【2026年最新版】国産ERPパッケージ10選を比較!種類別に特徴・価格を解説

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 ERP情報発信者チーム

国産ERPパッケージとは、日本独自の商習慣や会計制度、たび重なる法改正に対応するよう設計された基幹業務システムです。海外製ERPと比べて日本語サポートが手厚く、業種特化の機能が充実している点から、国内の中堅・中小企業を中心に導入が広がっています。

一方で、国産ERPは製品ごとに対象企業規模・対応業務・提供形態(クラウド/オンプレミス)が大きく異なるため、「結局どれを選べばいいのか分からない」と悩む担当者は少なくありません。

そこで本記事では、GRANDIT・OBIC7・GLOVIA iZをはじめとする代表的な国産ERP10製品を、対象企業規模・価格帯・提供形態の3軸で比較。あわせて、最新の市場動向や失敗しない選び方のポイントまで整理します。

日本のERPパッケージ市場の現状と背景

2024年度の国内ERPパッケージライセンス市場は、前年比12.1%増の1,684億4,000万円に達しました(出典:株式会社矢野経済研究所「2025 ERP市場の実態と展望」)。2023年度(1,502億6,000万円/前年比10.5%増)に続き、2年連続で2桁成長を記録しています。

この成長の背景には、以下の要因があります。

  • 老朽化したレガシーシステムのリプレイス需要の拡大
  • 保守切れを迎えるシステム(SAP含む)からの更新・乗り換え案件の増加
  • 大手企業を中心とした、自社開発システムからパッケージへの切り替え

一方で、ERP市場をけん引してきた大手製品(SAP、OBIC、GLOVIAなど)は前年比で微減となったケースもあります。しかしSaaS型ERPの急成長が市場全体を押し上げた結果、ERP市場全体としてはプラス成長を維持する構図となっています(出典:株式会社システムインテグレータ「国産ERPパッケージ比較表 2026年版」)。

国内ERPパッケージ市場のライセンス売上高推移 単位:億円/エンドユーザ渡し価格ベース 出典:矢野経済研究所「2025 ERP市場の実態と展望」 0 600 1,200 1,800 2,400 1,200 1,240 1,360 1,503 1,684 1,882 2,060 2,240 2020 2021 2022 2023 2024 2025予 2026予 2027予 実績 予測(矢野経済研究所推計) CAGR 9.4%
図:国内ERPパッケージ市場は2027年に2,240億円まで拡大が見込まれる

2026年時点のERP市場トレンド

2025年のERP市場は1,881億9,000万円(前年比11.7%増)、2027年には2,240億円に達すると予測されています(出典:株式会社矢野経済研究所「2025 ERP市場の実態と展望」)。2020年からの年平均成長率(CAGR)は9.4%と、安定した成長軌道を描いています。

企業のIT投資の目的も変化しています。従来の「DX推進」という抽象的なテーマから、データドリブン経営や意思決定スピードの向上を見据えた経営基盤の整備へとシフトしており、ERPへの投資意欲は引き続き旺盛です。

SaaS型・コンポーザブルERPへのシフトが加速

ERP導入のアプローチも進化しています。ERP市場が成熟した現在、導入背景は「初めてのERP導入」から、既存ERPから新ERPへの移行(ERP to ERP)へと移りつつあります。そのため、過去のオンプレミス型やスクラッチ開発での反省から、「Fit to Standard」の考え方が重視されるようになっています。

一方で、標準機能だけですべての業務をカバーすることは必ずしも現実的ではありません。そこで注目されているのが、必要な機能を組み合わせて利用できるコンポーザブルERPです。APIやiPaaSで領域ごとに最適なSaaSを組み合わせることが容易になったことも、この需要拡大に寄与しています。

さらに、大企業やグループ企業では二層ERPの採用も広がっています。親会社ではカスタマイズ可能な大規模ERPを導入し、子会社や特定事業ではSaaS型ERPを採用することで、統合管理と現場の変化対応力を両立する運用モデルが採用されています。

主なSaaS型ERPの動向は以下のとおりです。

  • GRANDIT社は2021年よりSaaS型の「GRANDIT miraimil」を提供開始
  • オービックビジネスコンサルタント社は2022年に「奉行VERP クラウド」をリリース
  • テラスカイ社は2023年に「mitoco ERP」を提供開始。Salesforceプラットフォーム上で動作し、リリース以降順調にシェアを拡大
  • ビジネスエンジニアリング社は2024年にSaaS型の「mcframe X」をリリース
  • SCSK社は2024年にAIネイティブなERP「PROACTIVE」へリニューアル

