SI Object BrowserのAI連携機能について

SI Object Browserでは開発の効率化のため、生成AIを利用した機能をご提供しています。
本機能のご利用にあたりましてリクエスト制限などの制限事項があります。
以下をご覧の上ご利用をお願いいたします。
 

利用可能な機能について 

以下の機能を提供しています。
なお、これらの機能については現在特許出願中です(特許出願番号:特願2023-184967)。

①構文エラーチェック

入力したSQLに誤りがないかを生成AIでチェックする機能です。
誤りがある場合、修正後のSQLも提示するため、スピーディに修正し実行することが可能です。

②SQL整形

SQLの改行やインデントなどのフォーマッを整えてSQLを見やすくする機能です。
従来のSQL整形と比較して、サブクエリやMERGE文などの複雑なSQLも整形が可能です。 

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SQL整形機能は①右クリック→SQL整形で実行できる従来のSQL整形機能(①)とAIによるSQL整形機能(②)が用意されています。①はAIを使用しないため無制限に実行できますが、サブクエリやMERGE文などの複雑なSQLは未対応となります。
②は本ページ記載のリクエスト制限等の制限事項がありますが、①よりも高い精度で整形が可能です。

③任意のSQL加工

プロンプト(指示文)を直接入力し、SQLを加工できる機能です。
例えばデータ型の長さを倍にする等、従来は手間のかかったSQL加工を省力化することができます。

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④SQL自動生成

プロンプト(指示文)に沿ったSQLを自動生成する機能です。
作成済のテーブル情報を分析の上 、最適なSQLを生成しますので、SQLの知識がなくても、
日本語で抽出したい内容を記述するだけでデータ抽出が可能です。

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利用可能な製品・バージョンについて

②SQL整形についてはSI Object Browser for Oracle 23.1以降、
その他の機能についてはSI Object Browser for Oracle 24以降でご利用可能です。  

※上記バージョンの製品版の他、トライアル版ユーザーでもご利用いただけます。(ただし、ご契約ライセンス数に応じてトークン数、実行回数に制限があります。詳細は以下の「リクエスト制限について」をご確認ください。) 

これらの機能は、既定では利用不可に設定されています。「ツール」メニュー→オプション画面>詳細設定2タブより「AIを利用する」(Ver.23.1の場合は「OpenAIを利用したSQL整形を実行可能にする」)のチェックボックスをONにすることで利用できるようになります。本ページ記載の制限事項にご同意の上、ご利用ください。

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費用について

無料でご利用いただけます。(製品のライセンスや保守費用とは別に、本機能を使用することで追加費用が発生することはありません。)

リクエスト制限について 

以下の制限を設けております。また、本制限内容はユーザー様全体のご利用状況により予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 

ライセンス数 

1回あたり最大トークン制限 

月あたり 
実行可能回数 

トライアル版で利用 

1000

30 (※2)

1 

 

SQL自動生成…1000
その他…5000
(※1)

300 

5 

1000 

10 

1500 

20 

2000 

50 

4000 

100 

6000 

200 

10000 

※1  詳細は以下の通りとなります。
 ①構文エラーチェック…対象のSQLが5000トークンまで
 ②SQL整形     …対象のSQLが5000トークンまで
 ③任意のSQL加工  …対象のSQL+指示文の合算が5000トークンまで
 ④SQL自動生成   …指示文が1000トークンまで(生成されるSQLは対象外)

 上記を超えた場合はエラーとなりますが、実行回数には加算されません。 
 また、SQLについては文字選択した範囲が対象となります。
 (マルチSQLの場合は文字選択でSQLを1つずつ選択しながら分割実行も可能です。)

 <トークン数について >
 1文字1トークンとなりますが、漢字の場合は2トークン以上となります。
 また、空白や改行コードもトークンに加算されます。 
 詳細なトークン数については以下のサイトでご確認いただけます。 
 https://platform.openai.com/tokenizer

※2 トライアル版はインストールより30日間利用可能ですが、
 もしご利用月を跨ぐ場合は
2か月分(最大60回)ご利用いただけます。 

※3 旧フリークライアントライセンス保守契約を継続いただいてるユーザー様など、
 200ライセンス以上ライセンスをお持ちのユーザー様も200ライセンスと同様の制限となります。

生成AIのリクエスト制限について

上記リクエスト制限の他にOpenAI側でもリクエスト制限(レート制限)が設けられています。
そのため、上記リクエスト制限を超えない場合も、S
I Object Browserユーザー様全体のご利用状況により
エラーとなる場合があります。
「APIの実行時にエラーが発生しました。しばらく時間をおいてから実行してください。」と表示された場合は、
しばらく
時間を置いた上で再実行してください。レート制限エラーの場合も実行回数には加算されません。

その他(免責事項等)

  • 利用にあたっては、弊社のAPIサーバーを介してOpenAIに必要情報(対象のSQLおよび指示文、④SQLの自動生成の場合は同一スキーマのテーブル定義情報)を送信いたします。 
    ※送信した情報がOpenAI側で学習データとして利用されることはありません。
     また、送信された情報を弊社サーバーおよびOpenAIで保持することもいたしません。 
     その他本機能の利用にあたりましてはMicrosoft Azure OpenAIのデータポリシーおよび利用規約が適用されます。
     詳細は
    ソフトウェア使用許諾の2条10項をご覧ください。 
  • インターネットに接続できない端末からは利用できません。 
  • 文字数(トークン数)に比例して実行時間がかかります。
  • 正しくない結果を返す場合があります。また、実行ごとに異なる結果を返す場合があります。 
  • リクエスト制限はユーザー様全体のご利用状況等に応じて予告なしに変更する場合があります。 
  • ユーザー様の企業ポリシーの理由等で本AI連携機能を利用不可にしたい場合、製品のオプション設定に関わらずライセンス単位(ご契約単位)で利用不可に設定することが可能です。ご希望の場合は弊社までお問い合わせください。

お問い合わせ 

その他、ご不明点がありましたらSI Object Browserの問い合わせフォームよりお問い合わせください。 

SI Object Browser ガイドブック