ティザー広告とは、宣伝したい商品やサービスのうち、故意にその全体像を見せるのではなく、謎の部分を残しておくことで、逆に消費者の興味を引きつけるような広告手法のことです。一部のみを見せられると、その全体を見たくなるという心理をついた手法で、映画の予告編などがその分かりやすい例といえます。ティザーは焦らすという英語から来ており、消費者を焦らすように情報を断片的に出していくことで、その期待感を煽ります。
ECサイトを運営する上でも、この手法は参考になります。例えば扱う商品について「話題のあの商品もセール対象品です」などの文言とともに、その商品のシルエット画像を載せるといった具合です。ただし、このような手法は多用しすぎると若干食傷気味になってしまいますし、また明らかにある特定の人気商品を想像させるような広告で、実は安価な類似品や模造品だったということになると逆効果となります。あくまでもティザー広告は価値のあるものに対して使用すべき手法となっています。