ECサイトに追加したいおすすめ機能5選

 2021.08.03  株式会社システムインテグレータ

ECサイトによる顧客へのアプローチは、いまや多くの事業に欠かせないものとなっています。新型コロナウイルスの影響もあり、今までECサイトを運営していなかった企業もEC市場へ参入しています。
機能の充実したECサイトを構築できれば、売上アップや新規顧客の獲得などのメリットを生み出すことができるでしょう。ECサイトを構築できれば、売上アップや新規顧客の獲得などのメリットを生み出すことができるでしょう。 

そこでこちらでは、ECサイトに追加したいおすすめの機能と参考にできるウェブサイトを紹介します。

ECサイト構築については以下の記事で解説しています。
ECサイト構築を徹底解説 | 費用相場・方法・制作手順から会社の選び方まで

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基本的なECサイトに搭載されている機能とは

ECサイトでは、商品検索機能、カート機能、決済機能、セキュリティ機能の4つが基本的な機能とされています。 

商品検索機能でキーワード、タグ、ジャンルなどから商品を絞り込み、顧客が求める商品を提示します。検索して見つけた商品はカート機能によって、購入のために確保されます。

その後は決済機能を使って、カートに入っている商品をクレジット決済や銀行振込などによって支払いを受けます。

ここまでに顧客は自分の住所やクレジット番号などの個人情報を入力することになるので、そういった情報を安全に管理するためのセキュリティ機能が必要です。 

ECサイトのセキュリティについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
サイトに必要不可欠なセキュリティ対策!その概要と基本を解説。 

 

このような機能を搭載することで、ECサイトの利用における一連の流れをすべてカバーすることができます。最低限この4つの機能だけでもECサイトは成り立ち、コストを抑えて運営ができるなどのメリットを得られるでしょう。

しかし、基本的な機能だけでは顧客が「使いづらさ」を感じたり、購買意欲につなげるための能動的なアプローチができなかったりといったデメリットもあります。 

このようなデメリットを払拭するためには、ECサイトに機能を追加するのが良いでしょう。競合するECサイトとの差別化を図るためにも、積極的に基本機能以外も導入していくことがおすすめです。 

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ECサイトに追加したいおすすめ機能5選

ECサイトに追加できる機能は多数ありますが、なかでも以下の5つの機能は多くのサイトにおすすめできます。

ECサイトの売上が上がらない、顧客が定着しないといった悩みを、解決するきっかけになるかもしれません。 

リピーター育成のための顧客管理システム

ECサイトを複数回利用してくれるリピーターを育てるための「顧客管理システム」は、追加したいおすすめの機能です。

顧客管理システムでは、単なる顧客の個人情報を保存して管理するためのシステムではありません。購買履歴などをもとに、パーソナライズしたオファーを、適切なタイミングで送るためのシステムです。

パーソナライズはレコメンドエンジンなどアルゴリズムによって自動化する方法もありますが、人間による分析を行った上でパーソナライズをすることもリピーターを増やすためには欠かせない取り組みです。

顧客管理システムに蓄積された個人情報と購買履歴をかけ合わせることで、「誰が、どんなタイミングで、どんなものを買うのか」を分析することができます。

顧客管理システムを使うことで、画一的な内容のステップメールではなく、顧客一人一人に合わせたメッセージの発信ができるようになります。 

SNSのアカウントを利用したログインサービス

新規のお客様に買っていただくためのハードルとして会員登録があります。Amazonや楽天であれば、ショップごとに会員登録をする必要はありませんが、ショップ独自にECサイトを始めて利用する場合、改めて会員登録しなければならず、手間となってしまいます。

せっかく商品に興味を持ってもらったのに「会員登録面倒くさいからいいや」と離脱されてしまうのはもったいないです。

それを防ぐことができるのがSNSアカウントを利用したログインサービスであるソーシャルログインです。Twitterやfacebookなどのアカウントで会員登録、ログインができるので、お客様は手軽に買い物を進めることができるようになります。

LINEを使った同様のログイン機能を実装することができます。LINEでログインしてもらえれば、LINE IDを同時に取得することもできますので、その後のお知らせをLINEで送ることもできるようになります。 

スマートフォンアプリへの展開

総務省の調査によると、2019年における世帯のスマートフォン保有率は80%を超えており、また、端末別のインターネット利用率はスマートフォンが63.8%と、パソコン(50.4%)の利用率を上回っています。 

引用:総務省 令和2年版 情報通信白書のポイント 第2部 基本データと政策動向 

 

実際売上の多くがスマホから生み出されているというECサイトは今では珍しくありません。ですが、スマホのブラウザで自社のECサイトが見られるというだけでは不十分です。なぜならスマホの通知機能を利用することができないからです。

自社のECサービスをスマートフォン用のアプリとして提供していれば、スマホの通知機能を利用してお知らせを送ることができるようになります。メールでの配信と比べ見てもらえる確率も高く、タイムリーな情報発信ができるようになります。

また操作性の高いアプリを提供することで顧客の囲い込み、ファン化を進めることができます。ブラウザと異なり自社専用のアプリなので、他社のサイトに遷移される心配はありません。EC以外の会員証としての機能や、スマホカメラを活用したサイズ測定など、アプリであれば顧客にとって便利な機能をブラウザよりも多く提供することができるため。単なるEC売上げアップのためでなく、オフラインでの売上げアップにつなげることも期待できます。 

