導入事例:株式会社インテック様

「ツール利用者の90%が生産向上を実感!」


株式会社インテック
事例のポイント
  • 8年前、お客さま指定で使うことになったSI Object Browserが、今や全社利用・標準ツール、なくてはならない存在になった。
  • 使いやすく、導入コストも安価、生産性が上がり、品質向上につながるため、開発現場で喜ばれている。

創業以来50年間、システム・インテグレーション、ソフトウェア開発、ネットワーク・アウトソーシングサービス事業を中心に成長を続ける独立系SIer、株式会社インテック様(以下、インテック)。「当たり前のように開発部門に利用されている」SI Object Browserの全社活用の現状をお聞きしました。

会社概要 インテックについて

さらなる50年!社会システム企業を目指していく

技術部部長 竹田 氏
技術部部長 竹田 氏

インテックは50年前の1964年に富山の地で事業をスタートし、創業以来、いつでも、どこでも、誰もがコンピュータの恩恵を受けられる「コンピュータ・ユーティリティ」の実現を目指してきました。現在は、ITホールディングスグループの中核

会社として、金融や製造、流通、サービス、公共など幅広い分野のお客さまの情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。

SI Object Browserを全社活用するまでの経緯

特定プロジェクトで使い始めたことがきっかけで、「使いやすい」「効率が上がる」と瞬く間に広まっていった

SI Object Browserを全社活用するまでの経緯

8年前、あるプロジェクトでお客さまの指定から使うことになったSI Object Browser(データベース開発支援ツール)とSI Object Browser ER(データモデリングツール)。そのプロジェクトのQCD(品質・コスト・進捗管理)の成功から、「DBMSに付帯する標準の開発ツールよりも使いやすく、生産性向上につながる」と開発現場では口コミで広がっていきました。

またカラムを追加して簡単に表を作ったり、コピー&ペーストやデータ出力も自在であることも評価されていました。例えば、これまでコマンドラインで開発していた手法が、GUIベースの開発手法に変わるため直感的で使いやすく、SQL文を自動的に整形してくれるため、圧倒的な効率化が図られます。

全社標準ツールとして開発者に展開したい!

ポイントは「導入効果」と「導入コスト」

SI事業本部 小林 氏、長谷川 氏
SI事業本部
小林 氏、長谷川 氏

そんな現場からの口コミから全社導入を決めたのが、開発現場への技術的支援や標準化支援を行う技術部です。導入効果はすでに出始めていたので、「展開の課題はコストだった」と技術部の竹田氏は当時を振り返っていました。データベース開発支援ツールだけでなく、設計工程の効率化も考えていましたが、導入当時モデリングツールは非常に高額な製品が多く、ER図を管理できるツールの全社導入は、多くの開発者が利用するためコスト面が課題だったようです。

そんな中でSI Object BrowserとSI Object Browser ERは、他社の市場競合製品と比較しても安価で、コストパフォーマンスに優れていたことが全社導入に踏み切れた理由だそうです。

利用者の「90%」がアンケートで生産性が上がったと回答!

技術部 笹井 氏
技術部 笹井 氏

現在ではSI Object BrowserとSI Object Browser ERは、インテックの開発に関わる技術者1500名が使っています。SI Object BrowserはOracleベースの受託開発や、お客さまから任された運用・保守時に活用しています。SI Object Browser ERは、ER図のメンテナンスやテ-ブル定義管理に欠かせない存在であると、小林氏は話してくれました。「インテックに入社してからずっと、使っているので、これが当たり前なのです」と長谷川氏は普通のご様子でした(笑) 技術部が数年前に取ったアンケートでは、SI Object Browserは「90%」が生産性が上がったと回答があり、SI Object Browser ERは「50%」が生産性や品質が上がったと回答(※注意:設計工程に関わるメンバーが対象)という驚異的なアンケート結果に、「正直、驚いた…」と笹井氏は語ってくれました。

このアンケート結果から見ても開発・運用保守部門で効果がでており、業務の時間短縮に貢献できていると言えるでしょう。 このように全社レベルでの標準化やツール活用は、ベテランから新人までシステム開発・運用保守のしくみを全社標準で持っていると言え、お客さまから求められる高い要求に対し、組織で応えていける力が、インテックの強みだと感じました。

未来をデザインする「社会システム企業」を目指す。

これまでの50年で培ってきたお客さまとの信頼に基づく基盤事業に加え、すでに始動している新しいビジネスがあります。例えば、アグリビジネスを支援していく事業、次世代自動車を支援していくテレマティクス事業、環境未来都市プロジェクトを支援していく事業など、これからの新しい社会に対応していく、「新しいインテック」はすでに描かれています。ネットワークとIT技術で新しいシステムを提案するインテックは、これからも成長してくことでしょう。

株式会社インテック(INTEC Inc.)

企業サイトURL:http://www.intec.co.jp/
従業員数:3,687名(2014年4月1日現在)
設立:1964年1月11日
事業内容:技術研究、ICTコンサルティング、ソフトウェア開発、システム・インテグレーション、ネットワークサービス、 アウトソーシングサービス

掲載している企業情報および記事内容は、取材時(2014年9月)のものです。
記載されている社名・商品名などは各社の商標登録です。内容の無断複製・転載の一切を禁じます。

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