ECサイト制作のポイントとは?ECサイト構築のプロが解説

 2017.08.10  株式会社システムインテグレータ

「失敗は成功のもと」とはよく言いますが、初めから失敗しないに越したことはありません。

特に売上に直結するECサイトの構築は、企業経営の生命線といっても過言ではありません。そのため確実に成功することが求められるでしょう。

幸いにもEC市場は活況を極めており、1996年から1,100社の実績を有する弊社実績などから成功や失敗のポイントを学ぶことができます。

今回は失敗しないECサイト制作の流れと題して、ECサイト制作に失敗しないための数々のポイントを紹介します。

ECサイト構築・運用にかかる費用を整理

ECサイト制作に失敗する原因として「ECサイト構築にのみ焦点を当てた予算編成」があります。これは、ECサイト制作時に“構築”という初期コストにのみ着目してしまい、導入後の運用コストを考慮していないケースです。

ECサイトというものは導入だけでなく、運用にもコストがかかります。多様化、複雑化する顧客ニーズに対して、そして、変化の激しいWeb技術の世界において常に最新のアプローチを講じ続ける必要があります。

長期目線で考えれば、導入よりも運用の方がより多くのコストがかかることになるのです。従って企業は、運用まで考慮した予算編成や人材適用に取り組まなければなりません。

ここで、ECサイト構築と運用にかかる費用を整理してみましょう。

ECサイト構築の費用

  • Eコマースシステムパッケージ購入費
  • インフラ初期費用(オンプレミスの場合)
  • カスタマイズ費用
  • デザイン費用
  • ベンダーや導入パートナーによるサポート費
  • 構築、テスト、稼働までにかかる人件費

ECサイト運用の費用

  • 毎月のITリソース利用料(awsなどのIaaSなどを利用する場合)
  • Eコマースシステムパッケージ年間保守費
  • 定期的なメンテナンス費/システム改変費
  • 様々な管理業務にかかる人件費・外注費
  • 決済代行手数料
  • マーケティング活動費(広告などを含む)

 

ざっと挙げただけでも、ECサイト構築・運用にはこれだけのコストがかかります。

ここに挙げさせていただいた項目を見ただけでもECサイト運用費用の重要性がわかるかと思います。

実店舗を新たな立ち上げる際は、初期費用はもちろんのこと、店舗維持費用や人件費などを考慮して運用計画を立てます。ECサイトも一つの店舗です。実店舗のように、先の費用まで考慮した予算編成が重要となります。

失敗しないECサイト制作の流れ

ではECサイト構築・運用にかかる費用を整理したところで、具体的なECサイト制作の流れについて説明していきます。

1.基本となるビジネス設計

ECサイトは企業収益に直結する源です。EC専業の企業も増えていますし、実店舗を中心にビジネスを展開されている企業も伸びるECビジネスに資源配分を増やすという経営判断も増えてきています。

ECサイト構築パッケージ・サービス比較表

収益に直結する取り組みである以上、目標を設定して商品やサービスをどう販売するかの設計がなくてはなりません。従って最初のステップは基本のビジネス設計となります。

「誰に」「何を」「どのように」「どれくらい」販売するかというのが中心となりますが、可能な限り詳細に設計することをおすすめします。

「誰に」という部分に関しては「30代前半の男性」など漠然としていては、この競争社会で生き残れないかもしれません。顧客のニーズは、ここ数年で劇的に多様化しています。つまりこれまでの“マス・マーケティング”的な、大衆を相手にした販促活動では機能しなくなっています。

「30代前半で家庭を持ち、休日は家族と過ごすことを喜びとしている」など、より具体的なターゲット像を定めることで購入確率が高まるでしょう。

Amazonや楽天などのモールに出品するのではなく、自社のECサイトを構築するという選択をする意味について考え、商品ごとにターゲットを絞り込み、そこに向けてピンポイントなマーケティングを実践することが重要であり、そのための基本ビジネス設計は“可能な限り詳細に”が大切です。