ここではアプリの対応についてご紹介しましたが、レスポンシブ化によってECサイトをスマートフォンやタブレットに対応させることも可能です。レスポンシブ対応については以下の記事で詳しく解説しています。

サイトのレスポンシブ化が必要な理由  

商品ランキング機能(レコメンド機能)

ECサイトには、商品のランキング機能を追加することもおすすめです。

ランキングをサイト内に設置することで、どのような商品が人気なのか、いまおすすめされている商品がどれなのかという情報をスムーズに顧客に伝えられます。

見ている商品や過去購入した商品からレコメンドを表示することもパーソナライズという観点で重要ですが、「よく売れている商品」や「合わせて買われている商品」が注目を集めやすい傾向にあります。

アルゴリズムやAIを活用した高度なレコメンドの前に、まずは基本的なレコメンドであるランキング機能を使ってみるとよいでしょう。

 

ECサイトにおける商品ランキングでは、以下のような情報を基準に集計するのが基本です。

  • 売上数、出荷数
  • レビュー数
  • 売上の金額
  • 運営者、スタッフのおすすめ 

集計基準を工夫することで、普段は注目されない商品にもスポットを当てることができます。
幅広い商品に購入機会を作ることができ、売上アップにつなげられるでしょう。 

口コミ効果を狙った商品レビュー機能

商品レビュー機能をつけることで、顧客にその商品を購入するかどうかを判断するための情報を提供できます。

同じ立場である顧客が行ったレビューには、運営者側からは提供できない信憑性が生まれます。

そのためレビューが多い商品には安心感が生まれ、購入を決意するきっかけにもつなげられるでしょう。 

商品レビューが活発になることで、ランキング機能に幅を持たせることができます。

また、質の良いレビューは口コミ効果にも期待できるので、新規顧客の獲得を促す可能性もあるでしょう。

口コミ効果を狙うのなら、購入者のみがレビューできるようにして信憑性を高めたり、商品の画像を追加できるようにして見やすくしたりといった工夫もおすすめです。 

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おしゃれなデザインをしているウェブサイト3選

上記でおすすめした機能を実際に顧客に使ってもらうには、使いたくなるようなおしゃれなデザインをECサイトに構築することもポイントです。

以下からは、おしゃれなデザインをしているウェブサイトを3つ紹介しますので、ECサイト構築の参考にしてみてください。おしゃれなデザインをしているウェブサイトを3つ紹介しますので、ECサイト構築の参考にしてみてください。 

インテリア・雑貨業界のECサイト「MoMA STORE」

インテリアや雑貨業界のECサイトでは、「MoMA STORE」がおしゃれで参考にできます。

MoMA STOREはニューヨーク近代美術館の公式ショップのECサイトで、無駄を最大まで省いたシンプルなデザインになっている点が特徴です。
アーティスティックな魅力が詰め込まれていて、視覚的に楽しめるECサイトとして構築されています。 

文章と画像の両方がインパクトのある大きさで表示されるため、どんな商品がおすすめなのかがすぐにわかります。

新商品、キッチン、ファッション、キッズ、限定商品など複数のカテゴリーが作られているので、顧客は求める商品に合わせて自由にサイト内を閲覧可能です。ジャンルや価格だけでなく、デザイナー別に検索できる点も特徴となっています。

商品数が多くても「見たくなる」形になっているのが、MoMA STOREの特徴だといえるでしょう。 

MoMA STORE
https://www.momastore.jp/shop/default.aspx

食品業界のECサイト「ネスレ」

食品業界のECサイトのなかでは、「ネスレ」もおしゃれで参考になるデザインとなっています。

ネスレはカプセル式のコーヒーなどを提供するサービスを展開していて、オンラインショップからの購入も可能となっています。

ネスレの特徴は、カテゴリーごとに商品画像を設置して、顧客に情報をわかりやすく提示している点です。一般的なECサイトでは、カテゴリー検索機能はただ文章だけで表示することが多いです。
商品名やジャンルだけしかわからないことも多く、カテゴリーが目にとまらないケースも珍しくありません。

その点、ネスレはカテゴリーと商品画像が連携しているため顧客がクリックしやすく、サイト内の回遊性が高まっています。
そういったコンテンツに触れたくなる工夫がされているため、ネスレのECサイトも参考になります。 

ネスレ
https://shop.nestle.jp/

 

美容・化粧品業界「BOTANIST」

「BOTANIST」は、美容・化粧品業界を代表するおしゃれなECサイトの一つです。

CMを使わずに2,500万本の商品売上を達成したことでも知られ、インターネット販売だけで多大な利益を上げた実績があります。 

白をメインとしたシンプルなデザインが特徴で、おしゃれな画像やイラストによって目を引く要素が多数盛り込まれています。

商品をサイトの正面に置いてアピールするのではなく、コラムやインタビューを経由した上で、商品を購入できるオンラインストアに跳べるようになっています。

顧客の関心を各種コンテンツで惹きつけてから商品紹介につなげているので、訴求力を高めることができているのでしょう。

顧客がどのような導線でサイトを進むのかを明確にイメージできているため、おしゃれかつ実用性の高い構成になっています。 

BOTANIST
https://journal.botanistofficial.com/

まとめ

こちらで紹介したさまざまな追加機能は、ECサイトをより良いものに変えるきっかけとなります。

既存のECサイトの改善を考えている場合や、新規でECサイトの構築を進めている場合には、各機能の魅力をチェックしてみるといいでしょうトの改善を考えている場合や、新規でECサイトの構築を進めている場合には、各機能の魅力をチェックしてみるといいでしょう。

 

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