導入事例:フィグニー株式会社 様

最先端技術を活用したアプリケーション開発
TOPSICで鍛える“アルゴリズム力”
モチベーションと結束力の向上も


最先端技術を活用したアプリケーション開発 TOPSICで鍛える“アルゴリズム力” モチベーションと結束力の向上も
事例のポイント
  • “アルゴリズム力”はエンジニアとしての選択肢を広げる
  • 毎週、TOPSICの設問に取り組んでレビュー会を実施
  • エンジニアの成長、モチベーションと結束力の高まりも

フィグニーは、Web・モバイル、メタバースなど、先端技術を活用したアプリケーションを開発する、少数ながら精鋭揃いのデベロッパーです。基礎となるアルゴリズム力がエンジニアにとって重要な要素と考えるCEO里見氏は、スタッフ教育のソリューションとしてTOPSICに注目。毎週設問に取り組んでレビュー会を繰り返し、スタッフの確実な成長と結束力の向上を実感しています。

導入事例集

バーチャル世界で経済を回したい

楽しく働くための技術力

バーチャル世界で経済を回したい

フィグニーは、Webやモバイル、VR・AR・メタバース、Dapps(分散型アプリケーション)など、先端技術を中心としたアプリケーションを生み出す総合的な開発事業者です。特にメタバースやAR/VRは、同社が最も注力する技術分野の1つです。企業向けのアプリケーションや研究機関向けのシミュレーションソフト、VRゴーグルを装着して楽しむゲームなど、幅広いプロダクトを開発しています。

同社CEOの里見恵介氏は、創業以前からAR/VRといった「xR(クロスリアリティ)」技術に着目していました。当時はゲームやコミュニティなどの消費活動が中心でしたが、バーチャル技術の進歩に伴って、ここでも生産的な経済活動が実現できるのではないかと考えはじめました。

「プログラミングは非常におもしろく、バーチャル世界で経済を回すことのできる技術だと感じていました。この能力を生かせばたいくつせずに働くことができる、私が好きなゲームと労働とをミックスできると思ってフィグニーを創設したのです。私たちは、急速に移り変わるコンピュータ業界の中で情熱を持って思考を止めず、“デジタルものづくり”を続けていきたいと考えています」(里見氏)

TOPSICで基礎を鍛えて、エンジニアの選択肢を広げる

フィグニーは、最先端技術を中心としたプロダクトやサービスを開発する精鋭ぞろいです。教師への道にも興味のあった里見氏は、エンジニアの育成にも積極的です。エンジニアが利用するプログラミング言語にはさまざまなものがありますが、里見氏は「アルゴリズム」と「問題解決力」が最も重要な基礎要素として捉えています。

「どんな技術や言語を用いていても、基本的な解決方法とそれを実現するアルゴリズムは共通のものです。これらの基礎をしっかりと固めれば、Webエンジニアやモバイルアプリケーション開発者、3D技術者など、いずれの専門業種でも活躍することができます。また“アルゴリズム力”は、システムの実装にかかる時間を短縮することができる、エンジニアにとって重要な要素なのです」(里見氏)

フィグニーのエンジニアは、早い段階でプロジェクトの中心的な役割としてアサインされ、実践的な技術力や解決力を鍛えていくことを求められています。また各分野のチームごとに月次の勉強会を開催し、スタッフが交代で講義役を務めるというスタイルで情報や技術を共有し、互いの業務をサポートできるような体制も整えていました。

一方で基礎学習については、スタッフが独自に競技プログラミングサービス「AtCoder」を活用するなど自習にとどまっていました。里見氏は常々、基礎学習の仕組みを組織として、業務として提供したいと考えていました。確立した手法で、緊張感をもって取り組むことのできるソリューションを求めていたのです。

「あるとき、システムインテグレータが開催している『PG BATTLE』のことを知り、私たちの実力を測ろうと参加してみました。しかし結果は芳しくないものでした。基礎力の強化に本気で取り組まなければならないと思い、その場で『TOPSIC』について問い合わせて、本格的な導入を検討しはじめました」(里見氏)