国産ERPパッケージの市場シェア(2026年最新版)

すでに公開されている確定情報(2024年度)では、国産ERPパッケージ市場シェア(ライセンス売上高/エンドユーザ渡し価格ベース)はSAP 21.9%、OBIC7 20.0%、GLOVIA iZ等 6.0%、GRANDIT 5.8%と続き、上位4社で市場の過半数を占めています(出典:株式会社矢野経済研究所「2025 ERP市場の実態と展望」)。

企業規模別に見ると、選ばれるERPは大きく異なります。当社調査による企業規模別の上位製品は以下のとおりです。

企業規模 1位 2位 3位 4位 5位
年商1,000億円以上 OBIC7 Biz∫ mcframe HUE GRANDIT
年商500億円以上 OBIC7 GRANDIT Biz∫ mcframe GLOVIA iZ等
年商500億円未満 OBIC7 SMILE GLOVIA iZ等 GRANDIT EXPLANNER
年商100億円未満 SMILE GLOVIA iZ等 スーパーカクテル 奉行V ERP EXPLANNER

出典:株式会社システムインテグレータ「国産ERPパッケージ比較表 2026年版」、参考:株式会社矢野経済研究所「2025 ERP市場の実態と展望」

注目すべきは、オービックが年商1,000億円以上の大手企業層でもシェアを拡大している点と、中堅・中小企業市場ではSaaS型ERPであるmitoco ERPがリリース以降順調にシェアを伸ばしている点です。

【最新版】国産ERPパッケージ10製品の特徴と比較ポイント

現在、国内には数多くの国産ERPパッケージが存在しており、それぞれ異なる業種や企業規模に対応した特徴を持っています。

本章では、2026年版として代表的な国産ERPパッケージ10製品について、対象企業規模・対応モジュール・提供形態・価格帯・AI活用状況などの観点で比較・整理しています。価格についてはあくまでも参考値とし、最新の価格情報に関しては各ベンダーにお問い合わせください。

 なお、本記事で紹介する10製品に加え、海外製ERPを含む計12製品を独自調査でまとめた「国産ERPパッケージ比較表2026」も無料で公開しています。対応業務・AI活用・カスタマイズ性などを一覧で比較でき、記事と併せて読むことで自社に合う製品像がより具体的になります。ぜひ下記からダウンロードのうえ、選定にお役立てください。 

製品名 対象企業規模 提供形態 AI活用 カスタマイズ性 導入社数 価格目安
GRANDIT 年商100億円~ オンプレ/IaaS・PaaS 取組中 約1,500社 約650万円~
OBIC7 年商100億~500億円~ オンプレ/IaaS・PaaS 仕訳・需要予測に活用中 約2,800社 約500万円~
GLOVIA iZ 中堅~大企業 オンプレ/SaaS(一部) 取組中 約3,400社 約500万円~
PROACTIVE 中堅~大企業 クラウド/オンプレ AIダッシュボード搭載 約7,500社 月額30万円~
EXPLANNER/Ax 中堅~大企業(製造業中心) オンプレ/IaaS・PaaS 取組中 約7,800社 約500万円~
奉行VERP 年商10~100億円 オンプレ/クラウド AIエージェント(2026強化) 約34,000社 月額6万円~
SMILE V 中堅企業~ オンプレ/IaaS・PaaS 取組中 約6,200社 要問い合わせ
HUE 大企業(1,000名以上) SaaS HUE AI・Copilot連携 300社以上 数千万円~
mcframe 中堅~大手製造業 SaaS(X)/オンプレ(7) AIチャットボット 約1,100社 約3,000万円~
スーパーカクテル 年商数億~100億円 オンプレ/IaaS・PaaS 取組中 非公開 約300万円~

出典:株式会社システムインテグレータ「国産ERPパッケージ比較表 2026年版」

GRANDIT「コンポーザブルERP思想で進化する国産ERP」

GRANDITは、国内SIer11社によるコンソーシアム形式で開発された、日本独自の商習慣にフィットした国産ERPパッケージです。約1,500社の導入実績があり、年商100億円以上の中堅~大企業を中心に採用されています。

