導入事例:コムシス情報システム株式会社 様

社員の成長は会社の成長
TOPSICは技術者育成プランに欠かせない存在


社員の成長は会社の成長 TOPSICは技術者育成プランに欠かせない存在
事例のポイント
  • 若手エンジニアの成長を可視化
  • TOPSICの問題を解いてグループワークで議論
  • 育成プランの中核ソリューションとして高い効果

コムシス情報システムは、高い技術力を持って情報通信・金融・公共・医療といった広範な領域の高度なシステム開発・構築を支援する事業者です。社員の成長が会社の成長を支えるという方針で、若手エンジニアの育成に力を入れています。日々の教育と成長の可視化に利用できるプログラミング教材として、当時登場したばかりのTOPSIC-PGを採用しました。

導入事例集

高い技術力で高度な情報システムの実現を支援

コムシス情報システムは、コムシスグループの情報通信システム事業を担う企業として2009年に独立・設立されました。以後、ソフトウェア開発を中核とした幅広いサービスを展開し、さまざまな組織の情報通信システムの構築や運用を支援してきました。

同社の企業理念には「高い情報技術と誠実な心を持って」顧客の期待に応え、社会に貢献する──と記されています。その理念どおり、高度な技術力を持った人材を多く擁して情報システムに関する全工程を支援し、時代に合わせて多様なニーズに応えてきました。通信事業者向けのプラットフォームや金融機関向けの大規模システム、官公庁の公共システム、航空管制システムや物流追跡システムなど、技術的難易度の高いシステム開発・構築に定評があります。

「当社では、2017年ごろに事業開発を専門とする部門を設け、AIなど先端技術へ積極的に取り組んでいます。私たちは、社員の能力を伸ばすことが会社の成長につながると考えており、さまざまな研修プログラムを用意して、“新時代の情報システムを開拓できる人材”を育成することを目指しています」と、コムシス情報システム 経営企画部 人事担当の中山悟氏は述べています。

もともと中山氏は、顧客のシステム開発に携わるベテランエンジニアでした。コムシス情報システムでは、そうした現場で活躍してきた同氏をあえて人事担当へコンバートして、未来の同社を担う技術者の採用や育成に取り組んでもらっています。中山氏は新しい学びを得ながら、エンジニアとしての経験を基にして、より効率的で効果の高い技術者教育の方法を確立・運用していきたいと考えています。

「近年、社会環境の変化が非常に激しく、技術者も臨機応変に対応して業務に取り組んでいかなければなりません。そのためには技術力のみならず、高い目標を持って自ら活動できる“自律型人材”が求められています。学生時代にプログラミング未経験の新入社員も多いのですが、当社の事業方針や理念に共感した誠実で成長への意志が強い社員がほとんどであるため、より効果的な学習手法を提供し、成長を手助けしたいと考えています」(中山氏)

若手エンジニアの育成と成長の可視化にTOPSIC-PG

もともとコムシス情報システムは、特にプログラミング技術について、特別な育成方法を確立していたわけではありませんでした。いわゆるOJTが中心で、期初に目標を立てて、中間発表と年次発表で成果を見るというものでした。しかし当時から、成長を定量化しにくいという課題があり、第三者の視点で技術力を測ることのできる“物差し”が求められていました。

そこで注目したのが、システムインテグレータが2018年にローンチしたばかりの「TOPSIC-PG」でした。詳細を紹介され、TOPSIC-PGを活用すれば「教育を変えられる」と判断した同社は、すぐにサービスの利用を開始します。以降これまで、TOPSIC-PGはコムシス情報システムの若手エンジニア教育・プログラミング学習の中核として活躍してきたのです。

現在のところコムシス情報システムでは、TOPSIC-PGを新入社員向けのプログラミング研修の一部に取り入れて、年2回のスキルチェックに用いています。具体的には、まずTOPSIC-PGから4問ほどを選び、参加者に解いてもらいます。その後、グループワークを実施して、個々の解答について改善方法や最適化方法を議論します。その内容を全体に発表するという流れです。中山氏によれば、「初回と2回目の得点や発表内容を比較することで、エンジニアの成長度合いが可視化できます」とのことです。

また同社では、1~2年目の若手エンジニアにTOPSIC-PGのIDを発行しています。自分で問題を選んで回答し、その場で成否がわかるため、自習に最適というわけです。以前から要望を出していた模範解答が追加されるようになって、振り返りがしやすくなったと好評です。

グループワークでプログラミングにしっかり向き合う

中山氏は、TOPSIC-PGのポイントとして回答に制限時間が設けられているところを挙げます。コムシス情報システムにかぎらず、開発現場では、急な障害対応で迅速な対応が求められる場面が多々あります。TOPSIC-PGは、そうした状況を擬似的に体験でき、緊張感を持って臨めるというわけです。

社員の成長は会社の成長 TOPSICは技術者育成プランに欠かせない存在01
「個々のプログラミング/アルゴリズムへしっかりと向き合って、同僚とディスカッションできるという点も、エンジニア育成には効果的です。現場主体になると、どうしてもそうした機会は減ってしまうからです。私たちが研修にグループワークを採り入れているのも、それが理由です」(中山氏)

また新型コロナウイルス感染症の影響で、従来のように参加者が一部屋に集まる集合研修が実施しにくくなりました。コムシス情報システムでも同様でしたが、TOPSIC-PGはインターネットさえあれば受験できるため、オンライングループワークへスムーズに切り替えることができました。また、大きなタスクがまだ割り当てられない新入社員にとっても、いつでもどこからでも自習できるTOPSIC-PGが役に立ったとのことです。

「当社の高い技術力は、エンジニア育成を土台として成り立っています。TOPSIC-PGは、育成効果が強く感じられるサービスです。当社のエンジニア育成プランに組み込まれており、もはや欠かせない存在です。これからも若手の成長を担うソリューションとして、末長く利用していきたいと考えています」(中山氏)

コムシス情報システム株式会社様のここがスゴい!
エンジニア育成を基礎に高い技術力を維持するという理念で、中長期的な人材戦略を採っています。優秀なエンジニアを人事担当者として採用し、若手社員と同じ目線で育成に取り組んでいます。個々の社員がプログラミングと真摯に向き合って、組織全体でコツコツと成長を続けていく。非常に理想的ですが、なかなか実現できないことではないでしょうか。技術力に対する真面目な姿勢が、同社の高品質なサービスにも反映されているのだと思います。

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コムシス情報システム株式会社

企業サイト:https://www.comjo.co.jp/
従業員数:413名(単独、2022年3月末現在)
設立:2009年4月
事業内容:情報システムに関する企画・設計・開発・構築・保守・運用・管理、経営および情報システムに関するコンサルテーション、情報システムに関するソフトウェアの開発・製造・販売・賃貸、情報処理・情報通信・情報提供サービス、情報技術を用いたアウトソーシング等の各種サービス、情報システムに関する調査・研究・教育、各種電気通信設備の設置工事・保守・修理加工、労働者派遣

掲載している企業情報および記事内容は、取材時(2022年7月)のものです。
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