アイデア発想会「Gardening」のイメージ

Gardeningは、図のようなシナリオで行います。1回2~3時間くらいのグループワークの場合はだいたい①~⑤までとなり、⑥と⑦は後日Garden Boardを使って行います。

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(準備)ヒントを登録

準備作業としてインスピレーションを湧かすためのヒントを登録します。デフォルトのヒントを使ってもいいですが、テーマに合ったヒントを自分たちで登録しておくとアイデアが出やすくなります。ヒント登録をGardeningのなかで行う場合は、②でグループ分けした時にヒント出しから始めます。

①テーマを決めて開催

Gardeningのテーマは自由です。当社(社員数200名強)の場合、毎年全社員で行っているパッケージアイデアコンテストに利用したところ、30もの新製品企画のアイデアの種が生まれました。また、当社はSDGsに力を入れています。各部門で「どのようにSDGsに貢献できるか」というテーマでGardeningを行ったところ、たくさんアイデアが出てきたので、それらをベースに具体的な活動を行っています。

製品の機能向上やビジネス戦略を立てる目的でも使っています。例えばERP事業部は「GRANDITの将来像」というテーマでERPGRANDIT」の方向性についてのアイデア出しを行いました。また、E-Commerce事業部は「SI Web Shoppingのロードマップ」というテーマで実装したい機能をみんなで挙げ、製品企画に反映しています。

営業部門なら「カスタマーサクセスの取り組み内容」「顧客満足度を高める」、管理部門なら「社内の合理化」「社員のスキルアップ」などでしょうか。とにかくテーマは自由です。

通常、テーマごとにガーデン設けるため、IDEA GARDENではガーデンを複数作成できるようになっています。同じテーマでGardeningを複数回、複数部門で行うことが重要です。毎回のアイデアがどんどん貯まり、これが会社の財産になるのです。

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②小グループに分ける

アイデア発想ツールを使うので、1人ずつ発想する方式でも十分です。しかし、3~4人くらいの小グループに分けた方が楽しく盛り上がってより効果が上がります。

③ヒントをもとに自由に発想

IDEA GARDENは単なるアイデア管理ツールではなく、ヒントをもとにインスピレーションを湧かすところから支援します。「Hints Method」は、6種類のヒントをテーマに当てはめて発想する手法で、当社が長年にわたって新製品を次々と生み出してきた源泉メソッドです。

どのような手法で、どのようにヒントを使うか簡単に説明しましょう。

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■ヒント1、2…「ビジネストレンド」と「技術トレンド」

新しいアイデアは、時流に沿ったものでないと花開きません。そこで「ビジネストレンド」と「技術トレンド」をヒントとして提示し、その中からテーマに合うものを当てはめて発想します。

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例えば、「ビジネストレンドに「デザイン思考」というものがあります。実はIDEA GARDENは、新製品の発想会でこの「デザイン思考」にヒントを得たものなのです。最初に浮かんだ「種」は、「社員全員のデザイン思考を醸し出す」というもので、そこから発展して現在の製品になっています。

また、「技術トレンド」に「トークンエコノミー」という代替通貨があります。例えばこれをERPと関連付けると、「子会社とのやり取りを代替通貨で済ませ、最後にお金で精算する」などのキテレツなアイデアが出るかもしれません。

■ヒント3…「5年後の〇〇」

「5年後の〇〇」は当社がよく使うアイデア発想法です。例えばERPの製品戦略がテーマの場合、ヒントにERPを当てはめ「5年後のERP」というテーマで発想すると、「伝票入力レス」「音声UI」「操作指導AI」「熟練者模倣」「セルフAPI」などたくさんの「種」が湧いてくる、という感じです。

■ヒント4…「嫌なこと、無駄なこと」

「嫌なこと、無駄なこと」はニーズから発想するヒントです。例えば「ゴミ捨て場のカラス」はネットを掛けても巧妙に生ごみを引きずり出してしまう本当に嫌な存在ですね。そこで考えたのが、「カラスを認識するAIで、近寄ったら目に空気銃を当てる装置を作る」というアイデア。当初は、全国のごみ捨て場を救える!と勢い付いたんですが、残念ながら「種」どまりでした。このヒントはそんな突拍子もないアイデアを生み出したりするのです。一方、「無駄なこと」の方は、特に業務改善系のアイデア出しをするときに威力を発揮します。

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■ヒント56…「あったらすごい」「やっつけたい巨人」

「あったらすごい」「やっつけたい巨人」は、どちらもデジタル破壊(Digital disruption)系のヒントです。「あったらすごい」は、制約や条件などを無視して「こんなのがあったらすごいぞ!」という発想のアプローチです。今までの延長ではなく飛躍したアイデアが飛び出してきます。

「やっつけたい巨人」は、自分たちのビジネス領域に君臨する企業を仮想敵とし、どうやったらひっくり返すことができるか考えるヒントです。例えばビジネス領域がERPだった場合、巨人の強みの真逆を考え、「モジュールを組み合わせるERP」「エコシステムERP」「完全クラウドERP」「セルフサービスERP」などの新しいイメージを発想するといった感じです。

■ヒントの追加

技術トレンドとビジネストレンドは賞味期間があるので、当社でタイムリーなネタを提供します。ただし、業界によってキャッチアップしたいトレンドが異なる場合もあるので、当社提供ヒントを非表示とすることもできます。例えば、車のエンジンをテーマに発想会を開くとしましょう。事前に自分たちでエンジンに関する技術トレンドをヒントとして追加登録しておくと、より効果的なアイデアが浮かんでくるのです。

■ヒント種類の追加/ヒントの登録

上記の6種類以外にもヒント種類を追加できます。例えば、製品ロードマップのアイデア発想を行うとしましょう。このテーマなら「やっつけたい巨人」の代わりに「競合の優れている点」というヒント種別の方がよさそうですね。その場合はGardeningのなかで、ヒントを登録するところから始めるような使い方になります。

④思いついたアイデアを種に登録

参加メンバーは、いろいろなヒントとテーマを関連させてアイデアの種を考えます。Garden Boardには、過去に登録された種やアイデアも一元管理されていますので、それを見て新しいインスピレーションが湧く場合もあります。

⑤よい種をアイデアに移す

各人が登録した種をグループで検討し、「これがいけそう!」と思われる種をアイデアに移します。通常、Gardeningで行う作業はここまでです。

⑥みんなでアイデアを育てる

Gardeningの主催者は、社内の人たちに「Gardeningで出されたアイデアに意見をお願いします」と伝えてください。みんなでアイデアを育てていきましょう。Garden Boardに共有されたアイデアは、誰でもコメントを付けたり、いいねを押したりできます。やってみると結構前向きのアドバイスが得られます。

⑦アイデアを企画にする

みんなの意見やコメント、指摘に打たれてたくましく育ったアイデアを企画にまとめます。IDEA GARDENは、種、アイデア、企画、応募というステータスごとに記載する項目が増えていく仕組みになっていて、どのような項目を記載するかは自由に決められます。また、ファイルも自由に添付することができます。

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