TOPSIC-PGは、里見氏が重視する“アルゴリズム力”を習得するためのツールであり、もう1つの希望であるエンジニアスキルの可視化にも最適でした。またTOPSIC-SQLは、近代のアプリケーションに欠かせないデータベースの実務を学習でき、大規模システムを設計する力を身に付けることができます。里見氏はすばやく決断し、TOPSIC-PG/SQLの導入を決定しました。

プログラミングを楽しみながら、互いに学んで組織としても成長

本村 常徳 氏
フィグニー株式会社 xRチームリーダー
本村 常徳 氏

フィグニーでは毎週、里見氏がTOPSICの設問を1つ選び、基本的にはすべてのエンジニアが参加して解答に取り組んでいます。その後、レビュー会を開催し、参加者がどのような道筋で解答を導き出したか、どのようなコードを書いたのかを講義・共有します。

「プログラミングは、できるだけ多くの解法のパターンを習得しておくことが実務能力の向上につながります。TOPSICで共通の問題に取り組むと、実にさまざまな考え方があると知らされます。正答にもいろいろな道筋があり、多様な解き方を学ぶことができます。また誤答であっても、その考え方は次の参考になるのです」と、フィグニー xRチームリーダーの本村常徳氏は述べています。

本村氏は、3DプログラマーとしてVRゲーム開発などに従事しています。3D技術は膨大な計算を必要とするため、競技プログラミングで重視される最適化アルゴリズムはたいへん重要な要素となります。ほんの少しの最適化が計算を重ねるごとに効果を発揮し、トータルで大きな高速化につながります。AIや3Dに代表される先端技術は膨大な計算によって成り立つものが多く、TOPSICの学びがビジネスの成否にもつながるというわけです。

「競技プログラミングは自分の実力を知ることができ、学習のモチベーションを向上するのにも効果的です。TOPSICを活用してスタッフが競い合い、コミュニケーションし、結束力を高めていく様子も見られます。もともと私は、プログラミングを楽しみたいと思ってこの業界に入ったのですが、実際に楽しめるようになったと実感しています。“実装が早くなった”と効果を実感しているスタッフもおり、非常によい方法を採り入れることができました」(本村氏)

里見氏は、基礎教育によって成長しそうだと考えていたスタッフが実際に伸びていくさまを見て、TOPSICの高い効果を実感しています。また経営者として、スタッフの能力・得手不得手を可視化し、適材適所で体制を最適化するためのソリューションとしても活用できると考えています。

「将来的には、強力な人材を獲得するための採用試験としてTOPSICを活用することも検討しています。TOPSICが業界に浸透し、その成績で能力を測ることができるとよいですね。またTOPSICの経験を生かして、当社のエンジニア育成サービスにもつなげたいところです。今後のPG BATTLEにも積極的に参加して、TOPSICで鍛えた力を試したいと考えています」(里見氏)

フィグニー様のここがスゴい!
いかに先端技術であっても、基礎が身に付いていなければ成果を残すことはできません。基礎となるアルゴリズム力を鍛えれば、エンジニアとしての選択肢が広がる、得意なことや好きなことに従事できるというのはすばらしい考え方です。フィグニー様は、TOPSICを活用してスタッフ個人の技術力を鍛えると共に、組織としての総合力も鍛えています。確固たる基礎力を持ったデベロッパーだからこそ、新しく楽しいことにチャレンジできるのです。

新規CTA

フィグニー株式会社

企業サイト:https://fignny.co.jp/
従業員数:33名(2022年5月現在)
設立:2017年11月
事業内容:メタバースアプリケーション開発、Webアプリケーション開発、モバイルアプリケーション開発、3D/CG開発、Webサイト制作、IT/技術コンサルティング、プログラミングスクール
Magic Stone Guardians

掲載している企業情報および記事内容は、取材時(2022年5月)のものです。
記載されている社名・商品名などは各社の商標登録です。内容の無断複製・転載の一切を禁じます。

TOPSIC ご説明資料