最新バージョン「GRANDIT V4」では「コンポーザブルERP」をコンセプトに掲げ、必要な機能を柔軟に組み合わせて利用できる設計へと進化しました。製造業・工事業・IT業などの業種特化に対応しているほか、プロジェクト管理機能やSaaS提供(miraimil)など、多様な導入・運用形態が選べます。ユーザー自身で画面・帳票を簡易作成できるGRANDIT専用ローコードツールも提供されています。

製品概要

  • 対象企業規模:年商100億円以上の中堅~大企業
  • 提供形態:オンプレミス/IaaS・PaaS/SaaS(miraimil)
  • 主なモジュール:会計、債権債務、販売、在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費、プロジェクト管理、工事管理 など
  • AI活用:現在実装に向けて取り組み中
  • カスタマイズ性:○(アドオン・カスタマイズ可、ローコードツール提供)
  • 導入社数:約1,500社
  • 価格帯:販売・会計ライセンス構成で約650万円~

GRANDIT製品ページ

OBIC7「直販一貫体制で安定運用を実現する国産ERP」

OBIC7は、株式会社オービックが自社開発・直接販売で提供する国産ERPパッケージです。コンサルティングから企画、設計、開発、稼働、導入後サポートまでをワンストップで提供する直販体制が最大の特長です。

会計機能をコアに豊富な機能群を有しており、法制度・法改正への対応や新機能の追加にも随時対応しています。年商1,000億円以上の大手企業層でもシェアを拡大しており、仕訳処理や需要予測などにAIを活用する取り組みも進んでいます。

製品概要

  • 対象企業規模:年商100億~500億円以上の中堅~大企業
  • 提供形態:オンプレミス/IaaS・PaaS
  • 主なモジュール:財務会計、人事・給与、就業、債権債務、固定資産、販売、購買、在庫、組立、生産管理 など
  • AI活用:仕訳処理や需要予測などに活用中
  • カスタマイズ性:△(原則ノンカスタマイズ前提。250以上の業種向け1,200種類超のソリューションで対応)
  • 導入社数:約2,800社
  • 価格帯:最小構成で約500万円~

OBIC7製品ページ

GLOVIA iZ「業種・業務に合わせて選べる柔軟な国産ERP」

GLOVIA iZは、富士通が提供する国産ERPパッケージで、約3,400社の導入実績を誇ります。大企業向け「GLOVIA SUMMIT」、中堅企業向け「GLOVIA iZ」、中小企業向け「GLOVIA きらら」と、企業規模に応じた製品ラインを用意しているのが最大の特長です。

導入方式は全業務一括導入とモジュール単位導入の2パターンから選択可能で、業界向けテンプレートも用意されています。一部業務領域ではSaaS提供も開始しています。

製品概要

  • 対象企業規模:中堅~大企業(業種・業務特性に応じて選択可)
  • 提供形態:オンプレミス/SaaS(一部業務領域で提供可)
  • 主なモジュール:会計、人事・給与、就業、販売、生産、経営管理、貿易
  • AI活用:現在実装に向けて取り組み中
  • カスタマイズ性:○(業界向けテンプレート、標準機能ベースでの導入も可能)
  • 導入社数:約3,400社
  • 価格帯:会計で約500万円~

GLOVIA iZ製品ページ

PROACTIVE「AIネイティブなクラウドERP」

PROACTIVE(旧ProActive C4)は、SCSK株式会社が提供する国産クラウドERPです。2024年11月に製造業向け「atWill」、建設業向け「PImacs」と統合し、AIを軸とした「デジタルオファリング型ERP」へとリニューアルしました。

GeminiやGoogle Cloudのデータプラットフォーム「Looker」を活用したAIダッシュボード機能を提供するなど、経営視点でのデータ活用を推進するERPとして位置づけられています。導入実績7,500社を背景に、ERPを基盤としたM&A・周辺領域まで一気通貫で提案可能です。

製品概要

  • 対象企業規模:中堅~大企業
  • 提供形態:クラウド(SaaS, IaaS)、オンプレミス
  • 主なモジュール:会計、人事・給与、販売・購買・在庫管理、生産管理 など
  • AI活用:AIダッシュボード機能搭載(Gemini/Looker活用)
  • カスタマイズ性:△(ローコード開発基盤「ATWILL Platform」で機能拡張が可能)
  • 導入社数:約7,500社
  • 価格帯:月額30万円~(サブスクリプション型)

