導入事例:株式会社ディ・アイ・システム様

株式会社ディ・アイ・システム

プログラミングスキル判定試験で
エンジニア育成に改革を

株式会社ディ・アイ・システム
事例のポイント
  • エンジニアのプログラミング能力を正しく見える化
  • 研修やセミナーの効果を見える化して次の教育につなげる
  • アルゴリズムから考えさせることで積極的な議論を生み出す

創業以来、幅広いシステム開発・開発支援を中核事業とする株式会社ディ・アイ・システム様に、 業界が抱えるエンジニア教育の課題と改善に向けた“第一歩”について伺いました。

ディ・アイ・システムについて

システム開発からインフラ構築まで一気通貫で提供

システムインテグレーション事業部長 長﨑氏
システムインテグレーション事業部長 長﨑氏

ディ・アイ・システムは1997年11月にソフトウェア開発ベンダーとして設立されました。ネットワーク運用やセキュリティマネジメントなどと業務の幅を広げ、現在はシステム開発からインフラ構築、セキュリティ強化、グループ会社を通じたIT教育まで、企業ITに必要な要素を一手に引き受けるベンダーへと進化しています。

特にシステム開発は、同社にとって非常に重要な中核事業です。人事給与・販売管理・経理といった業務系システムのほか、ECサイト、モバイルアプリケーションなど幅広い企業システムの受託開発や構築支援を中心に、これまで蓄積してきた技術・知見をソリューションとしても展開しています。
昨今では“超高速開発”や“自動生成”といった新しい技術やユーザーニーズにも着目し、すばやく確実 にノウハウを蓄積して、技術者の育成や開発体制の整備に取り組んでいます。

技術者育成の大きな課題

エンジニアのレベルや教育の効果がわからない

ディ・アイ・システムにとって、エンジニアは極めて貴重な資産です。経営層としても、エンジニアの育成にしっかりと投資して、顧客満足度の向上を図りたいと考えています。

これまでも同社では、社内研修や外部のセミナーなどを活用してエンジニアの育成に努めてきました。しかし問題は、その効果がはっきりとしなかったことです。研修の内容はどれほど役に立ったのか、何が得意で何が苦手なのか、個々の能力はどれほどか。指標となるものがないため、実践で苦労してしまうことも少なくなかったのです。また、教育の効果が見えないと、スタッフのやる気もそがれてしまいます。

IT技術や顧客ニーズ、開発技術は刻々と変化しています。“習得しているはず”という曖昧な判断では、このスピードに追随できる技術者を育てるのは困難です。正確な指標があれば、教育や学習の方針が立てやすく、効率よく技術を学ぶことができます。この問題は、プログラマー/システム開発業界が共通で抱える長年の悩みでした。

技術者教育に指標を

新人研修の効果測定からスタート

ディ・アイ・システムは、表層のコーディングしかできない“なんちゃってプログラマー”ではなく、アルゴリズムから組み立てて、しっかりとシステムを作り上げることのできる“真のプログラマー”を育成したいと考えていました。

システムインテグレータが提供する「TOPSIC」は、そのようなニーズにぴったりと当てはまるソリューションでした。TOPSICは、単なるプログラミング言語の知識ではなく、適切なアルゴリズムに基づいたプログラミングを実践できるかどうかを測ることのできるクラウド型の“プログラミング能力判定サービス”です。すべての問題は、世界的なプログラミングコンテストを運営するAtCoderによって作成されており、オンラインで自動採点することができます。

幅広いシステム開発・開発支援を提供する同社にとって、JAVAやC#、Python、Rubyといった主要な言語のほとんどに対応している点は魅力でした。1つの問題はいずれの言語でも解答できるため、個人が得意とする技術を伸ばすことも可能です。実際に記述したコードを基に自動的に採点され、誤りなども指摘されるため、教育や学習の効果を定量化できます。自分のレベルを客観視できるというのも、スキルアップには重要な要素です。

ディ・アイ・システムでは、まず25名のシステム開発部門の新入社員にTOPSICを受験してもらいました。彼らは、一般的な新入社員研修に加えて、1か月ほどのJAVAプログラミング研修を受けています。その効果を測定し、個々のレベルをしっかりと認識してもらいたいという試みです。

TOPSICは、受験者のレベルに合わせて問題を構成することができます。初回は難易度1~2で構成した初級レベルの問題を用意しました。管理画面は使い勝手がよく、マニュアルなどがなくても操作できるため、初めてでも簡単に作成することができました。

自ら学ぶ姿勢が育つ

楽しく学び、理解が深まる

新人のテスト結果は自分自身を見つめなおすには良い結果になったそうですが、楽しそうに試験を受けて、結果判定後も積極的に話し合いを行っていたということです。

TOPSICの問題は、前提条件をロジックに落とし込むことから始め、プログラムとして解答するということに終始しています。そして、正しいロジックが組めたかどうかだけでなく、各テストケースが規定時間内に終了するのか?また、出来上がったモジュールのサイズが規定サイズいないかどうかも判定されます。そのため、個々にどのような視点で考えたのか、どうしてそのようなコードにしたのかということを互いに話し合うことができるのです。

受験者らの積極的な行動は、ディ・アイ・システムにとっても予想以上の効果でした。もともとテスト後には互いにロジックやコードを検討する場を設けようと計画していたためです。自ら学ぶ姿勢を導き出したTOPSICを、同社は高く評価しました。

開発者の支援にTOPSIC

技術レベルのベースアップを目指す

藤村氏_長﨑氏
藤村氏、長﨑氏

将来的にディ・アイ・システムでは、開発部門のすべてのエンジニアにTOPSICを受験してもらおうと考えています。個々の技術レベルを正確に判定し、得意や苦手を明確にして、効果的な教育・学習を実践したいというわけです。

これまでシステム開発業界では、エンジニアの育成が大きな課題となっていました。しっかりとした教育を提供することで、強いエンジニアへと成長してもらうこと。エンジニアを重用し、強力にバックアップしたいと考えているディ・アイ・システムにとって、“エンジニア育成改革”こそが重要なミッションだったのです。

ディ・アイ・システムは、TOPSICをエンジニア教育の中核になるサービスとして高く評価しています。すでに細かな機能や設定についての要望をあげており、よりよく進化していくことを期待しています。同社は、今後もTOPSICを活用して多くの優秀なエンジニアを育て、よりいっそう高品質なサービス/ソリューションを提供していくことでしょう。