイヤリティが醸成された顧客をECサイトへ流すことで販促に繋げます。

SEOでの上位奪取を重視する場合は最もおすすめの方法となります。

ECサイトをメディア化する

商品点数が多く一定規模のECサイトであれば、ECサイト内にコンテンツを組み込みメディア化するという方法もあります。同一サイト内で情報提供と商品販売を同時に行い、SEOも強化できるというメリットもあります。

ただし、サイト設計が難しくなることや、一定以上の商品点数がなければ実現が難しいことがネックです。

SNSをメディアとして活用する

SNSは直接的なSEO効果は見込めませんが、情報拡散力の高さやユーザー数の多さから、多くのビジネスの集客・販促として活用されています。

ECサイトにおいてもこまめに情報発信を行い、一定のフォロワー数を獲得できれば、SNS経由での高い集客効果が見込めます。 

コンテンツマーケティングのポイント

コンテンツマーケティングは取り組んでいる企業も非常に多いため、ECサイトのSEOとして効果性を発揮するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

コンテンツマーケティングの最重要ポイントで差別化ポイントでもあるのが、「コンテンツの品質」です。読者にとって価値のある有益なコンテンツをたくさん投下できれば、大きな効果が期待できます。

上質で有益なコンテンツを作成するために意識しておきたい重要なポイントを、以下にご紹介します。

オリジナリティを重視する

コンテンツのオリジナリティは、SEO上位化においても読者の満足度向上においても重要です。Googleは、オリジナルで有用な内容を含むコンテンツを品質の高いコンテンツと判断しています。メーカーのカタログや製品情報を流用したり、複数商品で同じ説明文を使いまわしたりすることはNGです。

手間はかかりますが、どうすれば読者に有益な情報が伝わるかを考え抜いてコンテンツを作成するようにしましょう。

参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 日本語検索の品質向上にむけて

正確性や具体性を重視する

コンテンツに掲載する情報の正確性や具体性は、コンテンツの品質に直結します。

誤った情報や曖昧な情報は読者に不利益を与えてしまう場合もあるため、コンテンツを作成する際には、正確な情報を詳しく具体的に記述するようにしましょう。

可読性や視認性を重視する

コンテンツの読みやすさや分かりやすさは、読者の読了率に直結します。いくら有益で上質なコンテンツを作成しても、難解で読みにくい文章だとあまり読んで貰えないでしょう。

文章の構成・改行・誤字・脱字・色・余白など、作成したコンテンツは必ず見直しを行って、可読性・視認性の高いコンテンツを作成しましょう。 

被リンク対策

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「被リンク」とは、外部サイトから自社サイトに向けられたリンクのことで、検索エンジンは被リンクが多いサイトをユーザーにとって有益なサイトであると判断するため、上位表示されやすくなります。

しかし、被リンクには「自然リンク、ナチュラルリンク」と「自演リンク」があります。自演リンクには自分で用意した複数のサイトからリンクを張るものや、業者に対価を支払い、リンクを張ってもらうものなどがありますが、自演リンクとみなされればマイナスの評価を受け、検索順位が下がってしまいます。

検索順位を決定するルールは日々進化しており、質の低いリンクは見破られて評価を下げられる恐れがあります。質の高い被リンクを集めるためにも、ユーザーの共感が得られる質の高いコンテンツ作りが大切です。

商品を購入しやすい導線設計

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ECサイトの回遊性や使いやすさといったユーザビリティは、訪れた顧客の閲覧ページ数や滞在時間の延長に繋がるため、顧客満足度の向上はもちろん検索エンジンからの評価も高まると言われています。そのため、ECサイトのSEO対策においては、上位化に直結する施策だけでなく、ユーザーが商品を閲覧したり購入したりしやすいように、サイト内の導線を整理しておくことが重要です。

ECサイト内の全てのページからマイページや買い物カゴに移動できるようにしておくことや、少ないクリック数でどのページへも移動できるようにすることで、ユーザビリティが高く使いやすいサイトにすることができます。