2.ブランドコンセプトを明確にする

自社ECサイトとは単なる売り場ではなく、消費者と事業者をつなぐ重要なチャネルです。

単にECで商品を売るだけが目的で売り場としての機能だけを求めるのであれば、Amazonや楽天に出品するだけで十分です。多くの場合、自社ECサイトを構築するという選択の背景には、「自社の魅力を伝える」という目的があるはずです。

その場合、自社のブランド訴求し、自社のファンになってもらうことが自社ECサイトに求められる大きな役割となります。顧客を自社のファンになってもらうためには、自社ECサイトそのもののブランディングを考える必要があるということです。

基本ビジネス設計に沿って、ブランドコンセプトを明確にすることが重要です。

3.競合他社を参考にする

ブランドコンセプトが決定したら、それに近しいECサイトを参考にしてみます。

デザインはどのようなレイアウトで、対応している決済方法は何か、よく売れいてる商品など視点を変えて分析してみます。もちろん良いところは吸収して、悪いところはどのようにすればもっと良くなるのかを考えましょう。

その上で、自社ECサイトのイメージを膨らませていくのです。ECサイト構築パッケージ提供ベンダーに話を聞くのも一つの手です。なぜなら多くの実績から成功や失敗を日々目の当たりにしているからです。

ただし、競合他社のサイト分析はあくまで参考程度に留め、競合他社のECサイトを完全にコピーするのは決してやってはいけないことなのでご注意ください。

4.バックオフィス業務の整理

ECサイト運用には様々な業務が発生します。商品登録、商品仕入、在庫管理、受注処理、出荷対応、コンテンツ管理、広告管理、マーケティング立案・施策実行、顧客対応など実に様々な業務が発生します。

新たにECビジネスをスタートする場合は勿論、既存のECビジネスを拡大するために新たなECサイトにリニューアルする場合にも、収益を上げるために最適な運用になっているかなど業務を改めて整理することが重要です。

5.Eコマースサイト構築システム(パッケージ)の選定

Eコマースサイトをフルスクラッチで開発するという方法を除いては、パッケージ選定を行う必要があります。自社にとって最適なEコマースサイトを、適切に導入できるかどうかは、この選定にかかっています。

初めに大切なのは、自社のリソース状況を整理することです。技術者はいるか、新たなシステム運用に対応するほどのリソースはあるか、将来も安心して拡張を行えるかなどを整理して、ECサイト構築パッケージを選定します。

各製品の選定に入れば、予め定義した機能要件に従って選定を行います。また、コスト面での比較も行うでしょうが、大切なことは将来も見越したECサイト制作の目的を如何に達成できるかです。

表面上のコストばかりにとらわれて、目的にそぐわない製品を選んでしまわないように注意しましょう。

6.細かい運用計画を立てる

導入するEコマースシステムが選定できたら導入計画に加えて運用計画を立てます。この段階で運用計画を立てる理由は、導入する製品の機能などによって運用方式が変わるためです。

Eコマースシステム運用後、どういった体制で臨むか、運用方法、各業務のタスク分解や流れなど考えるべきことはたくさんあります。

できるだけ細かい運用計画を立てていきましょう。

7.導入後も細かいPDCAサイクルを回す

ここまで慎重にECサイトを構築したとしても、予期せぬトラブルが発生したり、予想通りの効果が得られないということは少なくありません。

ECサイト構築が完了、運用に移行してもマーケットの状況や自社サイトのアクセス状況を確認しながら細かいPDCAサイクルを回していきましょう。

導入後も継続した改善を加えていけば、ECサイトはブラッシュアップされていき、長期にわたって利益を生み出すECサイトを維持していくことができます。 [RELATED_POSTS]

まとめ

日本を含め世界では様々なECサイトが存在します。

しかし、そのほとんどが正しいECサイト制作の手順を踏んでいないと言われています。成功のポイントはインターネット上のものだからと軽視せず、実店舗を立ち上げるような気持ちで、ECサイト制作へ取り組むことです。

今後ECサイト制作を検討している、あるいはすでに制作したが失敗した、という企業は、ここで紹介したECサイト制作の流れをぜひ参考にしてください。

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