PROACTIVE製品ページ

EXPLANNER/Ax「標準機能の完成度に強みを持つ国産ERP」

EXPLANNER/Axは、NECが提供する国産ERPパッケージで、EXPLANNERシリーズとしては累計約7,800社の導入実績があります。EXPLANNERシリーズで培ったノウハウを集約した最新製品で、完成度の高い標準機能に強みを持ちます。

業務要件に合わせた個別カスタマイズにも対応しており、同シリーズ製品(EXPLANNER/K=勤怠管理、EXPLANNER/J=生産、EXPLANNER/C=建設)との相互連携も可能です。システム連携サービス「EXPLANNER LINK」を通じた各種クラウドサービスとの連携にも対応しています。

製品概要

  • 対象企業規模:中堅~大企業(特に製造業・グループ企業向け)
  • 提供形態:オンプレミス/IaaS・PaaS
  • 主なモジュール:販売、債権・債務、貿易、財務会計、原価管理、生産管理
  • AI活用:現在実装に向けて取り組み中
  • カスタマイズ性:○(個別カスタマイズに強み)
  • 導入社数:約7,800社(シリーズ累計)
  • 価格帯:会計や人事システムで500万円~(内ライセンス価格50~300万円)

EXPLANNER製品ページ

奉行VERP「中堅・中小企業に圧倒的な導入実績を持つ国産ERP」

奉行VERPは、オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する国産ERPで、累計約34,000社の導入実績を誇ります。中堅・中小企業向けに設計されており、段階的な導入が可能です。

「奉行AIエージェント」の搭載も進んでおり、2026年度にはさらなる機能強化が予定されています。ノーコード・ローコードツールを提供しているメーカー8社と連携し、ツールを活用した機能拡張が可能な点も特長です。全国約600社・3,000事業所のパートナー体制を構築しています。

製品概要

  • 対象企業規模:年商10~100億円前後の中堅・中小企業
  • 提供形態:オンプレミス/クラウド(奉行VERPクラウド)
  • 主なモジュール:販売、調達・在庫、債権、債務、会計、資産管理、人事、給与、勤怠
  • AI活用:奉行AIエージェント搭載(2026年度に機能強化予定)
  • カスタマイズ性:△(ノーコード・ローコードツールとの連携で機能拡張)
  • 導入社数:約34,000社
  • 価格帯:クラウド版 月額約60,000円~(会計モジュール・10ユーザー)/オンプレ版 約140万円~

奉行ソリューションページ

SMILE V「DX統合パッケージとして進化する国産ERP」

SMILE Vは、株式会社OSKが提供する国産ERPで、基幹業務と情報系システムを一体化した「統合型DXパッケージ」として設計されています。販売管理・会計・人事給与に加え、ドキュメント管理やワークフロー、セールスマネジメント(SFA)機能も搭載しています。

同社が提供する統合型グループウェア「eValue V」を同一基盤で利用でき、親会社である大塚商会の全国規模の導入パートナー網を活かしたサポート体制が強みです。

製品概要

  • 対象企業規模:年商100億円以下の中小・中堅企業中心
  • 提供形態:オンプレミス/IaaS・PaaS
  • 主なモジュール:販売管理、会計、人事給与、購買、在庫、生産、CRM、ドキュメント管理、ワークフロー
  • AI活用:現在実装に向けて取り組み中
  • カスタマイズ性:○(カスタマイズ・アドオンに加え、独自開発ツール「QuickCreator」対応)
  • 導入社数:約6,200社
  • 価格帯:非公開(要問い合わせ)

SMILE V ソリューションページ

HUE「大企業の業務要件を標準機能に集約した国産ERP」

HUEは、ワークスアプリケーションズが開発した大企業向けの国産ERPパッケージです。前身の「COMPANY」の設計思想を継承し、約2,400社の大企業における業務要件を蓄積・反映することで、日本企業に適した「Fit to Japan Standard」を実現しています。

「HUE AI」により、業務効率化やデータ分析、自動化が可能で、Microsoft Copilotとの連携も開始しています。カスタマイズではなく、顧客要件を標準機能に取り込む方式を採用しているため、業種・業務特化のアドオンモジュールは用意されていませんが、周辺ソリューションとの連携基盤を備えています。