導線の見直しを行う際には、ユーザーがどのようなプロセスをたどって商品の購入をするのかをまずは分析して、離脱に繋がっている箇所や回遊性が悪い箇所がチェックしてみましょう。新しい導線を設計する際には、複数のパターンをA/Bテスト等を用いてテストを行い、データに基づいた最適なパターンを選定することが効果的です。

ECサイトの最適な導線を考えるときには、「AISAS」の考え方が役立ちます。AISASとは「Attention(認知、注意)」「Interest(興味、関心)」「Search(検索)」「Action(行動)」「Share(共有)」の頭文字のことです。商品を「認知」して「興味」を引かれると、その商品の情報を「検索」して吟味してから商品を購入するという「行動」を取り、それがよい商品であれば他者に広め「共有」するという一連の流れを表しています。

AISASを意識して、商品に興味を持ったユーザーが情報を得やすい導線にしたり、購入へのプロセスをスムーズにしたりすることで、ユーザーの行動原理に沿った導線を設計することができます。

ECサイトの導線やデザインを考える際には、以下の記事の解説も併せてご参考下さい。
SI Web Shopping|ECサイトのデザイン作成・リニューアルの進め方を徹底解説 

ECサイトのSEO対策における注意点

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ECサイトのSEO対策を行う際には、その特性を理解しておかないと、SEOにとってマイナスとなったり、サイトの信頼性低下を招いたりする場合があります。

ここでは、ECサイトのSEO対策を行う際の注意点について解説します。適切なSEO対策を施すためにも、ぜひ確認しておいて下さい。 

インデックスされていることを確認する

インデックスとは、検索エンジンのクローラーがページの情報を収集して、データベースに整理・格納されることを言います。

Webサイトのページはインデックスされてはじめて順位が付くため、インデックスされていなければECサイトのアクセスアップや集客も見込めません。そのため、SEO対策を施したら、ページが正しくインデックスされているかを必ず確認しましょう。

ページがインデックスされているかどうかは、Googleが提供するマーケティングツール「Google Search Console」で確認することができます。同ツールでは、インデックスされていないページのインデックスをリクエストしたり、正しくインデックスされていない原因を調査することが可能です。

ページの重複・低品質コンテンツといった理由でインデックスされていない場合は、問題を

解決した後に再度インデックスをリクエストしておきましょう。 

販売終了ページの対策

ECサイトでは、商品の売り切れ・生産終了といった理由で販売終了ページが発生します。ECサイト内に販売終了ページの数が増えたり、長期間放置していたりすると、検索エンジンからの評価が下がり、検索順位下落の原因となります。また、販売終了ページに訪れたユーザーのモチベーション低下や離脱を招く原因にもなります。

そのため、ECサイトのSEO対策においては、定期的に販売終了ページのメンテナンスを行うことが非常に重要です。例えば、以下のような対処法があります。

商品の売り切れ・一時的な販売終了(再入荷あり)

売り切れであること、再入荷予定であることをページ内で通知する。

販売終了の場合(再生産なし)

類似商品を紹介するか、ページを削除して404エラーを返す。規模が大きいサイトの場合は後者を推奨。

販売終了ページを放置すると、ECサイトの健全性が徐々に損なわれてしまうため、溜め込まずにこまめに対処するようにしましょう。 

まとめ

EC市場は毎年右肩上がりで成長を続けており、ここ数年も目覚ましい成長を見せています。市場の成長とともに新規参入企業も増えてEC事業者同士の競争も激化しているため、今後売上を拡大していくためには、今回ご紹介したSEO対策を含むさまざまな施策を行って、競争優位性や差別化を図ることが重要です。

単に商品を陳列しただけのECサイトでは、売上を伸ばすことが難しい時代となっています。顧客からも検索エンジンからも評価される魅力的な商品ページやコンテンツを作成して、自社ECサイトの価値を高めましょう。

売上に繋がるECサイトを構築するためには、SEO対策を実施することも重要ですが、自社に合ったECサイト構築パッケージを活用することも重要です。弊社では、他社も含めたECサイト構築パッケージ・サービスを比較した資料を無料提供していますので、ぜひご活用下さい。


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