第4回 スマート工場EXPOに出展しました

 2020.02.25  株式会社システムインテグレータ

株式会社システムインテグレータ ERP・AI事業部の佐藤です。
2月12日~14日に東京ビッグサイトで行われたスマート工場EXPOに我々が出展致しました!
製造業向けの新しいサービスや当社ブースの様子もまとめましたので、是非ご覧頂ければ幸いです。

スマート工場EXPOとは

そもそもスマート工場EXPOとは「スマート工場・スマート物流を実現するためのIoTソリューション、AI、FA/ロボットなどの最新技術・ソリューションが一堂に出展する専門展」と定義されています。
つまり工場や物流の現場業務の効率化を行うソリューションが展示されています。

IoT

昨今よく耳にするワードの一つであるIoTですが、今回の展示会で印象的だったのはIoTを利用した予知保全です。
工場で利用される機械には故障がつきものです。故障が発生すれば物を製造出来なくなるため、大きなダメージになります。
こうした事態を防ぐには、機械の故障を未然に防ぐために「予知保全」という考え方が注目されています。
この「予知保全」のためにIoTが利用されています。例えば機械にセンサーを取り付けて、
機械の様々な情報を収集します。例えば機械の稼働時間や温度、振動数などの情報を収集してデータを1箇所に保管します。そのデータを分析することで、今の機械の状態を把握することができます。こうしたデータの蓄積を経て、過去の傾向から故障の時期を予測し、それに合わせた対応をすることが可能になります。
スマート工場EXPOでは「簡単IoT」というワードが目につき、従来より容易にIoTのプラットフォームを構築できるようになってきた印象を受けました。

ロボット

ロボットと一口に言っても、様々なものがあります。今回のスマート工場EXPOでは物流倉庫や工場の現場で使えるロボットが展示されていました。
例えばフォークリフト。従来であれば人が運転を行い、荷物の運搬を行っていましたが、自動走行のフォークリフトにより人手不足の解消を行う製品や、人が目で見て行っていた製品の仕分け作業をロボットが自動で行う製品などが展示されていました。

バックオフィス業務改善ならシステムインテグレータ

多くの企業で人手不足が大きな課題となっていますが、バックオフィス業務にはいまだに属人化した作業やアナログ業務が残っており、企業の成長と発展を阻む大きな壁となっています。
バックオフィスの業務プロセスを最適化することで、コスト削減や属人化の防止だけでなく企業全体の生産性向上にもつながります。
当社はERPをはじめとする情報システムの豊富な導入実績をもとに、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な改善策を提案します。業務の洗い出しや問題点の整理など、導入前の課題整理からお手伝いさせていただきます。
バックオフィス業務にお悩みをお持ちの方は、お気軽に株式会社システムインテグレータまでご連絡ください。

当社ブースのご紹介

当社はAIとERPをテーマに出展致しました。

※以下、当社ブース画像

第4回 スマート工場EXPOに出展しました

AI-OCRとRPA

当社のブースでは、AI×ERPをキーワードに製造業の現場と経営をつなぐソリューションをご紹介しておりました。なかでも大きく反響をいただいたのがAI-OCRとRPAです。
AI-OCRは製造業の現場で多く残る「手書き帳票」をデータ化するシステムです。RPAは人が行う転記作業やシステムへの入力作業を代行してくれる製品です。例えば、従来であれば手書きの検査報告書や日報を集めて、人がExcelやシステムに手入力を行っていました。
しかしAI-OCRとRPAを使えばそれらの作業を自動化することが可能です。
基本的には以下の手順で作業の自動化が可能です。

  1. まず手書きの帳票をオフィスにあるコピー機でスキャン。紙をPDFに変換します
  2. PDF化したデータをAI-OCRが読み取り。読み取った項目をCSV化
  3. CSV化されたデータをRPAが収集。Excelやシステムに自動転記

第4回 スマート工場EXPOに出展しました-1
       ①               ②            ③

AI-OCRの特徴は従来では認識精度が低かった、手書きの文字も認識をすることができる点が大きな特長です。従来のOCRでは、人によって手書きの字の癖や上手さがあるため、正確に読みとることが出来ないケースが多くありました。しかし、AIを搭載することにより癖や特徴をAIが学習し、認識することが出来るようになりました。
また、スキャナで読み取った際に歪みやズレも自動で補正してくれる機能や、非定型帳票の読み取りも可能になるといった様々な機能が付加されています。こうした機能を使うことで、従来のOCRツールと比較しても業務適用できる範囲が広がっています。

手書き文字の自動入力にはAI-OCRとRPAが有効であることはご理解いただけたかと思いますが、当社のAI-OCR×RPAソリューションの特徴はRPAが無償で利用できるという点です。
従来のRPA製品は価格が高額でした。ここにAI-OCRも加えるとなると、多くのコストがかかってきます。当社のRPAはライセンス費用が無料ですので、コストパフォーマンスが非常に優れております。

ERP

生産管理もできる統合型ERPとして「GRANDIT」をご紹介させていただきました。
製造業では在庫の適正化やコストの見える化、生産リードタイムの短縮などが課題となっておりますが、GRANDITではそういった製造業様のニーズに応えるために、販売・購買・生産・工事・原価・会計・保守管理といった、製造業に必要な基幹業務をオールインワンで提供することが可能です。また、前述のIoTやAI-OCR×RPAを用いた情報の格納先としても活用することも可能です。生産業務だけでなく、あらゆる製造情報を管理するデータウェアハウスとをして統合型ERP「GRANDIT」をご活用いただくことで、新しいビジネスモデルを実現します。

※当社ご紹介セミナーの様子

第4回 スマート工場EXPOに出展しました-2

上記でご説明差し上げた以外にも、生産スケジューラの「ASPROVA」や、AIを使った外観検査システム「AISIA-AD」をご紹介させて頂きました。

製造業の現場から経営までをトータルに効率化するソリューションを弊社ではご用意しておりますので、お困りの際はぜひ当社までお声がけください。


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