本記事では代引き決済について、概要や導入方法などをご説明します。これから代引き決済の導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
代引き決済について
代引き決済は、ECサイトと提携する運送会社が、商品のお届けと同時に代金を預かる決済方法です。「代引引換」とも呼ばれ、幅広い年代のユーザーが利用する傾向があります。
以下では、ユーザー側とECサイト側、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
ユーザー側のメリット・デメリット
ユーザーが代引き決済を利用するメリットは、代金を支払ったのに商品が届かないトラブルを避けられることです。また、住所と連絡先、氏名という最低限の個人情報で買い物ができる点もメリットになります。
一方、1件ごとに代引き手数料が発生します。運送会社により違いはありますが、1件あたり300円程度の決済手数料がかかることが多いです。
また、配達員に代金を渡すため、配達に備えて自宅で待機する必要があることは、デメリットだといえるでしょう。
ECサイト側のメリット・デメリット
ECサイト側が代引き決済を導入すると、クレジットカードやスマホ決済などに抵抗があるユーザーでも利用できるため、機会損失の防止につながります。また、商品のお届けと同時に決済が完了するため、未収リスクが低い点がメリットです。
ただ、受取拒否や1週間以上の保管期限を過ぎると、商品が返送されて売上につながらなくなります。また、配達員との対面があるため、女性の一人暮らしには好まれない傾向もあります。
代引き決済を導入するには?
代引き決済を導入する際は、以下を参考に進めてみてください。
代引き決済に対応している物流会社
まずは代引き決済に対応している物流会社との契約が必要です。代引き決済に対応している物流会社は、主に以下が挙げられます。
- 日本郵便
- クロネコヤマト
- 佐川急便
- 西濃運輸
- 福山運送
- イプシロン(日本運輸か西濃運輸のみ契約できる代引きシステム)
代引き決済の導入方法
物流会社により手続きは異なりますが、代引き決済の導入手順は、主に以下の通りです。
- 物流会社に電話やFAX、WEBなどで申込み
- 担当者が書類等を取りに来る
- 物流会社が審査
- 代引き決済の導入
審査は数週間程度かかるケースもあるため、導入時期から逆算して申込みをするようにしましょう。
まとめ
代引き決済は商品のお届け時に購入者から代金を受け取る決済方法です。ユーザー、事業者ともにメリットやデメリットがありますので、それらを理解しながら導入してみてください。
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