本記事では決済方法のひとつであるAmazon Payの概要や導入メリット、懸念点、導入方法をご説明します。
今後、Amazon Payの導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
Amazon Payとは?
Amazon Payは、ユーザーがAmazonアカウントに登録した支払い情報を用いて、決済を完了できるサービスです。Amazonアカウントを保有しているユーザーであれば、新たな登録手続きが不要であるため、スムーズに商品を購入できます。
ユーザーの情報を持ち合わせるAmazonが利用者の同意なく支払い情報を第三者に提供することはありませんので、安心して利用できるといえるでしょう。
Amazon Payの導入メリット
ここでは、Amazon Payの導入メリットをご説明します。Amazon Payを導入することで、以下のメリットが期待できます。
ユーザーの利便性アップ
Amazon Payは、Amazonのアカウントさえあれば利用できるという点でユーザーにとって利便性が高い決済方法です。新たに支払い情報を登録する必要がないため、スムーズな買い物が実現します。
支払いまでがスムーズであれば、カゴ落ちも防止でき、売上の確保や向上につながるでしょう。
また、膨大なユーザーを誇るAmazonであるため、幅広いユーザーが利用できる決済方法だといえます。
高水準のセキュリティ
Amazon Payは、Amazonの世界水準のセキュリティで決済情報が保護されます。
不審な注文と判断されると、取引がキャンセルされるため、万が一のトラブルに備えることができます。
また、事業者はユーザーのクレジットカード情報など、支払い情報を保有しないので、情報漏洩のリスクを低減することができます。
コスト面で負担が少ない
Amazon Payは、初期費用と月額費用がかかりません。
決済手数料として4%(デジタルコンテンツは4.5%)が発生しますが、カゴ落ちのリスクが低いため、メリットでカバーできるでしょう。
セキュリティ面の高さを加えれば、決済手数料は大きなデメリットになりません。
Amazon Payの懸念点
Amazon Payでは、「Amazonマーケットプレイス保証」というものが設けられています。
これは、Amazonを通じてクレームや返金希望があった際に、事業者が対応するものです。ただし、事業者は買い手と直接のやりとりができませんので、手続きが多少複雑でしょう。
また、ECサイトをパッケージでの開発や自社開発をしている場合は、Amazon Payの導入にあたりテスト期間が必要になります。場合により、短期間での導入ができない可能性があるという点を念頭に置いておきましょう。
Amazon Payの導入方法
Amazon Payの導入は、申し込みフォームの送信、セラーアカウント登録、Amazon側の審査、開発・動作確認と進みます。審査期間はセラーアカウントに代表者や銀行口座情報を登録してから1~2週間程度です。
システムの導入にあたり、アマゾンジャパンが認定しているソリューションプロバイダーを利用すると、比較的簡単な設定切り替えなどで短期間の導入が可能になります。
まとめ
Amazon Payは、Amazonのアカウントを利用した決済方法です。
買い手はECサイトごとに決済情報を登録する必要がなく、スムーズな支払いが可能です。事業者はカゴ落ちの懸念や情報管理の手間が省けるなどのメリットがあります。
この機会にAmazon Payの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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