製品概要

  • 対象企業規模:大企業(従業員数1,000名以上など)
  • 提供形態:SaaS
  • 主なモジュール:販売、購買、原価、プロジェクト管理、財務会計、管理会計、資金管理、債権債務、経費精算、固定資産 など
  • AI活用:HUE AI搭載(業務効率化・データ分析・自動化)、Microsoft Copilot連携
  • カスタマイズ性:✕(標準機能に要件集約。連携基盤で周辺ソリューションと連携)
  • 導入社数:300社以上
  • 価格帯:数千万円~(要個別見積)

HUE製品ページ

mcframe「製造業の現場課題に特化した国産ERP」

mcframeは、ビジネスエンジニアリング株式会社が提供する、製造業向けに特化した国産ERPパッケージです。生産・在庫・原価などの業務に加え、品質管理やIoT連携、MES(製造実行システム)との統合といった、製造現場に密着した機能が充実しています。

2024年にはSaaS型の「mcframe X」をリリースし、生産管理領域においてカスタマイズ性とアップデート性を両立したクラウドERPの提供を開始しました。組立加工型からプロセス型、医薬品業界まで、幅広い製造業に対応可能です。

製品概要

  • 対象企業規模:中堅~大手の製造業(プロセス・組立問わず)
  • 提供形態:SaaS(mcframe X)/オンプレミス・IaaS・PaaS(mcframe 7)
  • 主なモジュール:生産管理、販売管理、購買管理、在庫管理、原価管理、品質管理、債権債務
  • AI活用:AIチャットボット機能搭載
  • カスタマイズ性:△(ローコードツールによる画面項目追加、帳票変更、テーブル定義・ビジネスロジック追加が可能)
  • 導入社数:約1,100社
  • 価格帯:最小構成で約3,000万円~

mcframe製品ページ

スーパーカクテル「食品・プロセス製造業に強みを持つ中小企業向けERP」

スーパーカクテルは、株式会社内田洋行が提供する、中堅・中小企業向けの国産ERPパッケージです。生産管理機能を中核に、原価管理・庫内物流まで幅広く対応しており、特に食品業界やプロセス型製造業での導入実績が豊富です。

最新バージョンでは需要予測機能を搭載。約130社のパートナーによる「IT導入支援コンソーシアム」を構築し、導入におけるベンダー体制を整備しています。

製品概要

  • 対象企業規模:年商数億円〜100億円未満の中堅・中小企業
  • 提供形態:オンプレミス/IaaS・PaaS
  • 主なモジュール:販売管理、会計、生産管理、原価管理、物流、在庫管理
  • AI活用:現在実装に向けて取り組み中
  • カスタマイズ性:○(パラメータ設定+プログラムカスタマイズ機能装備。業種・業務テンプレートも提供)
  • 導入社数:非公開
  • 価格帯:パッケージ価格 約300万円~(1サーバ10クライアント)

スーパーカクテルシリーズ製品ページ

国産ERPを選ぶときに重視すべきポイントは?

国産ERPパッケージの選定では、単なる機能比較だけでなく「長期的に使い続けられるか」という視点が重要です。以下の6つのチェックポイントを事前に整理しておくことで、選定後のミスマッチを防げます。

国産ERPを選ぶ 6つのチェックポイント 1 業種・業務にフィットするか 得意業種・対応モジュールは製品ごとに 異なる。適合度を最優先で確認する。 2 周辺システムと連携できるか SFA/CRM・EC・RPA等との連携前提。 API連携の有無・範囲を確認する。 3 追加開発は自社でできるか ノーコード/ローコード基盤があれば 改善スピードとコスト抑制を両立。 4 クラウド対応と拡張性 SaaSは常に最新版が使える一方、 カスタマイズ自由度の制約に注意。 5 トータルコストで比較する 初期費用だけでなく運用・保守・ バージョンアップまで含めて把握。 6 生成AIへの取り組み 業務データとAI活用データの整合性で 意思決定の高度化につなげられる。 出典:株式会社システムインテグレータ「国産ERPパッケージ比較表 2026年版」
  1. 自社の業種・業務範囲にフィットしているか
    — 製品ごとに得意な業種や対応モジュールは異なります。自社の業務プロセスとの適合度を最優先で確認しましょう。
  2. 周辺システムと容易に連携できるか
    — ERP単体で業務が完結するケースは少なく、SFA/CRM、EC、RPAなどとの連携を前提とした設計が求められます。API連携の有無や標準連携の範囲を確認してください。
  3. 導入後の追加開発は自社でできるか
    — 業務に合わせた入力画面や帳票の追加・変更は頻繁に発生します。ノーコード/ローコードの開発ツールを備えたERPであれば、改善スピードの向上とコスト抑制を両立できます。
  4. クラウド対応と将来的なスケーラビリティは十分か
    — SaaS型は常に最新バージョンを利用できるメリットがある一方、カスタマイズの自由度に制約がある場合もあります。自社のIT戦略と照らし合わせて判断してください。
  5. トータルコストで比較しているか
    — ERPは長期利用を前提とするため、初期費用だけでなく、運用・保守・バージョンアップまで含めた全体像を把握することが重要です。
  6. 生成AIへの取り組みはどうか
    — ERPが扱う業務データとAIが活用できるデータの整合性を確認することで、業務効率化だけでなく意思決定の高度化にもつなげられます。

出典:株式会社システムインテグレータ「国産ERPパッケージ比較表 2026年版」

よくある質問(FAQ)

Q1. 国産ERPと海外ERPの主な違いは何ですか?

国産ERPは、日本の会計基準・税制(消費税、インボイス制度、電子帳簿保存法など)や商習慣(締め処理、手形管理など)に標準対応している点が最大の違いです。日本語でのサポート体制も充実しており、導入後の問い合わせや法改正への対応もスムーズです。一方、海外ERPはグローバル展開やグループ全体最適に強みがあります。

Q2. 国産ERPパッケージの価格相場はいくらですか?

中小企業向けのSaaS型ERPであれば月額6万円程度から導入可能です。中堅企業向けのオンプレミス型では最小構成で300万~650万円程度、大企業向けの製造業特化型では3,000万円以上が目安となります。ただし、導入規模やカスタマイズの範囲によって大きく変動するため、必ず複数社から見積りを取ることをおすすめします。

Q3. 中小企業に向いている国産ERPはどれですか?

年商100億円未満の中小企業では、奉行VERP、SMILE V、スーパーカクテルなどが多く選ばれています。初期コストを抑えたい場合はSaaS型の奉行VERPクラウド(月額6万円~)やmitoco ERPが候補になります。

Q4. 製造業に強い国産ERPはどれですか?

製造業に特化した機能を持つ国産ERPとしては、mcframe(生産管理・原価管理に強み)、GRANDIT(工事業・プロジェクト管理にも対応)、EXPLANNER/Ax(個別カスタマイズに強み)が代表的です。組立加工型かプロセス型かによっても最適な製品は異なります。

Q5. 国産ERPの導入期間の目安はどのくらいですか?

SaaS型ERPであれば最短3~6か月程度、オンプレミス型のフルモジュール導入であれば1年~1年半が一般的な目安です。Fit to Standard型の導入であれば期間を短縮できる傾向にありますが、データ移行やユーザー教育の工数も考慮する必要があります。

まとめ|自社に最適な国産ERPを選ぶために

国産ERPパッケージは、日本の商習慣や法改正への対応力の高さから、多くの企業にとって安心できる選択肢です。近年はSaaS型・コンポーザブルERPへのシフトが進み、企業の成長ステージやIT戦略に応じた柔軟な導入がしやすくなっています。

製品選定では、目先の機能や価格だけで判断せず、「自社の業種・業務への適合性」「周辺システムとの連携」「追加開発のしやすさ」「トータルコスト」「生成AIへの取り組み」といった長期的な視点で比較することが重要です。本記事の比較表や選定ポイントを、自社にフィットするERPを見極める判断材料としてご活用ください。

また本記事でご紹介した10製品をはじめ、より詳細な比較情報をまとめたERP製品比較資料(13製品収録)も無料でご提供中です。

市場シェアやAI機能の有無、カスタマイズ性などを一覧で確認できますので、ERP導入を検討中の方はぜひご活用ください。

ERPのご検討やご導入なら株式会社システムインテグレータにおまかせください。
※記載された国産ERPパッケージ製品の情報は、当社調査に基づき2026年1月時点の内容を反映しています。


この記事の執筆・監修者
ERP情報発信者チーム
ERP情報発信者チーム
株式会社システムインテグレータのERP領域に関する知見をもとに、ERP導入や刷新のポイント、業務課題の整理、導入プロジェクトの進め方などをわかりやすく発信しています。ERPだけでなく、バックオフィス業務や業務改善、企業経営や事業運営に関する実務知識など、幅広いテーマをお届けします。

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